英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

第203回TOEICの感想

2015年09月13日 | TOEIC・英検など
自身52回目の受験となる第203回TOEICを受験してきました。受験された皆さん、お疲れ様でした。会場は松本医療福祉専門学校、フォームは4LIC27で久しぶりのマイナー(マークシートのA面が緑色)でした。以下、個人的な感想です。

【パート1】
今回も前回と同様、受動態の進行形と完了形の混同などの難しいものはなく、選択肢を一つずつふるいにかけていけば、100%解答できます。

【パート2】
Where や When などの疑問詞から始まる定番の問題の他、付加疑問文と否定疑問文も多く出題されました。女性の発音が特殊で聞きづらいと感じる受験生が多かったのではないでしょうか。

【パート3と4】
「設問の先読み」→「内容推測」→「聴きながら解答」→「解答指示アナウンスの時に次のセットの設問を先読み」のリズムを、20セット(60問)崩さずに続けられる速読力とスタミナが必要です。パート2で登場した聴き取りづらい発音の女性がこのパートでも再登場しましたが、イクフン本の通称“ボソ男”で鍛えていましたから、乗り切れました(笑)。

【パート5】
文法は大丈夫ですが、語彙問題で悩む問題がいつもより多かったように感じます。この類の問題は、最後はどれだけ多くの自然な英語に触れていたかで決まるようにも思います。

【パート6】
特に悩む問題はありませんでしたが、delayed clue を意識して慎重に解きました。

【パート7】
今回もパート5とパート6を合わせて約15分で解き終わり、14:00くらいにパート7に突入しました。今回はリーディングを14:45に解き終えるのを自己目標としていましたので、いいペースでした。しかし、シングルパッセージの二題目から新聞記事が登場し、三題目もかなりの長文。前半の設問数が少ない問題でもこれだけの量を読ませるので、気合いを入れ直して対峙しました。DPに突入したのが14:28で、いつものペースとなりましたが、14:50に全問を解き終わりました。

ツアーガイドのライセンス試験の問題で、設問文の英文構造が読み取れず、結局、最後までずっと悩みました。いまだに、あの設問文が問うていたことが分かりませんが、正解はしていると思います。ここ数年の傾向で、リーディングは解答の根拠をつかむのに細部までしっかりと読まなければならず、読めたとしても内容が把握しづらいものが多いです。TOEIC初心者では早々にあきらめてしまうレベルのように思いました。

毎回の感想で述べておりますが、時間内にパート7まで全問を解き終わるには、パート5の40問をいかに速く正確に解くかにかかっています。パート5を速く解けるということは、英文をかたまりでとらえ、瞬時に英文構造をとらえることができる証でもあります。英文を速く読めれば、自ずとパート6・7でも功を奏しますし、パート3・4での先読みにも生かされます。もし、リーディングで最後まで解き切れない方は、徹底的にパート5を鍛えることをお勧めします。


昨夜遅く仕事を終えて帰宅すると、リビングに長男からのメッセージがありました。たまのお休みにもTOEICを受けさせてくれる家族に感謝です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

離れて見る

2015年09月13日 | 心に響く英文
浪人生の指導教材として使っている『基礎英文問題精講』の一文。
Things should be seen from a distance - never close-up, but always from a distance.
(ものごとは少し離れたところから見るべきである。決して間近からではなく、つねに少し離れたところから。)
英語の勉強では確かに単語力も大事です。しかし、単語の意味だけつなげて分かった気になっていると、いつまでたっても英文は読めません。その本質が見えてきません。単語レベルの狭い知識ではなく、遠くから文章を見て大局的に英文構造をとらえることが大切です。

本日実施される第203回TOEICでも、多くの受験生がその英文量に圧倒されることでしょう。時間内に最後まで解ききれないのは、一文一文を英文構造を意識して読めていないからです。

当たり前のことですが、主語と動詞という英文構造を瞬時にとらえることが、英語を読み、書き、聴き、話す時に求められます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする