英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

2つのアルプスに抱かれて

2024年01月31日 | ランニング・筋トレ

赤石山脈(南アルプス)と木曽山脈(中央アルプス)という2つのアルプスに挟まれている信州伊那谷。

私の住む街は特に中アの麓にある感じなので、ここ数日のような快晴の日には、雄大な山脈と青空のコントラストを楽しみながら走れます。

昨日は風も強くなくて最高のコンディション。ただただずっと走り続けたい気分で、気づいたら14kmも走っていました。

2月は全国的に暖かい日が多いようです。万全の体調で京都マラソンを迎えたいと思います。

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文字通りの甘酸っぱい記憶

2024年01月30日 | 英語勉強法

先日の中3生の高校受験出願校の相談の際、お母様から、地元で最近話題の青果店さんの果物をいただきました。

皮ごと食べるキンカン、美味しいんですよね~。

ミカンやハッサクなどの柑橘類を見ると、自分の大学受験のスタート地点をいつも思い出します。

 

私は地元の進学校に入学したのは良かったものの、慢心してしまい、部活に夢中になって勉強をまったくやらず学年順位は下位で安定していました(笑)。英語に関しても「単語を覚えなきゃ」と教科書を開いては見るもののすぐに集中力が切れて飽きてしまい、向学心のかけらもありませんでした。

ところがある日、部活の遠征帰りの電車内で、参考書を開いて勉強をしている女子高生を見かけました。部活で疲れ果てて一日が終わってしまっている自分。「俺、このままではヤバいんじゃないか」と、危機感を覚えました。そしてその時、中学の時に得意だった英語をまず何とかしようと思い立ち、「日常生活の中で目に入ってくる英単語や外来語を覚えていけば効率がいいんじゃないか?」と思いつきました。ふと手に持っていた缶ジュースに目を向けると、“CITRUS”の文字がありました。帰宅してすぐに辞書で発音と意味を調べ「柑橘類」という単語を覚えたのが、私の大学受験、そしてその後も続く英語学習の始まりだったように思います。

幸いにも日本語は外来語が多く、そのカタカナを英語で表記するとどうなるかを調べることで英単語を覚えていき、それがきっかけとなって少しずつ英語の語彙力全体を増やしていきました。自分が基本と決めた単語帳『試験に出る英単語』の索引で調べて、載っているものにはマーカーを引いたり、載っていないものは中表紙や余白に書き込んでオリジナルの単語帳に仕上げていきました。

きっかけは何でもいいと思います。そこから可能性を見出すべく、少しずつ拡げていく。その繰り返しで、以前と違う自分がそこにいることに気づくはずです。高1・15歳の時のCITRUSが私を変えるきっかけ。文字通りの甘酸っぱい記憶ですが、あれから35年以上が経ち、英語指導を生業としているのですから、今は甘美な記憶とも言えるかも知れません。

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走らない日曜日

2024年01月29日 | ランニング・筋トレ

昨日は日曜でしたが体調が芳しくなかったので、思い切ってランオフにしました。

前日の土曜日はいつも通り10km走って、愛犬と一緒にストレッチにも時間をかけました(^^)

毎日つけているランニングダイアリーを振り返ってみると、日曜日に走らなかったのは昨年の大晦日以来ですが、その日は雨で、月間走行距離もすでに270kmを超えていたので納得してのランオフでした。それ以前で日曜日に走らなかったのは、2023年5月7日でした。その日も雨で69mmも降っていました。

何と、昨年の日曜日で走らなかったのはわずか2日だけという・・・。だからこそ、走らないと罪悪感にも似た感情を抱いてしまいます。これは「ランナーあるある」かも知れません。

来月には京都マラソンを控えていることもあり、今月は既に265kmを走っていました。このペースで練習を続けるといずれ大きなケガにつながることは過去の経験から分かっていますから、休むこともトレーニングと割り切ることも大切ですね。昨日は本当にいい休足となりました。

今朝のマジックアワーの南アルプス

今日は最高のお天気となりそうなので、二日ぶりのランを楽しめそうです。

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難し過ぎるテスト

2024年01月28日 | 指導現場にて

多くの中3生が受験する長野県立高校入試後期試験の出願が一ヶ月後に迫り、第一志望のボーダーライン上にいる中3生は出願校に悩む時期です。昨日もある中3生親子から出願校の相談があり、客観的データと20年の指導経験に基づいて、可能性のあるアドバイスをさせていただきました。

年6~7回行われる中3時のテスト結果や通知票の内申点をもとに検討するのですが、この数年、気づくことがあります。それは、中3時のテストの平均点が低いということ。換言すれば、テストが難し過ぎるように思われます。

中1~2年のテストは5教科合計の平均点が300点前後になり、当地区で言えば、400点を取っていれば伊那北高校、350点で伊那弥生ヶ丘高校というのが、一般的な目安です。中3時は1教科あたりの平均点が約10点下がり、5教科だと50点下がって250点前後が平均点となることが多く、伊那北は350点、伊那弥生ヶ丘は300点がボーダーと考えるのが一般的です。高校入試本番の平均点を見ても、過去5年は237点~303点の間に収まっているので、この考え方は妥当です。

しかし、中学によっては中3時のテストが難しくて、ある教科の平均点が30点台だったり、5教科合計平均点が210点台だったりして、生徒の学力を数字で客観的に見られない事象が起きています。平均点が30点台のテストは、テストとしての機能を果たしていないというのが、私の実感。難し過ぎるテストは、学力が相対的に高い生徒(A君)は点数が取れませんが、低い生徒(B君)は難しいテストでも、いつもとあまり変わらない点数を取ったりします。

 

A君 いつものテスト 90点 → 難テスト 65点

B君 いつものテスト 20点 → 難テスト 15点

 

これではテストの意味がないですね。やはり1教科50点前後、5教科250点前後にすべきでしょう。テストが難し過ぎることに気づかず、素点のイメージで出願校を決めてしまう受験生は少なくないはずです。難し過ぎるテストは、「テスト問題を作成した先生の自己満」と言われかねませんね。

難し過ぎるテストで思い出すのが、私が高2時の物理のテスト。当時は文系理系かかわらず、高2で物理と化学が必修。文系の学生はヒーヒー言いながらテストを受けていました。結果、両科目とも平均点が低く、ある時、物理の平均点が14点でした(もちろん100点満点中です)。文系の生徒は唯一の選択問題で4点を取るのが関の山で、その唯一の選択問題を外した生徒の多くが0点で、私もその一人でした(笑)が、偏差値は40以上でした。意味のないテストですね。

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満足感を崩す

2024年01月27日 | 指導現場にて

動名詞を教えた後、確認のため次の英文整序問題を出します。

 

あなたが試合に勝つチャンスがある。

(a chance / is / your / there / of)winning the game.

 

正解は・・・

 

There is a chance of your winning the game.

 

です。多くの生徒が正解するのですが、「この英文中の your の文法的な働きは?」と質問すると、ほぼすべての生徒が言葉に詰まってしまい、答えられません。

 

授業で習った

I'm sure that I will pass the exam. = I'm sure of passing the exam.

I'm sure that he will pass the exam. = I'm sure of his passing the exam.

の違いを理解し、人に説明できるくらいまで再現性を高めておけば、「your は、動名詞 winning の意味上の主語です」と瞬時に、かつ、簡潔に答えられるはずです。

 

しかし、これがなかなか出来ない。その時は理解したつもりでも、本質を忘れてしまい、「問題に正解すればOK」のレベルで満足してしまう。それでは、英作文や会話で自ら発信する英語力にはなりません。その満足感を崩し、正すことが、指導者に求められことでしょう。

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知る喜び

2024年01月26日 | 閑話

約52年近く日本人をやっていても、約40年も英語に関わっていても、日本語も英語もまだまだ知らないことばかりだと痛感させられます。

だからこそ、知らなかったことをメモって一つずつ調べ、小型ノートにまとめています(^^)

この数日間にメモったものを紹介すると・・・

・ディスペプシア dyspepsia「消化不良」= indigestion

・女衒(ぜげん) philandering / procurement

  Ozawa is said to have procured some women for Matsumoto.

・necrosis「壊死」

・necrotize ~「~を壊死させる」

 

「ディスペプシア」は今週初めの新聞に、日本人の新・国民病の一つとして紹介されていて、どんな英単語から来ているのか知りたくて調べました。

「女衒」は、ダウンタウン松本人志氏の文春報道でメディアを賑わせた日本語ですが、恥ずかしい話、この年まで知りませんでした。動詞 procure の第一義は「~を入手する」で、TOEICや英検でも頻出。obtain ~ や come by ~ への言い換えも覚えておきたい単語ですね。

necrosis は、人食いバクテリア・劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)が足を壊死させる危険性が高いとテレビで紹介されていて、「壊死」を英語で何と言うか気になって調べました。

こういうところから日本語も英語も語彙力を増やしていくしかありません。単語集や用語集で覚えるよりも、よほど効率的で実用的です。

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the bottom line

2024年01月25日 | 実用英語

先日のブログ記事で確定申告について書きましたが、個人事業主の場合は決算書をつけなければなりません。決算書の一つに損益計算書がありますが、その最下行(bottom line)に最終的な収益額が記されます。

 

そこから、The bottom line is that ~ . 「要するに~だ」というイディオムが存在します。

2015年の英検2級の語彙問題でも出題されています。

Jim, I know the computers are very old, but the ------- is that we just don't have the money.

1. bottom line

2. final stage

3. side effect

4. best way

(2015年度第2回英検2級より)

私がこの表現を知ったのは、留学時代のプレゼンの授業でした。他に記憶に残っているイディオムに in a nutshell「手短に言えば、要するに」があります。留学からもう20年以上が経ちますが、当時覚えた英語表現は一生モノで忘れません。そして、現在は留学を目指している人の背中を押してあげる仕事をしているわけですから、改めて、英語で紡がれた人生を送っていると感じます。

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英検準1級の優位性

2024年01月24日 | TOEIC・英検など

大学入学共通テストから十日が過ぎ、国公立大学二次試験の出願も始まりました。

毎年のことですが、生徒たちの結果から、実力が如実に点数に表れたというのが実感です。そういう意味では、出題形式に賛否両論ある兆通テストですが、やはり、よくできた試験と言えるかもしれません。概して言えることは、英語の得点率が全教科の得点率と比例する生徒が多く(=英語ができれば他教科もできる)、英検準1級に合格している生徒の英語と全教科の得点率は80%を超えました。

ところが、英検2級の生徒は英語の点数が8割を超えても全体で7割程度だったり、そもそも英語の得点率が5~6割の生徒もいたりと、学力に“ブレ”が見られたのも例年と同じです。ここからも、大学受験で英検準1級合格は a must と言えるでしょう。

2023年度生 準1級合格者 86.7点  2級合格者 67.0点

2022年度生 準1級合格者 81.0点  2級合格者 62.0点

2021年度生 準1級合格者 95.0点  2級合格者 67.8点

上の点数は、当塾生の英検合格級と共通テスト(英語)の点数の平均をまとめたものです。英検に合格していても共通テストを受けていなかったり、英検に合格する力があっても英検を受けていない生徒もいたりで各年度とも母集団は限られますが、それでも準1級と2級の差は明らかです。

準1級合格は、二次試験の出願・受験においても優位になります。ある生徒は前期で京都大学に出願しますが、後期では英検準1級に合格していると英語の得点を満点とみなしてくれる大学に出願します。他教科の得点から考えてもほぼ合格が確実ですので、安心して前期の大学受験に臨めるわけです。点数はもちろんのこと、精神的優位性は相当なアドバンテージとなります。

当ブログでも何回も述べてきたことですが、大学受験を控える高校生は遅くとも高3の6月の英検までに準1級に合格しておくべきです。10月の英検でも一般入試の出願には間に合いますが、推薦で使う場合は間に合いませんからね(^^)

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Aブロックスタートの京都マラソンへ

2024年01月23日 | ランニング・筋トレ

一昨日の日曜日は朝からずっと強い雨が降っていましたが、午後ようやく雨が上がったので、サブ100(1時間40分未満)ペースでハーフ(21.0975km)走を行いました。

京都マラソン2024まで一ヶ月を切っているので、日曜日はロング走を行い、特に二週間前には30km走を行う予定です。

そして昨日、京都マラソンのアスリートビブス引換証が届きました。スタートブロックが昨年のBからAへと“出世”しました(笑)。昨年はスタートの号砲からスタートラインを切るまで40秒かかり、スタート直後もランナーで渋滞して、最初の1kmがネットタイムで5分07秒もかかってしまいました。Aブロックになったことで、よりスムーズなレースの入りができそうです。自信を持って、でもいつも通り真摯に、京の街を駆け抜けます。

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「チョロチョロ作戦」が奏功

2024年01月22日 | トラスト英語学院

年が明けると、英語講師としては大学入学共通テストや英検が気になりますが、個人事業主としては確定申告が気になる頃です。昨年は塾舎を新築・移転したので、固定資産関係の申告が複雑極まりないだろうことはその時から分かっており、ずっと気にかけていました。税理士に頼めば楽なんだろうけど、そこに事業資金をかける余裕はないので、全て自分でやると決意しました。

何か面倒で複雑なことをやらなければならない時、私は先延ばし(procrastinate)にしてギリギリに取り掛かるのではなく、かなり前から毎日数十分でもいいから少しずつ進めていく作戦を採用します。これを「チョロチョロ作戦」と名付けています。

まずは1月末日が締め切りの償却資産申告が最初の山。先月末から毎日30分を目安に時間を確保して、市の税務課から送られてきた昨年までの申告内容のチェックと手引きを熟読し、関連書籍を読み漁りました。事業で使う事務所などの建物を新築した場合、請負契約書から「建物」「構築物」「建物付属設備」「工具・器具及び備品」に資産を分類し、耐用年数を調べる必要があることが分かり、エクセルで一覧表を作成。それらから「建物」を除いたものを増加資産、旧塾舎退去時に処分したものを減少資産として明細書に記入して市の税務課に提出しました。

これで一つの大きな山をクリアです(^^)v

次は確定申告のため会計ソフトと向き合いながら、固定資産登録と仕訳の確認です。こちらは遅くとも3月15日まででいいわけですが、面倒で複雑な税務もひとたび手をつけると、今度は面白くなってくるから不思議です。自分の中で「一気に進めてしまおう」という気概を持てるまでになりました。最も複雑な、塾舎新築資金のつなぎ融資と最終資金融資の仕訳については、税務関連書籍やサイトにも具体的には書かれていなかったので、税理士ドットコム みんなの税務相談でアドバイスをお願いしたところ、ものの数時間もしないうちに京都の税理士さんが丁寧に教えて下さり、綺麗に気持ち良く仕訳ができました。

そして先週末、複雑極まりなかった塾舎新築移転時の仕訳と固定資産登録・除却が、完了しました!あとは社会保険料や生命保険などの控除額など毎年やっていることを残すのみ。確定申告受付初日である2月16日には提出できそうです。マイナカードも入手したので、今年から e-Tax で申告しようと思います。

複雑でずっと気になっていた今年の確定申告ですが、気づけば例年よりスムーズにできた気がします。気になっていることがあれば、まずは少しでいいから取り掛かってみる。そして、一日ちょっとでいいから継続してみる。この「チョロチョロ作戦」って、結果を求められる受験勉強やランニング・筋トレなどにも通用する黄金律ですね。

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