英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

やはり最後はvocabulary

2006年01月30日 | 英語勉強法
昨日行われた英検の解答速報が出たので、早速答え合わせをしてみました。準2級は筆記・リスニングとも満点で75/75、2級は筆記が満点でリスニングは2問落として73/75でした(不覚)。敢えて言い訳をさせてもらうと、2級の筆記を解き終わったあと、リスニングに取り掛かるまでに間を置きすぎてしまい、集中力が切れてしまいました。それにしても1級合格者が2級ごときで間違っているようじゃ~いけません。反省して英語道に精進します。

さて、昨日の夕方は、久しぶりに妻と二人で本屋に行き、雑誌などを立ち読み。そこで『AERA English 3月号』の“英語は単語力だ”の特集に惹かれて購入。改めて、英語は単語力が大事だということを痛感させられました。

しかし、単語力だけが全てではありません。揺ぎ無い文法力と英文構造把握力があってこそ、単語力をつける意味があるのです。単語を覚えただけでは、実際の会話においては単語だけの羅列になり、大人が話す英語としてはいただけません。見識ある一大人としては、やはり内容のあるきちんとした英文で発話したいものです。

バランスよく偏らない英語学習を心掛けましょう。

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妻の再挑戦

2006年01月29日 | TOEIC・英検など
今日は英検。勤務先も準会場になっているので、試験監督のため出勤しました。試験終了後、2級の問題を解いてみました。

筆記75分のところ30分で解き終わり、1級に合格していて英語を仕事にしている私から見れば「簡単」というのが率直な感想でした(「当たり前だろ~」というお叱りの声が聞こえてきそうですが・・・)。しかし、私が2級に合格した14年前と比べると、若干難易度が上がった印象を受けました。合格するには文法はもちろんですが、とにかく語彙力をつけるしかありません。

妻は英検2級合格を目指しています。今回は受験しませんでしたが、次回の6月の英検は受験予定です。御多分に洩れず、妻の弱点は語彙力。衰えていく脳味噌に刺激を与えながら、どんどんと単語を覚えるしかありません。

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Acorns grow up to be ・・・

2006年01月25日 | 子育て
昨日の午前中は、ポカポカ陽気で、仕事も午後からだったので、愛息・妻とともに久しぶりに散歩に出かけました。我が家は散歩途中でも、英語は欠かせません。

いつもの散歩道にある鶏小屋の前を通るときは、"How do roosters say?" と必ず息子に尋ねることにしています。すると彼は、"Cock-a-doodle-doo!" と元気よく答えます。路傍にドングリが落ちていたので、"What's this?" と聞くと、"Acorn." と答えます。歩道の縁石を歩こうとするので、"This is a curb." と教えると、すぐに"Curb." と発音し、自分の単語にしてしまいます。

些細なことですが、この積み重ねが大切だと思っています。千里の道も一歩から・・・英語で言うと Big oaks from little acorns grow.(樫の大樹も小さなドングリより育つ) です。まさに、acorn から始まるのです。


a pinecone and acorns Eigo picked on his way

因みに、松ぼっくりは pinecone と言います。cone は「円錐」の意味で、traffic cone と言えば、道路工事のときに置かれる円錐柱のことです。角錐は pyramid です。

息子は、このような単語を実践の場で学ぶだけでなく、家の中でも自分で勝手に本を見ながら勉強しています。彼のお気に入りの英語の絵本は『0さい~4さい こどもずかん 英語つき』(学研)シリーズです。
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センター試験から一夜明けて

2006年01月24日 | 指導現場にて
昨日から、塾生たちのセンター試験自己採点結果の集計を始めた。普段の地道な学習が実を結び花咲いたもの、実力通りの高い( or 低い)点数を取れたもの、極度の緊張から実力を発揮できなかったもの・・・など、皆悲喜こもごも。

大切なのは、全ての結果を真摯に受けとめ、善後策を講じることです。2次試験で逆転が不可能であれば、私立大受験の科目に特化した勉強に切り替える。2次・私立ともに不可能であれば、来年へ向けて新たなスタートを切る。全ては自分の責任で行い、その結果は正直な形で戻ってくる。これが大学受験です。今回のセンター試験でその厳しさを垣間見た受験生も多いと思います。

しかし、その厳しさから逃げ出さず、むしろ自らすすんで受け止める勇気をもってもらいたい。それが、目標に邁進していくエネルギーに変わっていくのです。

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an old friend

2006年01月22日 | 閑話
I enjoyed talking with an old friend of mine, Mr. Yukitsugu Tabata, who is now an lecturer at Sophia junior college. We have known each other since childhood.

His major is archaeology. He recently has published a book called 『アンコール・ワットを読む』 as a joint work.
We talked about a lot of things over beer.

Mr. Tabata, Mr. Takayama, who is president of Ocean Bridge I have mentioned a couple of times in this blog, and I used to be called "the trio of fool" by our family when we were in high school. However, Takayama and I entered Waseda University and Tabata entered ICU. Since then we have been active in our own fields. I'm very proud of having such talented friends.

with Mr. Tabata(right)

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平成18年大学入試センター試験「英語」

2006年01月22日 | 指導現場にて
先程、朝刊に掲載された今年の大学入試センター試験の英語を解きおわりました。文法・長文のレベルとも昨年並ですが、総語数が減少したため“やや易化”したとみます。しかし、今年の高校3年生は、ゆとり教育1年目にあたるため、現役生全体のレベルから判断して、平均点は昨年並み(116.18点)の118点前後になるのではないでしょうか。

英語が始まった午後3:35。私はいつも通り指導をしていましたが、やはり受験している塾生のことが気になり、多少感情的になりました。「普段どおりの実力を出せればいいが」「あいつはプレッシャーに弱いから大丈夫かな」「おっちょこちょいだからマークミスしなければいいが」などと、この日の為に頑張ってきた一人一人を思い出しながら、気を揉んでいました。

塾生諸君、センター試験は、大学受験の一部に過ぎません。2次試験・私立大一般入試とこれからが本番。体調を崩さずに受験シーズンを乗り切ろう!

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いよいよセンター試験

2006年01月21日 | 指導現場にて
今日と明日、平成18年大学入試センター試験が行われます。いよいよ受験シーズンの幕開けです。普段おちゃらけを言う男子生徒も「こんな気持ちになったのは人生で初めてだ」と緊張の色を隠せない様子。塾生の健闘を祈るばかりです。

英語は本日の最終時限に行われます。翌日(日曜日)の朝刊には問題が掲載されますので、自分自身で解答し、問題分析と平均点予想、そして冬期講習以後に使用した自作テキストで的中問題があるかを確認した後、本ブログにコメントを掲載します。生徒はドキドキ、私はワクワク。

ワクワクといえば、昨日アマゾンに注文していた洋書『THE JOY OF VOCABULARY』が届きました。数ページ読みましたが、ネイティブ向けの語彙増強本で、知的好奇心をくすぐられます。英語マニアには堪らない一冊。英語道追求の一助になってくれそうです。

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難問ではないけれど・・・

2006年01月19日 | 指導現場にて
前回の投稿記事で紹介した問題は、難問でした。今回は、基本的な問題であるにも拘らず正答率が0%に近い問題です。チャレンジしてみてください。

2003年杏林大学外国語学部の文法問題。
The problem was        we should buy the camping equipment.
① what ② which ③ where ④ from

関係詞についての基本的知識を問うものです。英語指導の現場で関係詞関連の問題を生徒に解かせると、関係詞の基本的な考え方そのものを理解しておらず、感覚で選択肢を選ぶ生徒が多いことに驚かされます。①か②を選ばれた方が殆どではないでしょうか?正解は③で、「問題は我々がどこでそのキャンプ用品を購入すべきかであった」が文意になります。

① what と ② which は、関係代名詞になります。関係代名詞の後ろには、不完全な文章、つまり、主語か目的語が欠けた不完全な文章が続きます。その欠けた単語が先行詞と共通になるわけですから、当然のことですが・・・。しかも、whatの場合にはそれ自身に先行詞the thing(s) が含まれるので、先行詞は必要なくなります。よって、
The problem was what we should buy.
(問題は我々が何を買うべきかであった/問題は我々が買うべきものであった)
となれば、正解になります。

本問では、空欄の後ろの文を見ると、主語(we)も目的語(the camping equipment)もある完全な第3文型の文章が続いています。ということは、関係代名詞では駄目。関係副詞を疑い、where を正解に選びます。しかし、もっと単純に考えれば、where を疑問詞とみなし、
Where should we buy the camping equipment? という文章が、The problem was … で始まる文章の補語として用いられて、間接疑問文になっているとも考えることも可能です。

今回、この過去問を生徒に解かせて、正解率の低さに唖然としました。授業中にきちんと解説したので、本番で間違わないことを祈るばかりです。

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難問

2006年01月15日 | 指導現場にて
英語の偏差値60以上の塾生ですら誰一人として解けない難問を紹介します。チャレンジしてみてください。

2005年学習院大学文学部の文法問題。
Our boss is        to get along with.
(イ) ability
(ロ) impossible
(ハ) incapable
(ニ) unable

いかがですか?殆どの方が(ニ)を選ばれたと思いますが、正解は(ロ)です。

どの参考書や問題集にも、「 impossible は“人”を主語にとらない」と書かれているため、多くの受験生が真っ先に(ロ)を消去するでしょう。そして、be unable to ~ を思い出し、(ニ)を選択するパターンが多いと思われます。しかし、impossible などの難易や快不快を表す形容詞は、文の主語として人間でも物でもとることが可能です。

本問題正解文
Our boss is impossible to get along with.
(我々の上司は、折り合っていき難い。)
は見慣れないためしっくりこないかもしれませんが、実は次の英文と構文的に同一です。

This book is easy to read.
(この本は読みやすい。)

これらの構文の特色は、文頭の主語(This book)が意味上は不定詞(to read)の目的語になる点にあります。つまり、

It is impossible to get along with our boss.
It is easy to read this book.

と言い換えが出来るのです。

本問で(ニ) unable を空欄に入れるとすれば
Our boss is unable to get along with us.
というように、to 不定詞以下に目的語が欠けていない句をもってくる必要があります。

大学入試では、このように誰も解けない難問を正解する必要は全くありません。その他の基本的な問題で確実に得点できれば合格できます。

しかし、英語を教える側にとっては的を射た解説が出来なければなりません。日々受験問題と向かいあっていて難問に出合うと、長年追い求めた理想の女性に出会えたような気分になり、「どのように口説こうか(=どのように解説しようか)」と好奇心を掻きたてられるので、幸せを感じてしまいます(笑)。

一日の仕事を終え、妻と子供が寝静まった後で、布団に潜りこんで1本88円の缶チューハイを飲みながら難問に出合うために大学入試問題を解く。私にとっては、もっともリラックスできる時間です。


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試験にでる英単語

2006年01月14日 | 英語勉強法
昨日(13日)の「とくダネ!」で、現代大学受験事情の特集が組まれていたが、その冒頭で『試験にでる英単語』(青春出版社)が紹介された。

現役受験生の中でこの単語集を使っている人は少数派だが、私が受験生の頃は押しも押されぬバイブルであった。

関東近辺では“でる単”、関西周辺では“シケ単”の愛称で親しまれたこの単語集は、当時としては画期的な、“でる順”で記載されており、アルファベット順の構成ではないのが特徴。

現役・浪人時代を通じて繰り返し取り組み、ボロボロになったこの単語集は、私にとっては家宝級の代物。今でも私の本棚の主人公です。


表紙に書かれている単語は、載っていない単語で過去問に出てきた単語

intellct(知性)から始まりwarrant(保証する)で終わる全1279英単語は、15年経った今でも完璧に諳んじることが出来ます。



しかし、時代は移り行くもの。私が浪人した年あたりから、『英単語ターゲット1900』(旺文社)が主流となり、その後『DUO』(アイシーピー)→『速読速聴・英単語』(ビーエスエス)→『単語王2202』(オー・メソッド出版)と主役の座が移っています。

私の22年に及ぶ英語学習経験論からいうと、基本となる単語集はどれでもよいと考えます。自分がこれと決めたものを繰り返しやり、あとは過去問や模試など実際の長文の中で出合った未知のものを、英文音読を繰り返しやることで憶えれば、実際に使える単語力を備えることが出来ます。
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