長男(7歳11ヶ月)のピアノを弾く姿を見続けてきた次男(1歳7ヶ月)が、初めて椅子に座ってピアノを弾く真似をしたがりました。
このアップライトは私が幼少時から弾いていたピアノです
これをきっかけに次男もピアノに興味を持ち、趣味になるくらいまでになってくれたら、親としてはこの上ない喜びです。
私自身もピアノを弾きますが、ピアノを習い始めたきっかけは何だったのかと改めて考えました。記憶にある限り、2つ年上の姉が習っていて、その姿に憧れて習い始めたと思います。幼稚園の年中の時です。
当時は、男の子がピアノをやるのは珍しい時代で、小学校ではクラスの友達に「女の子みたい」とからかわれたのを覚えています。そのため中学生になったら辞めようと思い、敢えて指を酷使するバレー部に入りましたが、ズルズルとピアノ教室には通い続けていました。結局、小学6年生から高校2年生までの6年間、校内合唱コンクールでは伴奏をやったのですから、それだけピアノが好きになっていたのかも知れません。
大学1年の時にはバイト代を貯めて電子ピアノを購入し、東京のアパートでヘッドホンをしながら4年間、ピアノを弾き続けました。社会人になっても、幼少の頃から通っていたピアノ教室の発表会に出させていただき、自分の結婚式では、妻のお色直しの入場時に「Close to You」を弾き、妻と「My Way」を連弾しました。それほどまでに、ピアノは私にとって大切な財産となりました。
音楽にあまり興味を示さない私の両親が、なぜピアノを購入し、姉や私に興味を持たせようとしたのかは分かりません。でも、ピアノがあることで私の人生は、そうでない人生よりも充実しているということは間違いありません。
絶対にピアノ!とは限定しません。自分の子供たちにも、何かしらの楽器を操れて、趣味の一つにしてもらえれば、嬉しいです。