英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

悩みと不安は思い出になる

2017年09月30日 | 指導現場にて
Time after time we learn that that which we fear most in life never happens, or never happens exactly as we had dreaded.
(自分が世の中で最も恐れていることは決して起こらないし、起こっても自分が恐れていたほどには決して起こらないということを、われわれは何度となく経験する)

これは『基礎英文標準問題精講』に乗っている英文です。


何事も時間が経ってから振り返ると、悩んでいたこと・気にかけていたことがそんなにたいしたことでないと分かります。

これから本格的な受験シーズンを迎え、受験生たちは不安に駆られることも多くなるでしょう。でも、1年後に振り返れば、「なぜあんなに悩んでいたのだろう」となるはずです。それが成長であり、人生です。特に、結果を残すと、それまでは夢でしかなかったことが現実的なものとなり、あたかも、人生が最初からそうなることであったかのようにさえ感じます。
金木犀が香る9月最終日。受験生諸君、結果を残すために残りの半年間を、思いっきり悩もう。不安を取り除くために死に物狂いで勉強をしよう。全力で走り抜けよう。その悩みと不安を、良い思い出とするために。


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一年前のきっかけ

2017年09月29日 | 趣味
秋深まる信州伊那谷です。昨日の雨で、一気に季節が進んだ感じがします。

さて、今日は母校・伊那北高校の強歩大会が行われます。私の時代は確か、男子36km・女子32kmでしたが、現在は男女共通で24kmだそうです。これも時代の流れですね~。ちなみに、私は高3の時、全校1,200名中49位というアスリートぶりを発揮してしまいました(^^)v

昨年の強歩大会で高校生達が秋晴れの下、走っているのを車からたまたま見かけて「若いっていいな」と羨ましく感じたのを思い出します。そして、その週末に一念発起し、ランニングを始めました。最初のうちは2km走るのが精一杯で、それだけで息を上げていましたが、出来るだけ毎日走ることを心がけ、少しずつ距離を伸ばし、筋トレも同時進行で行った結果、3ヶ月後には10km走っても疲れなくなり、4ヶ月後には諏訪湖一周(16km)も走り切れるようになりました。

普段は高校生達に英語指導を通してやる気と勇気を与えていますが、ランニングに関しては彼らにやる気と勇気をもらい、ランニングは見事に私の趣味の一つになりました。

今日も昨年と同じような快晴です。これから彼らと共に走ってきます。


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知識・やる気・勇気

2017年09月28日 | 指導現場にて
9月第1週、高3生たちに「基本イディオム・語彙100問テスト」を行いました。翌週に再テストを行い、全員が完璧に覚えました。そして、その後、全国模試や英検2級過去問に挑んだ生徒たちから「あの100問テストから出まくっています。先生、もしかして、そういう問題を見てあの100問テストを作ったんですか?」と言われます(笑)。

もちろん、そんなことはありません。私が作成した「基本イディオム・語彙100問テスト」は、私自身の大学受験経験と、大学受験指導に携わってきた経験から作成したものですので、、「大学受験するなら知っていて当然でしょう。こんなのも知らないのに大学受験をしようとしているの?」というものばかりなのです。大学受験はもちろんのこと、高校卒業レベルである英検2級で求められる語彙ともピッタリと重なるのです。

生徒たちは、この100問テストを通じて、知識だけではなく大学受験へ立ち向かうやる気と勇気を手に入れました。今後の彼らの飛躍が楽しみです。まずは、来月の英検ですね(^^)v


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特別を普通にする

2017年09月27日 | 英語勉強法
第一志望の大学合格が現実味を帯びておらず、夢として遥か遠くに感じていた頃。英語習得のために音読は絶対必要だと理解していてもなかなか行動に移せていなかったあの時、一念発起して早稲田大学の赤本の長文を音読し始めた。

ただ単語を追いかけていただけだったのが、英文構造を意識するようになり、英語を理解するには主語と動詞がつかめればいいという単純なことに気づいた。そのために文法があり、構文知識があり、語彙力が必要なのだと・・・。

以降、英文を追いかけ回していた自分がいなくなり、英文の方から自分に近づいてきてくれるようになった。

難関大学の英語は難しいとよく言われる。確かに、使用語彙レベルが高かったり背景知識が必要とされる時はあるかも知れない。しかし、どんな英文でも英語は英語に変わりない。変な潜在意識を抱かせているのは、確固たる基礎力がない証拠であり、主語と動詞を見極めていくという基本スタイルを音読で培った時から、英語は自分を成長させてくれる味方となるはずです。

今までは特別に感じていたことを、普通の当たり前のことへと転化させるには、求めるレベルに自分をどっぷり浸けさせてみることです。第一志望の大学の英語長文をとことん音読してみよう。一つの英文を30回以上読み込んだ時、新たに見えてきたことに、大きな驚きと自信を感じることができるのです。


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生きた表現

2017年09月26日 | 実用英語
一昨年、13年ぶりにシアトルを訪れた際に宿泊した The Paramount Hotel


フェイスブックでもフォローしているのですが、そこで記される英文がとても勉強になります。例えば、先日の投稿では、次のような英文が書かれていました。

I'll be curled up enjoying the view and a goodbook on this perfect Saturday afternoon.


curl up という表現は、受験英語や一般的な英語の参考書類には出ていない表現です。ネイティブが使うこのような生きた表現こそ実用的であり、英検1級のイディオム問題でも出されそうです。


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季節は中秋へ

2017年09月25日 | 閑話
連休中は信州の秋を満喫しました。

ぶどう狩りに行ったり、

土田園(塩尻市)

公園に行ったり。

鳩吹公園(伊那市)

季節を楽しむことは心身にとって大事で、気持ちがリフレッシュするだけでなく、旬のものをいただくと体に力がみなぎる感じがしますね。

秋分の日を過ぎて、冬至(12月22日)までは日が短くなる一方です。来月は秋の英検があり、受験シーズンも佳境に入ります。生徒たちの人生ドラマが始まります。


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無駄と根気

2017年09月24日 | 指導現場にて
「無駄と根気が人を育てる」

先日、再放送されていたNHK「サラメシ」で、足袋裁縫工場の職人の女性が新人の女性に技術を伝えている時に話していた言葉です。技術習得のために新人の女性が縫った足袋はすべて廃棄してしまうそうです。この無駄と根気が人の成長につながっていきます。

教育現場にいると、この言葉の意味が本当に良く理解できます。
季節は実りの秋。無駄を出しながらも根気強く、成長を感じ取れる秋にしたいですね。


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人生をリスタートした日

2017年09月23日 | 閑話
2001年9月23日、ワシントン大学留学のため、シアトルへ向けて日本を発ちました。16年前の今日は、夕方まで妻と一緒に成田空港で時間をつぶし、雲一つない快晴の空の下、アメリカン航空のフライトで日本を離れました。

そして、シアトル到着直後、真っ先に訪れた Alki Beach も最高の天気でした。

Alki Beach 2001年9月23日(現地時間)撮影

29歳だったあの日。留学を決断するまでの葛藤、人生に対する希望と不安、否応なしに襲ってくる焦燥感・・・。様々な思いが錯綜していました。

今となればあっという間の十六年間。途中では遠回りに思えたことも、実は、今の自分になるために通らなければならない必然的な道だったと断言できます。
「遥か理想の道に近道はない。自分の理想に近づく一番の方法は遠回りすること。遠回りと思っていたことが実は一番近い」

「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」
これらの言葉は、2001年という同じ年に同じシアトルに渡った、人生の師として仰ぐイチローの言葉です。

夢を実現するには、その想いを日々の行動につなげて小さな努力を積み上げていけばいい、不安や焦燥を打ち消すにも行動するしかありません。

人生のリスタートとなった16年前の今日の気持ちを思い出し、これからもまた小さな努力を毎日積み上げる道を歩んでいきます。その道の先に大きな果実があるのです。


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深まる秋と継続の意義

2017年09月22日 | 趣味
明日は秋分の日。日中も涼しくなり、走りやすくなってきました。今月のランニング総距離は昨日までで50kmを超え、4月に股関節を痛める前の状態に戻ってきました。一気に負荷をかけずに、少しずつの継続を意識していきます。

ランニング中に撮った写真です。

黄金色の稲穂と中央アルプス


自宅庭のヒガンバナ

久しぶりに本ブログ「英語道」のアクセス解析をしました。人気ブログの指標の一つである「月間1万PV」を、昨年9月以降、毎月達成するようになり、今月は2万PVに迫る勢いです。
PV(ページビュー)・・・「Page View」の略。ブログのページが開かれるごとにカウントされる。例えば、1人の訪問者があり、その訪問者が10ページを閲覧すれば、10PVとなる。
ここ4年8ヶ月は毎日更新し、昨年10月のSNS活用セミナーで学んだことを生かして軌道に乗りました。

ブログを始めて12年。ようやくここまで到達したという感じです。皆さんに毎日お読みいただくことに感謝申し上げるとともに、それを励みに、これからも書き続けていきます。

ランニング、ブログ、英語学習。どれも単調な繰り返しの中に意義を感じられることが、成長の証です。


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英語学習者の「甘えの構造」

2017年09月21日 | 英語勉強法
次男(小2)に本格的に英文法を教えていますが、これまでは耳から学ぶだけだったので、感覚的にわかってはいるけれども、本質は分かっていないようです。特にすべての英語の初学者が引っかかるbe動詞と一般動詞の区別は、何回やってもその時は理解できても、数日経つとやはり忘れてしまっています。

だからこそ何度もしつこく繰り返します。疑問文と否定文を何回も言わせ、時には厳しい言葉と共に指導します。次男もくらいついてきて、汗をかきながら英語をモノにしようとしています。

こういう一生懸命さや辛さが伴わずして英語が習得できるとは思いません。9月15日付け日本経済新聞の『私見卓見』で、NHKラジオ「実践ビジネス英語」講師の杉田敏先生が正論を述べられていましたので、以下に引用します。
『英語習得を阻害している「神話」』

日本の語学ビジネスの市場規模は約8700億円と推定されている(矢野経済研究所調べ)。語学学校や学習材料、語学周辺ビジネスなどを含めて日本人が語学学習に投資する年間の総額で、大部分は英語ビジネスと考えられる。

ところが、英語を母語としない人たちを対象とする英語能力測定試験TOEFLのスコアにおいて、日本人の平均点は世界でほぼ最下位のグループに属している。多大な投資をしながら費用対効果の悪い原因は何か。文部科学省の責任や教師の質を挙げる識者もいるが、最大の元凶は学習者自身の「甘えの構造」だ。

英語をある程度モノにするには最低2000時間の学習が必要だといわれる。英会話学校に週1、2回行ったくらいでは上達しないのは当たり前である(=1回/週、1時間英会話学校に通って年間でたった52時間にすぎない)。学校の音楽の時間にピアノを習っただけでピアニストになった人はいない。さらなる自助努力が必要だ。

ちまたには「楽しみながら」「知らず知らずのうちに」「涙なしに」など、簡単に英語をマスターできるような暗示を与える題名の本や教材、語学学校などの宣伝文句が氾濫している。しかし、こうした「神話」に惑わされてはならない。ただ「シャワーのように」英語を聞いていたのでは、どんなに長時間行っても効果が上がるはずはない。

語学の勉強は決して楽ではない。(後略)

英単語帳を何度も繰り返す。何回も基本英文を音読して暗誦する。文法を徹底的に鍛える。毎日リスニングをする。単調な繰り返しの中にその意義と達成感を理解できなければ、成長はない。


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