英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

創業とは?

2024年10月25日 | 起業・独立開業

2014年にトラスト英語学院を開塾して、今年の4月で10周年を迎えました。つまり、創業して10年が経過したことになります。

昨年には塾舎を新築して移転し、創業当時と相も変わらず、日々寒いギャグを飛ばしながら(笑)、大学受験や資格試験を目指す高校生をメインに小学生から社会人の方に、英語指導という自分にしかできないサービスを提供しております。

そんな折、新聞広告である一冊の本が出版されたのを知りました。

創業して10年。塾舎も移転して新たなフレーズに入った今、本著に出会えたのは運命かと思い、貪るように読み終えました。

 

正直に言うと、主人公・永田の気持ちが分かり過ぎて、読むのが辛くなるくらいでした。私自身の創業時の体験と重なるところがあり、当時を思い出して動悸が激しくなり、夜眠れなくなったことも何度かありました。しかし、読み進めていくうちに、事業が軌道に乗り始めて、自分にしか出来ない仕事をして社会に貢献するという永田の選択が正しかったことが分かり始めると、今度は爽快な気持ちになり、読了した時は自然と涙がこぼれていました。

社会人になって就職し、転職を考えなかった人は一人もいないでしょう。中には私のように独立創業を考える人も少なくないかも知れません。本著にも書かれていますが、創業を一言でいえば「孤独との闘い」でもあります。現在、創業を考えられている方は是非とも本著を読んでいただき、その孤独に自分が耐えられるかどうか考えてみるのもいいでしょう。もちろん、公的機関も含めて、手助けをしてくれる多くの人や組織が世の中には存在します。しかし、最終的には創業者本人が決断し、全ての責任を一人で背負って己で舵を操っていかなければならないのですから、創業とは孤独との闘いです。

創業のノウハウを記した書籍はたくさんあり、私も何冊も読んできましたが、本著のように実話に基づいた小説仕立ての本にはこれまで出会ったことがありません。著者の大庭聖司さんが書かれているように、創業を考えている方だけでなく、創業して事業が軌道に乗った人や、コンサルタントや金融機関など創業者を支援する方にも読んでいただき、一人でも多くの方が創業を通して自分だけの充実した人生を送れる社会が構築されることを願います。

これからもトラスト英語学院で自分にしかできない英語指導サービスを提供し、この仕事を通して私も自分の人生を走り続け、社会に貢献してまいります。

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12年前のヒガンバナ

2024年10月09日 | 起業・独立開業

Facebookの「過去のこの日」機能で、2012年10月8日に投稿した写真が出てきました。

近所の土手に咲くヒガンバナ。12年前のこの日は独立開業を決意してから一ヶ月余りが過ぎた頃でした。当時40歳で、自分が下した決断とこれからの自分が歩むであろう人生に、希望と不安が交錯していたのを、この写真を見ると昨日のことのように思い出します。

この写真を撮ってからもう12年、干支が一回りしたわけです。52歳となっている12年後の昨日は、自分が開いた英語塾に新たに入塾してくれた高2生との最初の授業で、相も変わらず寒いギャグを飛ばしていました(笑)。12年後の64歳となった時も、この土手のヒガンバナを見て、そして、現役の英語講師として高校生と向き合っていたい。

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勤労者互助会のメリット

2024年05月28日 | 起業・独立開業

10年前に個人事業主として独立開業。将来の安定が保証されていないわけですから(と言っても、こんな世の中では会社員でも公務員でも将来は不安ですが)、行政機関が提供してくれる様々な福利厚生的サービスを利用させてもらっています。

その一つが、伊那市勤労者互助会です。月額300円で様々な共済給付や人間ドックやインフルエンザ予防接種の補助、提携施設や店舗の利用料補助が受けられますが、今年銀婚式を迎えた私は記念品給付の対象となることを知り、早速申請したところ、カタログギフトが届きました。数多あるギフトの中から選んだのが、しゃぶしゃぶ用の豚肉です(笑)。

日曜の夜、「豚肉だけど、高いお肉だから、さっと湯にくぐらせるだけでいいよ」「え?でも、もうちょっと待った方がいいんじゃない?」等々、家族でワイワイ言いながらいただきました。家族団らんの機会をいただけただけでも、月額300円は安すぎます。

これからもお世話になります(^^)/

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転機のGW

2024年04月29日 | 起業・独立開業

GWが始まりました。トラスト英語学院は、昭和の日の今日はいつも通り授業ですが・・・(^^ゞ

さて、毎年GWで思い出すのが、2009年2012年の佐渡旅行です。

2009年は前職で要職を任せられた直後、2012年は独立開業を考え始めた時でした。

2012年の時は私と妻の両親を誘って、子供含めて8人で行ったので、特に思い出に残っています。

2012年のGWに撮影

今では両親が4人とも八十代となり、おいそれとは旅行に行けなくなってしまいましたが、今でもあの時の思い出で盛り上がれるのは嬉しいです。

新年度が始まりちょうど一ヶ月が経ち、特に新社会人はいろいろと考えることも多くなると思います。GWに近場でもいいので出かけて、自分の今後の人生に思いを巡らすのに絶好の機会かもしれません。

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10年前の同窓会

2022年08月12日 | 起業・独立開業

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

ちょうど10年前の今日、2012年8月12日、母校・伊那北高校の同窓会を開催しました。

その一年前に中学の同窓会が開催されたのですが、小中高と同じ学校に通った友人に二次会の席で「来年は俺らで高校の同級会をやらない?」と語ったのが始まりでした。たまたまその友人が高校の生徒会長だったこともあり、トントン拍子に話が進み、卒業以来22年ぶり、皆が40歳を迎える2012年度に同窓会を行うことができました。

私は言い出しっぺの一人として、幹事として会計を担当させていただきました。そして、この同窓会が、独立開業へむけて私の背中を強力に押してくれることになりました。同窓生405名のうち180名が出席する大規模な会となりましたが、22年ぶりに会う同窓生の働き方や生き方はそれぞれでした。ただ、生き生きとしている同窓生は一人の例外もなく、好きな仕事をして、好きな生き方をしていることに気づきました。

それまで「いつかは独立開業して、自分の英語塾を開く」という大きな夢を持ちながら、一歩をなかなか踏み出せなかった自分。生き生きしている同窓生たちを見て、「よし、今こそ決断の時だ」と、同窓会の一ヶ月後には、職場に退職の意向を伝えていました。

その後は、独立開業の準備と並行して、それまでは970点が最高点だったTOEICでの満点取得を自分に課しました。そして、TOEICで満点を取得するまでブログ記事を毎日更新することも課しました。結果、独立開業月と同月にTOEIC満点を取得し、ブログ記事の連続更新は、満点を取得した後も続けて、今日まで続いています。

あの同窓会がなかったら、私の人生はおそらく今のそれとは違っていたでしょう。だから、あの青春の3年間を過ごした仲間たちからは、これからもやる気や勇気をもらい、また私からも生きがいのきっかけを与えられる存在になりたいと思っています。

伊那北高校は卒業30周年で大規模な同窓会を敢行するのが慣例となっていますが、私たちの42回生は卒業30周年が2020年であったため、コロナ禍で開催を見送らざるを得ませんでした。結果、卒業40周年の2030年に行うとになりました。それまであと8年。健康を維持し、元気な58歳のオヤジとして、薫ヶ丘の学び舎での再会を楽しみにし続けます。

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英語と地元への思い

2021年03月27日 | 起業・独立開業
今月、元同僚が生まれ育った街で英語塾を開き、初心を思い出させてもらっていますが、引き寄せの法則でしょうか?その後、地方で頑張っている個人英語塾の経営者の方とSNSを通じて交流させていただいてます。これからもお互いに刺激し合えるよう頑張っていこうと、気持ちを新たにしています。今日はその英語塾を紹介させていただきます。

いいがみ英語塾(2021年3月開校)
 元同僚が生まれ育った静岡県浜松市で開業。

森岡イングリッシュスクール(2008年9月開校)
 広島県福山市で、大学受験の長文読解を徹底指導。

イチイ塾(2020年3月開校)
 猛勉強の末、英語をモノにした塾長が地元・三重県鈴鹿市に開業。

さいとう英語塾(2018年4月開校)
 約15年前にブログで知り合った“ゴンさん”が福島県福島市に開業。

それぞれの英語塾が、塾長自身の経験に基づき、指導理念にこだわった個性ある英語塾ばかりです。詳しくは、それぞれのHPをご覧ください。

「こんなにも英語や地元への思いを同じくする人がいるんだ!」と、SNSを通じてこれら英語塾の塾長さんとつながれたことに、感動しています。

私も負けないよう、今日も英語と生徒たちに、真摯に向き合います(^^)


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心躍らせる瞬間

2018年04月13日 | 起業・独立開業
まだ日本でFBやTwitterが普及していなかった十年前以上も前、ブログだけが気軽に情報を発信でき、また、ネットを介して多くの人とつながれるツールでした。

私は2005年5月から本ブログ「英語道」を綴り始めましたが、開設当初に福島に暮らす英語学習者の方からコメントをいただき、その後少しずつ親交を深めていきました。いつからか、本物の英語指導を通して社会貢献をしていきたいというお互いの気持ちが分かりあうまでになり、昨年夏、彼が福島から信州伊那を訪れてくれました

その時、私の学院で英語指導について語り合い、私は「自分の思い描く英語指導をし、自分の人生を楽しむには、自分の英語学校を開くのが一番」と、先輩面してアドバイスをさせていただきました。

あれから8ヶ月の月日が流れ、彼が福島に「さいとう英語塾」を開きました。その行動力とアツき想いに、2014年に開業するために奔走していた自分の姿を勝手に重ね、心躍らせるとともに初心を思い出していました。

そして、心ばかりの開業祝を贈らせていただきました。私も4年前の開業時に多くの友人知人から開業祝がサプライズで届き、心躍らせ、涙し、決意を新たにしたことを覚えているからです。pay it back ではなく、まさに pay it forward。
塾に置かれた観葉植物の写真を拝借しました。自分のスタイルとやり方で、誰にも気兼ねすることなく英語を教え、人生を楽しんでいる彼の姿が、今から目に浮かびます。


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ブレない想い

2017年06月16日 | 起業・独立開業
我が伊那市にも4月末にスターバックスが開店し、混雑も落ち着いたであろうと、ようやく出掛けてきました。

伊那ナイスロード店にて
夏至が近いこの時期にスタバに行くと、15年前のシアトル在住時にインターンの仕事を終えた午後、妻とよくカフェに出かけたのを思い出します。
これは、2002年にシアトル・フリーモントのカフェで撮った自分。シアトルマリナーズ2年目で全盛期を迎えていたイチローにこの頃から心酔し、似せています(笑)。

30歳だったこの時、45歳となる15年後の今、自分の英語学校を開校し、アツい指導と寒いギャグでバリバリ英語を教えている姿は、まだ想像できていませんでした。果たして、今から15年後の60歳はどんな人生を送っているのでしょうか?

確実なことは、もちろん、分かりません。しかし確かなのは、自分のやりたいことを自分のやり方で仕事にし続けているということ。それは、29~30歳の時の留学で、仕事としてやるべきことが見えたからです。その道をブレずに突き進むことこそ、英語を学ぶことで自分が手にした宝かも知れません。


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ドラッカーの言葉

2016年12月10日 | 起業・独立開業
FBの友人がタイムラインで紹介されていた『人生を変えるドラッカー』を読了。
ドラッカーの『経営者の条件』をわかりやすく解説した小説です。難解な本を対話形式で解説した本はよく目にしますが、本著は完全に小説。自分の周りに必ずいる社会人、かつての自分自身、そして現在の自分自身を登場人物と重ねることができ、ストーリーに引き込まれます。

まだ一回読んだだけですし、『経営者の条件』自体を読んだわけではないので安易なことは言えませんが、自分が進むべきいくつかの道がある中でどの道に進むべきか、そして自分のとるべき立ち位置がはっきりしました。

私はあまり自己啓発関連の書籍が好きではありません。眉唾物や怪しい内容の自己啓発本が多く、そのような本ばかり読んで自分が変わった気になっている多くの大人たちを目にするたびに一種の虚しさを感じるからです。

しかし、本著のもとになっているのは、巨匠ドラッカー氏の『経営者の条件』。言葉に重さと真実が詰まっているように感じました。個人的には、151ページに書かれている「卓越性に対する妬み」が興味深い考察でした。
会社や組織のマネジメントに力点が置かれてるのではなく、自分自身をマネジメントし、生きる意義までも教えてくれます。繰り返し読み返したい一冊です。


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想いを口にする

2016年11月25日 | 起業・独立開業
独立開業を考えていた時、大学時代の親友が訪問してくれたのがちょうど3年前でした。その時は実に10年ぶりの再会でしたが、その間にお互い家族が増え、背負うものも多くなりました。温泉につかり、酒を酌み交わしながら、これまでのこと、これからのことを語り合いました。
そして翌年、私は独立開業、彼は海外赴任という大きな節目を迎えました。

あれから3年が経ち、時の速さを実感しています。彼がいつ帰国するかは未定ですが、いずれお互いの近況報告をゆっくりしたいなと思います。

友人が贈ってくれた中国彩虹(さいこう)書法の「花文字」
いつでも夢を語り合える友人は、自信を持った人生を生きようと駆り立ててくれますね。

そういえば、3年前のあの夜、長男と温泉につかりながら「勉学の道を志せ」とアツく語ったのも思い出しました。彼は今、その道を一歩ずつ進んでいます。

想いを口にする。想いを行動に移す。人生は常に自分の望むドラマを創り上げてくれます。


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