英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

単語暗記は思い出と共に

2018年10月31日 | 英語勉強法
トラスト英語学院でテキストとして使っている『基礎英文問題精講』に、国家の uniformity(一様性)について論じた文章があり、生徒たちには対義語の diversity(多様性)や類義語の homogeneous(同質の)や heterogeneous(異質の)を教えています。
これらの単語は、ワシントン大学留学中に、アメリカ社会を扱う授業の中で出てきたもので、特に homogeneous と heterogeneous はその時初見であり、「普通の日常生活の中でもこのレベルの単語を知らないと、ネイティブとは語り合えない」とショックを受けました。そして、帰国後に英検1級用の単語集で再会した際の衝撃も鮮明に覚えています。

英単語を覚える時、単語集だけではなかなか効率が上がらない時がありますが、以前も紹介した puppy のように、思い出に残るような何かがあると記憶に残りますね(笑)。
今日はハロウィン。私はイベント的なことをあまり好まないので、当学院では控えめにデコレーションしています。


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その語彙力は本物か

2018年10月30日 | 英語勉強法
英検二次面接試験が今週末に迫り、授業でも対策を行っています。すべての生徒に共通して言えることは、中学で習っている簡単な基本的な単語やイディオムでさえ、瞬時に英語として口から出てこないということです。

例えば、3級や準2級で女性が帽子を被ろうとしている動作表現。

A woman is putting on a hat.

この put on ~ という基本イディオムさえ出てこない生徒も多いです。言われれば「あっ、そうだ!」と分かっている語彙でも、自発的に口から出てこなければ、それは知識ではありません。

無意識に口をついて出てくるようにするには、トレーニングを積むしかありません。まずは音読。学校の教科書や英検の過去問の長文など教材は何でも構いません。最低でも20回以上、何度もその長文の音読を繰り返します。次に、英語で実況中継をする。自分の動作や、目に入ってくる光景を英語で実況中継してみます。例えば、髪を櫛でとかしている時、I'm combing my hair.と言えるかどうか。生活で使用する表現が意外と言えないことに気づくはずです。そういったものこそ、実用的な場面で使う語彙です。
A man is paying a cashier. と瞬時に言えますか?ちなみに、この男性は私です(笑)。


二次試験まであと少しです。限られた時間ですが詰めをしっかり行い、自信を持って臨みましょう。


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走りたい気持ちを抑えて

2018年10月29日 | 閑話
昨日は長野県内では、諏訪湖ハーフマラソンおんたけ湖ハーフマラソンが行われました。最高の秋晴れの下、ランナーたちは気持ち良く走れたことと思います。

昨日の午前中は英検二次試験対策の指導を行い、午後は、先月出場した南信州まつかわハーフマラソン大会の参加賞で、下伊那郡松川町の清流苑で温泉を堪能しました。松川町は典型的な伊那谷を感じることができるので、昔からよく訪れているお気に入りの町。西陽に照らされる南アルプスが圧巻です。
一週間、文字通り走り続けてきたので、昨日は走りたい気持ちを抑えて、温泉で体を労りました。また今日から新たな一週間のスタート。そして、11月にも突入し、今年もあと2ヶ月となります。


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新聞を読まない中高生たち

2018年10月28日 | 指導現場にて
何人かの生徒たちに、以下の最近のニュースを知っているか聞いてみました。

・ジャーナリスト安田純平さんのシリアからの帰国
・トルコのサウジアラビア総領事館における記者の殺害
・カナダでの大麻合法化

残念ながらすべてを答えられた生徒はいませんでした。中には高校生にも関わらず一つも知らない生徒も。世界や世の中の動きに興味を持たない中高生が多いことが分かります。そして、共通するのが、新聞を読んでいないということ。

今はスマホでも手軽に情報が入手できますが、やはり腰を据えて思慮を巡らしながら読める新聞の利点は、ほかのメディアでは取って代わることは出来ないでしょう。以前、早稲田大学政治経済学部の入試でも、この点について論じた英文が出題されました。新聞をとっていないご家庭も多いので時代が変わってきたということでしょうが、学生たちにはもっと新聞を読んでもらいたいです。

新聞を読んでいる生徒の学力が相対的に高いということも、教育現場にいて実感することです。世の中の動きを知り、普段の勉強と関連付けていく力が、論理的思考力を養うことは言うまでもありません。

中高生諸君、もっと新聞を読もう。


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Big oaks を求めて

2018年10月27日 | 指導現場にて
授業で英検2級の過去問に取り組んでいたら、acorn(ドングリ)が出てきたので、それを使った諺を紹介しました。

Big oaks from little acorns grow.
(樫の大樹も小さなドングリより育つ)

日本の諺では「千里の道も一歩から」に相当するでしょうか。

何事も小さな一歩から大きな成果が生み出されます。毎日勉強していても「本当に英語力がついているのかな?」と懐疑的になってしまうことがよくあります。しかし、すぐには実感できなくても毎日一歩一歩を積み重ねる。そうすると、ある日突然、英語力の伸びを実感できるのです。
木曽・開田高原の大きなコナラの木。こんな大樹も小さなドングリから始まっているはずです。大きな成果を手に入れるために、毎日出来ることを少しずつ積み上げていきたいですね。


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合格も不合格も予定調和

2018年10月26日 | 指導現場にて
英検一次試験の結果が出ました。毎回感じることですが、「意外な不合格は存在しない」です。裏を返せば、指導している側から見ると、合格も予想通りであり、不合格も至極当然の結果だと予測できていました。すべて予定調和であり、合格に対して生徒と喜びますが、結果そのものに対して驚くべきことはありません。だって当然なのですから・・・。

さて、今週はすでに40kmを走り、今月の走行距離は130kmを超えました。二日連続でクォーター(10.55km)を走りましたが、58分38秒で自己最高タイムで走れました。腹直筋・腹斜筋・腸腰筋を中心にした筋トレの成果で、体幹で走れるようになってきたと実感しています。この走りを固めて更なるレベルアッップし、ハーフで1時間50分、フルでサブ4を目指します。

なぜここまでストイックになれるのか?日々の小さな努力を積み上げる大切さを示すために、自ら範を垂れようと英語の勉強を続けていますが、英語の指導者が英語の勉強を毎日やるのは当然です。だからこそ、畑違いの分野で継続と習慣化の威力を生徒たちに示そうと決意しました。「最初は辛いと思ったことを、俺は継続できて結果を残せてるよ。で、お前たちはどうなの?やらない言い訳探しに奔走してないか?」と。

何かを継続して習慣化させ自分を変えようとする時には、強い想いが必要です。英検の結果を受け、いいと思ったことは継続していき、自分に足りていないことがあると感じたなら、すぐに勉強法や己の行動に対する考え方を修正すべきです。どんな小さなことも継続していけば結果は残せます。結果が残せないのは、言い訳を探しているに過ぎません。


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裏切らない努力

2018年10月25日 | 指導現場にて
ある高校3年生が、昨日、推薦入試で第一志望の大学合格を果たしました。ランニング中に合格報告を電話でもらい、独り万歳とガッツポーズを繰り返しながら走っていました。周りから見たら明らかに怪しい私でした(笑)。

本ブログでも何回か紹介させていただいた生徒ですが、私の指導歴15年の中で英語を通して最も己を変えることができた一人として、間違いなく記憶に残り続けるでしょう。

過去の記事は以下のお読みください。
・「人生の偏差値」(2016年6月30日)
・「ある高1生の軌跡」(2016年11月28日)
・「結果は努力の積算」(2017年11月16日)
高校入学時から第一志望の大学を目指し、勉学に対する姿勢を正しながら日々の努力を積み上げてきた彼ですが、推薦入試の準備でペースが少し落ちていた英語の勉強にも再び力が入ることでしょう。次回1月の英検での準1級合格も現実味を帯びてきました。

努力は人を裏切らない。

したい人、10000人。
始める人、100人。
続ける人、1人。

目標を設定し達成するには、単純すぎて一見おもしろくないことを続けるしかありません。コツコツと小さな努力を積み上げるしかありません。努力に勝る才能はないのです。そして、その単純すぎることが習慣になったとき、己を信じることができる“自信”が生み出されます。

「才能とは、自分自身を信じる力だ」

故・杉村太郎氏の言葉が脳裏をよぎります。
本当の指導力とは、生徒にプラス思考を抱かせて無限の可能性を追い求めさせる力。いかにして彼ら自身の可能性を信じさせ、単調な努力を愚直にさせることが出来るか。私自身も努力を継続し、今まで以上・生徒以上に“アツイ”気持ちを抱き、生徒たちと向き合っていかなければなりません。

だからこそ、私は継続の証として、今日も走ります。


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二次面接試験の思い出

2018年10月24日 | TOEIC・英検など
社会人の生徒さんが英検準1級の一次筆記試験に合格し、授業で二次面接試験の対策を行いました。

ふと、私自身が初めて準1級一次試験に合格した大学4年時の頃を思い出しました。大学1年の時から受け続け、ようやく合格した準1級の一次。二次試験は現在と同じように4コマのマンガを英語でナレーションするものでした。

時は1995年。準1級や1級に関しては今ほどスピーキングの教材は充実しておらず過去問が手に入るくらいでしたが、二次試験の対策が手につかないまま2回落ち、一次試験免除が最後となる3回目の二次試験の前に、大学の近くにあった「高田馬場英検ゼミ」の準1級二次面接対策講座を受講しました。今でも記憶に残っているアドバイスは
「準備時間の1分間は英語で考えず簡単な日本語で考える」
でした。同じく受験した友人と数回通い、その授業で実際に友人と予想問題を使って何回か模擬面接を行いましたが、それだけでした。

結果、本番では太刀打ちできず、不合格となりました。

二次面接試験に限りませんが、プロからいただいたアドバイスを生かすには自分でトレーニングするしかありません。授業だけ受ければ受かる訳でもありません。テキストは過去問だけで十分です。アドバイスをもとに過去問を繰り返し、パターンを見抜く。特に英検二次面接試験はスピーキングのパターンがあるからです。まずはそのパターンを身につけることを目標に、過去問を徹底して繰り返すべきです。

私はその後、社会人となりTOEICに特化したので、準1級に合格したのは2000年7月でした。学生時代に過去問を徹底しなかったことが今でも悔やまれます。しかし、準1級合格と共にTOEICも800点となり、留学を決意するきっかけになったのですから、不思議なものです。


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自然に囲まれて

2018年10月23日 | 閑話
一昨日セミナーを終えた後、あまりにも天気が良かったため、車で約1時間、御嶽海の故郷・上松町の「寝覚の床」へ行って来ました。






紅葉にはちょっと早かったようですが、秋晴れの景勝地を楽しむことができました。

信州は毎年11月上旬が紅葉の見ごろとなりますので、新蕎麦とともに自然の恩恵を享受します。


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道を切り拓く力

2018年10月22日 | 指導現場にて
昨日は中3生対象に無料セミナー「もう悩まない!高校入試 リスニング対策」を行いました。向学心あふれる多くの中学3年生に参加していただき、あっという間の2時間でした。
受講生の感想を以下に抜粋させていただきます。
・今日の授業を受けてリスニングへの取り組み方が変わり、リスニングに対する考え方も変わりました(T・S君)

・前回のテストではリスニングの点数が伸び悩んでいましたが、今回教えてもらったポイントに取り組み、合格への“3つの共通点”を大切にして、これからも勉強していきたいです(A・F君)

・今日教えてもらったことを生かしたら、英文の意味も理解できてしっかりと解けるようになりました。これから高めの目標を設定して、がんばっていきたいです(S・N君)

・自分の目標への向かい方を見直し、入試で実力が発揮できるように日々努力していきたいと思います(R・Sさん)
高校入試は多くの中3生にとって初めての大きな試練となります。羨望、焦燥、嫉妬、孤独、挫折、克己、奮起・・・。さまざまな感情が錯綜する中、みなが大人への階段を一歩ずつ登っていきます。その成長の道程を自分で見極めて切り拓く力を、受験勉強を通して身につけてもらいたいと思います。

頑張れ、受験生たち!


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