英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

夏期講習始まる

2008年07月30日 | 指導現場にて
夏期講習2日目が終わりました。

高校1・2年生は、夏休みの課題帳を徹底指導します。夏休み明けに実施される実力テストの出題範囲の大半を、課題帳が占めているからです。

夏期講習を受講している生徒が通う7高校全学年の課題帳の予習はかなり大変で、この3日間で30,000語以上の英語を読みました。

受験英語好きを自認する私でも、気持ちが悪くなるくらいの量でした。高校生の課題帳ですのでレベル的にはそんなに高くはないですが、このような基本的な英語を徹底して読まざるを得ない状況が、私の英語力の維持につながっているのは事実ですので、貪欲に読み込んでいます。

中には pluck up the courage(勇気を奮い起こす)などの斬れる表現も出てきました。確実に物にしていこうと思います。

まだまだ続く夏期講習ですが、体調には気をつけて過ごしたいと思います。
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ピアノ発表会

2008年07月26日 | 子育て
今日は、愛息(4歳)の初めてのピアノ発表会でした。

2曲の発表曲を毎日一生懸命練習してきました。夏期講習直前の忙しいときでしたが、職場に無理を言って抜け出させてもらい、私も観に行ってきました。

「たくさんの人の前で大丈夫かな?」と心配しすぎていたのは、親のほう。当の息子は、親の心配はどこ吹く風。落ち着いて堂々と発表曲を演奏できました。

昨日は、ママの漢検合格通知が届き、今日は息子が発表会で立派にピアノを演奏してくれました。今年の我が家の目標では、残すは私の国連英検特A級合格です。

しかし!その前に、明後日から始まる1年で最も過酷な夏期講習を乗り切ることが、直近の課題です。

その夏期講習の教材研究のため、今日は某高校の長文課題帳を1冊読破しました。といっても、1冊でも総語数は5,000語程度ですが・・・。

明日も教材研究のため、20,000語程度の英語を読み込む予定です。
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音読学習再開

2008年07月23日 | 英語勉強法
「英語の習得において、音読を避けることはできない」と、私はこのブログで何回も唱えてきました。

しかし、私が徹底的な音読学習をしたのは浪人時代のことで、既に17年前のこと。シアトル留学時代も、多少音読をしましたが、浪人時代ほど徹底したものではありませんでした。

留学以来、リスニング力が向上し、文法力・読解力も確固たるものになりました。語彙力もそれなりにはついてきましたが、ボキャビルを常に行っていないと、自分の英語力が袋小路(dead end)に入ってしまった感じがしてしまいます。

定例の英語勉強会で、『速読速聴・英単語 Advanced 1000 ver.3』(Z会)をテキストの一部として使うことになりました。前版の ver.2 と比して、かなり改善されており内容が充実しており、「久しぶりに、音読学習を徹底してやってやろう!」という気持ちが強くなってきました。音読を通じて、ボキャビル(語彙力増強)と自身の英語力基盤の再構築をしようと思います。

8月のお盆休みまでは、夏期講習で多忙を極めます。しかし、毎年この時期は、高校生の教材研究で、3万語以上の英語を多読しなければなりません。

仕事で否応なしに多読が出来ます。そこに、隙間時間を上手く利用した音読を行っていけば、11月の国連英検特A級対策としては必要かつ十分でしょう。
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夏本番

2008年07月20日 | 指導現場にて
今日は午後7:00から、私の勤める塾主催の「大学入試フォーラム」がありました。

約80名の保護者の方に出席していただいて、塾長が1時間講演し、私も20分程度ですが、大学入試制度について話しをさせていただきました。このような大勢の前で話す機会は滅多にないので、貴重な経験になります。

さて、昨日の梅雨明けと共に、蒸し暑く夏っぽい天気が続きます。世間は3連休ですが、私の休みは明日だけです。1週間後には夏期講習も始まります。

1年で最もハードな夏期講習前の休養日を、家族サービスに充てて思いっきり楽しみたいと思います。

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大学入試の現代文

2008年07月19日 | 閑話
昨日の「笑っていいとも!」テレフォンショッキングのゲストは、糸井重里だったそうです。

私が、初めて彼の名前を知ったのは、今から約20年前の高校3年生の時のこと。当時、糸井氏を一躍有名にしたキャッチコピー「不思議、大好き」を取り上げた言語論が、第一志望である早稲田大学政治経済学部の入試問題で出題されていたのです。1986年(昭和61年)の出題で、出典は松本健一著『死語の戯れ』です。
今日は、久しぶりに当時の過去問を引っ張り出して、解いてみました。

大学入試の現代文と聞くと、難解なお堅い評論文が出題されるイメージがありますが、その時代の話題になっていることを取り上げた評論文も出題されるなど、時代を反映しています。

大学入試で出題され興味を持った文章の原書を渉猟するのも、知的向学心がくすぐられます。
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文脈が決める

2008年07月18日 | 指導現場にて
次の英文は、2003年昭和女子大学で出題された英文の一部です。
On an outward-bound train, which means a train heading for Kyoto or Osaka from Tokyo, the mountain is always seen on the right side.
(東京から京都・大阪へ向かっている電車を意味する下り線に乗っていると、その山はいつも右手に見えます。)
この英文は富士山の美しさを述べた文章の一部であり、the mountain が富士山を指すことは必ず分かります。

しかし、高校生に訳させると、outward-bound を辞書に載っている「海外行きの」という訳語を平気で使います。

そこで私は、「おいおい、日本に海外行きの電車なんて存在するのかい?常識で考えてもないだろ?辞書の意味を鵜呑みにしては駄目だ。単語の意味は、全て文脈が決定するんだ」と指導します。

語彙の意味は全て文脈(context)に依存しています。難しい単語に振り回されて、英文全体の意味まで気が回らず、長文を読み終わった後で、「結局、この英文で筆者が言いたいことは何なのか分からない」ということは、英語力が発展途上の場合、よくあることです。

単語に振り回されず、文脈に意識が集中できるようになるためにも、語彙力をつけることは大切です。
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接頭辞と接尾辞

2008年07月16日 | 指導現場にて
高校1年生の教科書『PRO-VISION』(桐原書店)に、malnutrition が出てきました。

接頭辞と接尾辞を理解するのは、英単語の暗記においては必要不可欠になります。mal- は「悪い」「悪く」といった意味ですので、malnuturition を「悪い」+「栄養」=「栄養失調」と説明し、医療ミスが多い昨今、medical malpractice(医療過誤)という表現まで、高校生に教えています。

現在の高校教科書では、このような実用的・時事的語彙を習えるので幸せなことです。

20年前の私が高校生の時に使っていた教科書では、このような語彙は習えませんでした。記憶をたどってみても、高校3年の時に、by leaps and bounds(とんとん拍子に)という表現が出てきて、「早稲田の条件英作文で使えそうだな」と覚えた程度で、その他は記憶にありません。当時の私の語彙力は、教科書ではなく、受験参考書に拠るところが大きかったからです。

英語を教える立場になった今、当時の教科書を品定めしたい気持が強いですが、浪人決定と共にすべて廃棄してしまったので手元にありません。もったいないことをしたものです。

今後も、教科書に出てくる表現が、実用英語の世界でも使えるのだということを、実体験に基づいて教えて行こうと思います。
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beat ~ at one's own game

2008年07月13日 | 実用英語
『Legally Blonde』 17ページ4行目より
Elle decided around 3:00 A.M. that she would go to law school and beat Warner at his own game.
(Elle は、Warner と同じく法律学校に通い、彼にぎゃふんと言わせようと、朝方三時ぐらいに決心した。)

Longman では、beat ~ at one's own game を次のように定義しています。
to beat someone or fight back against them by using the same methods that they use
ふられた女性が、ふった彼氏と同じ土俵に乗り込んで見返してやるという感じでしょうか?

因みに、ふられた恋人を再び振り向かせて付き合うことを、win back と言います。
結婚する前の付き合っていた時期に、妻に一回振られたことがある私にとって、人生を語る上では欠かせない表現です。
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音読の効用

2008年07月12日 | 指導現場にて
英検二次面接試験の対策講座を行いました。

普段、英語を話す機会が皆無の高校生は、相当のストレスを感じているはずですので、それを取り除くのが大きな目的です。

この講座を実施するたびに感じるのですが、英語の発話以前の問題として、英語の音読を苦手とする高校生が多いようです。
その場で初見の英文とはいえ、たかだか50~60語の英語を、自然のリズムで読めないのです。

語学の基本は音読だと思います。同じ英文を何回も繰り返し音読することで、真の英語力が培われます。普段から音読を通じて英語を口から出す訓練をしておくと、英検2級二次試験に耐えうるくらいの英会話力は、自然と養われています。

「大学受験英語」と言われると難しい文法や長文読解を想像してしまいますが、やはり音読が基本です。受験生諸君、大きな声で同じ英文を何回も音読しよう!

※音読の具体的なやり方は、以下の過去エントリを参照して下さい。
→2007年10月5日「別に・・・
→2007年7月13日「音読!音読!音読!
→2005年6月11日「確実に英語力がつく方法

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bring ~ down a peg

2008年07月10日 | 実用英語
『Legally Blonde』 15ページ8行目より
In fact, Elle remembered, when she wanted to bring Warner down a peg, she would gently mock his political ambitions.
(事実、自分が思うほど大した人間ではないんだということを Warner に気づかせたい時、Elle は、彼の政治的野心を穏やかにからかってやったことを、思い出した。)
私の愛用辞書 Longman によると、bring sb down a peg (or two) は次のように定義されています。
to make someone realize that they are not as important or as good at something as they think they are
(自分という人間が、そうであると考えてるほど重要でもないし秀でてはいないということを、分からせること)
日本語の「鼻を折る」という表現に近いでしょうか。英検1級で出題されそうなイディオムですね。

ところで、ジーニアス英和辞典では、「〈人〉をやりこめる」とだけしか出ていません。Longman の定義とは、ニュアンスにもズレがあります。こういうときこそ、英英辞典は重宝します。
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