英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

修行?

2006年12月26日 | 英語勉強法
理解が早いいわゆる「できる生徒」には、高校1年生でもレベルの高い指導をする場合があります。

先週はその生徒のために難易度の高い問題で構成されている教材を作りました。仮定法分野だったのですが、その問題数はなんと80問。もちろん、私自身が解いて、予習をしておかなければならないことは言うまでもありません。

しかし先週は多忙を極めていたため、その予習時間が、指導前日の夜中しかとれませんでした。最も得意な仮定法なので、「20分ぐらいで完解しよう」と布団の中で解き始めたのですが・・・。

10分を経過したあたりでしょうか。50問を解答したあたりで、気持ちが悪くなり出し、意識が遠のき始めました。そして気付いたら朝になっていました。

英語の問題を解いていて、気持ちが悪くなったのは初めてです。多忙による寝不足のため、体調が十分でなかったのが原因と思われますが、好きな英語で苦痛を感じたのは、留学時以来。しかし、これぞ英語道の“修行”といった感じでした。

翌朝、残りの30問を解いて、指導の準備万端となりました。しかし、なんとその日、その生徒は部活が忙しく欠席することに・・・。まあー、こんなもんですよね。

三度の飯より好きな仮定法ですが、しばらく見たくありません・・・。

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He did come.

2006年12月25日 | 閑話
It seems that Santa Claus came to my house. My 3-year-old son, Eigo, awoke to find out a big box Santa brought.

No wonder he got very excited, saying “Santa Claus came, Mom and Dad!”

On the box was a message card, which says,
“Ho-ho-ho!
I DID come last night.
You've been so nice, so I'll give you a huge present.
Your Santa Claus”
Good for you, Eigo!

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講師としての影響力

2006年12月23日 | 指導現場にて
昨日、ある高3生に指導していたときの出来事です。文法の空欄補充四択問題をやっていたのですが、正解していた問題の選択肢を選んだ理由を彼に説明させてみました。

彼の口から出てきた言葉は、「他の選択肢と比べて、これが怪しかったから」。

愕然としました。しかも、空欄の前後の英文すら読まず、ただ選択肢とにらめっこをして、たまたま正解していただけなのです。

私が大学受験生だった1990年代初頭は、受験業界花盛りであったため、確かに、選択肢だけ見て正答を選び出す『例の方法』という参考書(?)すら出版されていました。しかし、その著者である予備校講師は、知らない間にどこかに消えてしまいました。小手先だけのテクニックで受験を乗り切ることなど出来ないのです。

上述した高校生の彼には、1年以上も前から指導をし、親との面接もしてきましたが、勉強に対する意欲が向上することは皆無でした。この件で私が反省すべき点は、彼に対して、英語講師としての影響力を出せなかった点です。

万人に影響を及ぼせるようになるのは不可能かも知れませんが、一人でも多くの生徒が、私の講義を受けることでやる気を出してもらえるように、日々自己研鑽するしかありません。
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seismologist

2006年12月22日 | 指導現場にて
昨日の午前中、長野県南部を震源とする地震がありました。不謹慎かもしれませんが、私は、“地震”というフレーズを聞くと、ワクワクしてしまいます。

中学校1年の時に、長野県西部地震を体験し、それ以来地震に興味を抱くようになりました。地震があるたびに、本震と余震の間の時間を計ったりしていました。シアトル留学中は、地震センターでのボランティアを真剣に考えたほどです。

今思うと、中学校の頃の私は地震学者(seismologist)になりたかったのではないのでしょうか。しかし、高校になって理系科目が苦手になり、「自分は文系人間なのだ」と決め込み、進路を決めました。

大学を卒業したある日、母から次のようなことを聞きました。
「中学3年の時の保護者懇談会で数学の先生に、『息子さんは数学のセンスがあるから、将来楽しみですね』と言われたことがあるよ」
この言葉を聞いて、私は母に本気で詰め寄りました。何故、その当時にそのことを言ってくれなかったのかと。

自慢になってしまいますが、中学時代は数学もトップレベルでした。しかし、英語がそれ以上にできたため、自分の中では“数学ができる”という意識はありませんでした。

私は思い込みが強いため、「数学ができる」と先生に言われれば、いい意味で真に受けて、もっと数学にのめりこんでいた筈です。そして、理系の道に進んで、今頃は地震学者になっていたかも知れません。

塾という教育現場に身を置くようになった現在、上に述べた経験は反面教師的に役立っています。生徒の個性や長所を見抜いて、タイミングよく、少し煽ててあげる。そうすることで、生徒は「自分は出来るんだ」と思い込み、やる気を出して勉強に打ち込むようになるのです。

地震があるたびに、教育の奥深さを実感してしまう次第です。

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執念

2006年12月21日 | 英語勉強法
皆さんはこの画像を見て、何だと思われましたか?

これは、ある高3生のノートを拝借したものです。A4版ノートの余白までびっしりと書かれた英単語練習帳。執念とまでいえる努力。受験生でここまで徹底して勉強できている人が何人いるでしょうか?

彼女は、高校受験のとき成績が足りず、第1志望の高校を断念して現在の高校に入学しました。高校1年生の頃から「3年後は必ず第1志望の大学に入る」と意気込んで勉強に取り組んできました。

1・2年次も他の生徒とは比べられないほど真摯な態度で勉強をし、3年生になってから、その意気込みに拍車がかかり、この写真に見られるような徹底した勉強をしてきました。

そして、夏休み明けの全国模試で、英語に関しては学年トップにまで登りつめました。しかし、彼女のゴールは学年トップではありません。3年前に味わったあの屈辱を晴らし、第1志望の大学合格が最終目標です。

このように地道な努力を続ける生徒には、私の指導も熱くならざるを得ません。

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逃げの姿勢

2006年12月19日 | 指導現場にて
私の授業では、高校3年生や学力のある高校1・2年生には、最近の大学入試過去問から私自身が作成した演習プリントを使っています。個別指導のため、それぞれの生徒の学力志望大学のみならず性格までも考慮に入れて、演習プリントを使い分ける必要があるため、その種類は100枚以上にもなります。

次回授業時までの宿題は、そのプリントの徹底復習と、既に副教材化している『NEXT STAGE』の徹底暗記です。

学力の低い生徒に共通していることは、この復習と一冊の教材を徹底して覚えるという辛い作業から逃げている姿勢です。先日も、ある高3生から「宿題用の演習プリントをもらえませんか?」と言われました。

一見するとやる気がある発言のようですが、明らかに復習から逃げ、「問題を多く解けば英語ができるようになる」と勘違いをしているのです。彼女の場合、英語の授業が週2時間のため、他の生徒に比べてやっているプリントの数は多いですが、復習を全くしていません。何度注意しても言い訳ばかりで、二度ならず三度解説したところですら、忘れています。

辛い復習と暗記作業なくして英語力は伸びません。「英語ができないのは、問題演習をしていないからだ」と決めつけている態度を改めない限り、救いようがありません。

2年前にも同様のケースがありました。上述した生徒とまったく同様で、暗記が嫌で、問題を解くことが英語の勉強だと思い込んでいる生徒がいました。結果、彼女のセンター試験の英語は200点満点中70点にも満たない点数でした。その翌日、授業に来た彼女の口から出た言葉は、「先生、センター試験できなかったから、問題集買ってきたんですけど」。

あきれて一瞬呆然としてしまいました。そして「お前は何回言ったらわかるんだ。本屋に行ってすぐに返して来い!」と一喝しました。

全ての高校3年生に対して「11月以降は不安になるだけだから、新しい問題集や参考書は買わずに、それまで使ってきた教材の復習に徹しろ」と指導をしてきたにもかかわらず、この生徒のような過ちをする生徒は毎年出てしまいます。

英語を教えるだけではなく、勉強方法の徹底を心がけないと、生徒の心には響きません。生徒の耳にたこができるくらい、復習の大切さを強調していきたいと思います。

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センス or 努力

2006年12月13日 | 指導現場にて
英語を習得する上で、私がよく感じるのは、「センス」と「努力」です。これは、英語を教えていても実感することです。現在100名以上の高校生に英語を教えていますが、対照的な二人がいますので、例に挙げながら、私見を述べたいと思います。

一人は、「センス」に頼って英語力を伸ばしているタイプ。彼女の場合、中学時代から英語が得意で、中学生のときに英検準2級に合格。私が教えているのは、彼女が高校1年生のときからですが、最初の授業で英語に対するセンスがあると感じました。ある一文を和訳させたとき、返り読みせず、英語の語順のままで訳していったからです。

もう一人は、「努力」して英語力を伸ばしているタイプ。彼女の場合、英語が好きだけれでも得意ではありません。しかし、大学の英文科への進学意志が強く、英語と格闘しています。

二人とも現在高校3年生。センス派の彼女は、今年早々に英検2級に合格。最近は、とある有名私立大学へ推薦合格を決めました。しかし、そのセンスを磨くための努力をしていないため、英語力は物足りません。彼女に英語を指導していると、「まだ答えを言わないで、わかるから」「その文法事項なら聞いたことがある」などの発言をよく耳にします。これは、既習事項を徹底して覚える辛い作業(=努力)をしていない証拠です。

昨日の指導で、このことを彼女に伝えました。すると彼女は我に返りました。そう、図星だったからです。

一方、努力派の彼女は、今年になって英検準2級に合格。通っている高校でも、英語に関してはトップレベルを維持できるようになりました。英文科進学へ向けて、私の指示に従って英語に取り組み、これまでの努力は相当なものがありました。ただ、欠けているセンスを補って余りあるだけの努力をしているかというと、疑問です。「やればできる」という一時的な気持ちの緩みがある一方で、「これ以上努力しても伸びない」という悲観的な考え方が、次のステップへの妨げになっています。

私自身について言えば、自分で言うのも変ですが「努力派」です。両親とも中卒で自営業を営む職人。私は、幼少の頃に英語に触れたことなんてありません。そもそも、英語が必要とされている時代ではありませんでした。よって、語学的なセンスなんて微塵もありません。

しかし、英語習得に関しては誰にも負けない努力をしてきているということは、胸を張って断言できます。その努力あってこそ、今家族を養うこともできています。

英語を習得する上で、必ずしもセンスは必要ではないと思います。努力さえすれば誰でも習得できるのが語学です。もっと言えば、努力することでセンスが養われるといっても過言ではないのでしょうか・・・。

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Xmas songs

2006年12月12日 | 子育て
師走になり、世間はクリスマス一色。子供が英語に触れることができる絶好の機会ですが、我が愛息はクリスマス・ソングに夢中です。特にお気に入りは、『Santa Claus Is Comin' To Town』。
You better watch out, you better not cry
Better not pout, I'm telling you why
Santa Claus is comin' to town
He's making a list and checking it twice
Gonna find out who's naughty and nice
Santa Claus is comin' to town
He sees you when you're sleepin'
He knows when you're awake
He knows if you've been bad or good,
So be good for goodness sake
Oh! You better watch out, you better not cry
Better not pout, I'm telling you why
Santa Claus is comin' to town
日曜日の夜は、このCDに合わせて歌いながら、何回となく一緒に踊らされました。

子供は、リズムで英語を覚えている感じがします。確かに、この歌は韻を踏んでいるので、覚えやすいと思います。しかし、大人の私は意味を考えながら覚えているので、歌う際にリズムが止まってしまう時もあります。

感覚で吸収できる力を持っている子供が、とても羨ましく思いました。必ずここで身に付けたことは、大きくなって役立つからです。

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前置詞と冠詞

2006年12月11日 | 英語勉強法
定期購読している『ENGLISH JOURNAL』1月号の特集は「英文法の“習慣病”を克服する」。《前置詞》、《冠詞》、《関係詞》、《動名詞・不定詞・分詞》、《時制》に関する問題をそれぞれ20問・計100問を解き、弱点を診断するというもの。

結果96点でしたが、点数を落としたのは前置詞と冠詞の分野。英語を25年間勉強していますが、この二分野に関しては未だに全体像がつかめません。とても奥が深いです。

「イディオムだから」「慣例的にそうだから」という解説に納得することなく、その本質を追究していきたいと思います。

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Don't get complacent.

2006年12月04日 | 閑話
昨日の朝、CS放送朝日ニュースターで「テレメンタリー2006」というドキュメンタリー番組を見ました。

内容は、広島お好み焼き店を屋台街に新規出店した若い店長の話。開店1週間は売り上げ目標を上回っていたのだが、日に日に売り上げは落ち、苦戦を強いられ、自問する日が始まる・・・、というところで番組は終了しました。

屋台街のプロデューサーがこの店長を呼び出し、あるお客様から「味にブレがある」という投書を伝える場面が印象的でした。

そのプロデューサー曰く、「日々修行して、味を追求していかないと、殿様商売になる。もっとお客の目線で考えろ。」

この言葉を聞いて、はっとしました。現状に満足して自己啓発を怠ると、必ず揚げ足を取られます。これは何も飲食業界に限ったことではありません。「仕事」と呼ばれるすべてのことに当てはまると思います。

驕ることなく、常に謙虚に。英語で言えば
Don't get complacent.
といったところでしょうか。この姿勢を忘れずに、英語の勉強と指導に取り組みたいと思います。

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