英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

人生の舵を切る

2017年07月31日 | 閑話
2001年7月31日、留学のため5年4カ月勤めた銀行を辞めました。その先にどんなに素晴らしい世界が待っていて、自分の思い描いた人生を送れるようになることも知らずに、ただただ不安に苛まれながら。

渡米後、最初に訪れた Alki Beach
あの日を境に、私の人生は自分が舵を切る方向に進むようになりました。たとえその時は遠回りに見えても、後から見ればそれは正しい航路だったと、自信を持って言えます。

すべての人が自分の思い描く人生を送れますように・・・。


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明確な夢には行動が伴う

2017年07月30日 | 指導現場にて
中学の教科書を使って指導をしている小6の女の子。「正」の字でつけている音読の回数が、ハンパないですね(^^)/
指導し始めた1年前は、まだまだ自信が持てずにいて、それまでの自分をそのまま受け入れようとしていました。しかし、授業では心を書き変えることに注力し、自習に来ている進学校に通う高校生達の姿を目の当たりにして、自分の目標を言葉にする大切さを教えてきました。

数ヶ月後、「私もあの高校に行きたい」と言えるようになり、そして、今まで言えなかった将来の夢を、自信を持って言葉にすることが出来るようになりました。

彼女の夢は flight attendant(客室乗務員)になること。明確な夢は、それを実現するための“行動”と言う名の努力をもたらします。彼女が英語を自由に操ることができるようになる日は、そう遠くはないはずです。

夢の実現に向かって子どもが変わっていく姿を目の当たりにできることこそ、私の仕事の醍醐味です。


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生きている表現

2017年07月29日 | 指導現場にて
6月に行われた英検2級の語彙問題で、be dying to do という表現が出題されました。

私がこの表現を知ったのは、ワシントン大学留学時(2001年~2002年)の授業で使われていた『ALL CLEAR!』という、ネイティブが好んで使うイディオムを収めたテキストでした。

帰国後、大学受験業界に身を置くようになってから、母校・早稲田大学政治経済学部の過去問を解いていた時、2004年の英文整序問題で、I'm dying for something cold to drink. という形で出てきました。

私が高校生の頃には、こういった表現が検定試験や大学入試で問われることは皆無でしたが、時代とともに、会話でよく使われる口語表現が当然のように問われるようになってきました。be dying ですが、“生きている”表現ですね(笑)。

University of Washington


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難しいことをやれ!

2017年07月28日 | 指導現場にて
高2(1988年)の夏休みに、岩波新書を一冊読んで、感想文を提出する宿題を課されました。当時は「なんでそんな面倒くさいことをさせるんだ?」と憤懣やるかたない思いでしたが、高3の夏休みは受験勉強一色になってしまうので、時間を自由に使える高2の夏休みに学術的な文章に触れさせておこうという先生の愛情だと、今では思えます。

私がその時選んだのは、世界史が多少好きだったので、『コンスタンティノープル千年』という黄色い岩波新書でした。トルコの都市・イスタンブールの変遷を詳述した本でしたが、数ページで挫折し、結局、感想文は、世界史の教科書や資料集から関係したところをまとめた感じで済ませ、感想文の体を成していませんでした。

高次元で物事を考えるようになるには、高度性・抽象性・独自性に優れた文章に触れることが大切ですが、そんなことも当時は分からず、その宿題を何とかごまかそうと精一杯でした。しかし、数年後に大学に入学してからは、むしろ岩波新書ばかり読むようになったのですから、不思議なものです。高次元で学ぶ楽しさに高校時代に気づけていたら、また違った道を歩んでいたかも知れません。

高1・2年生たちにこの夏休みの過ごし方のアドバイスをするなら「難しいことにどっぷり浸かれ!」です。学術的に高度なことから逃げていたら、いつまでも高次元の学問にはたどり着けません。新書を読む、東大・京大・早稲田・慶應などの超難関大学の赤本を徹底してやってみる、「大学への数学」を解いてみる・・・等々、いろいろチャレンジできると思います。そして、そこに将来の自分が進むべき道のヒントがあるのです。


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思い出の夏にする

2017年07月27日 | 閑話
第一志望の早稲田を目指し、代々木ゼミナール代々木校で浪人していた1990年の夏、椿本先生の夏期講習のテキスト「早大古文ゼミ」を、友人からコピーさせてもらいました。テキストの本文ではなく、“はしがき”のみを・・・。

以降、この文章は、浪人して早稲田を目指していた私の心の支えとなり、今も私の中で生き続けています。
「早稲田の学生証をもらった時、これまでの人生でいちばん欲しかったのはやっぱりこれだったのだ、ということがはっきりわかりました」という手紙をくれた男がいた。

一文に受かって、上智の外国語学部をけった女の子もいた。学費を払ったのだから上智に行けという田舎の父親を、彼女は懸命に説得した。そして、しめ切りの日の夕方、やっと学費のふり込みに成功したのだった。最後の三日間、彼女は泣き通して父親の心を動かしたのだ。

一点足りずに落ちた男もいた。そのことを知った時、彼のお父さんは息子に「もう一年やれ、俺が応援する」といったそうだ。彼は即座に青学をやめて受験勉強に入った。発表の日、彼がまっさきに合格の報告をしたのは、会社にいる父親であった。

「早稲田が俺を呼んでいる」といいづづけていた男もいた。彼は、親をだまし、すべりどめ校も受けずに早稲田だけ受けた。政経学部の試験日の前日に熱を出し、それでも四日連続の入試に耐えた。受かったのは法学部だけであったが、報告にきた彼は、ほんとにいい顔をしていた。

こいつらとは、私はいまでも一緒に酒を飲む。これからの長い人生で、こいつらになにが起こるか、私にはわからないけれども、彼らが、人生のその時々に目標を定めることができる奴らであり、その目標に向かっていく闘争心をもっている奴らであることだけは信じている。

あと七ヶ月。硬派の早大生になってほしい。そして、僕でよければ、一緒に飲みたいと思う。

(引用:1990年 代々木ゼミナール夏期講習 椿本昌夫「早大古文ゼミ」はしがき)

多くの高3生と大学受験生が夏休みに入り、勝負の夏に挑んでおります。「夏なのに、なぜこんな思いをしてまで勉強をしなくてはならないのか」という思いを抱いている人も少なくないはずです。椿本先生の言葉の全部を読めば、その意味が少しは分かるかも知れません。

たかが受験、されど受験。何事にも熱くなれるのは若さの特権です。しかし、大学全入時代の昨今、ここまで大学受験に熱くなれる受験生を見かけることは少なくなりました。だからこそ、少しのこだわりと努力の継続で、夢は叶うのです。数十年後に今年の夏を振り返った時、「あの夏の時間があったから今がある」と言えれば、最高ですね。


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comfort zone を抜け出せ!

2017年07月26日 | トラスト英語学院
トラスト英語学院では体験授業を気軽に受けていただいていますが、授業内容や指導レベルが高いとおっしゃられる方が意外と多いです。しかし、レベルの高いことをやらずに今の実力を伸ばすことが出来るのか、私は疑問に思います。

自分が快適に感じる comfort zone でぬくぬくしていても、そこを脱しない限り、いつまでたっても成長はありません。筋トレをしているのでよく分かるのですが、いつまでも軽いダンベルを上げていても筋肉は大きくなりません。「少しきついな」と感じる重さのダンベルを上げることで筋肉が成長し、「もう限界だ!」と思えたところからさらに回数を増やして負荷をかけることで、筋肉に持久力がついてくるのです。

私は授業で、レベルの高いことをやりつつも、基本を全て網羅し、更に高いレベルにたどり着く道程までも示しています。自分を成長させたいというアツい想いがあれば、誰にでも飛躍できるチャンスがあります。この夏、comfort zone から抜け出し、新しい自分に出会ってみよう!


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基本勉強+実践的勉強

2017年07月25日 | TOEIC・英検など
第222回TOEICから一夜が明け、昨日は冷静にTOEICを振り返りました。良かった点と悪かった点、いろいろと反省が出てきますが、一つの大きな収穫は、試験全体を通じて、動揺することが全くなかったということです。その結果、いつも以上に早い20分前に解き終えることが出来たと解釈しました。

日々の勉強姿勢がそのまま、TOEICに直結します。英語力全体を底上げする基本の勉強と、TOEIC向けの実践的勉強のどちらも欠かすことができません。前回から今回のTOEICまで、そのバランスが保たれて勉強できたと思います。

次回のTOEICまで2ヶ月あります。実践的勉強の中心教材として使うのはHUMMERさんの『990点攻略』です。旧版を3年前に徹底してやっているのですが、昨夜、パート5のTraining問題をやって、すでにワクワクとした高揚感を止めることができません。さあ、どこまで本著をやり倒せるか?自分との戦いがまた始まります。


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道具にこだわる

2017年07月24日 | TOEIC・英検など
第222回TOEICの感想をブログにアップしたところ、たくさんのアクセスをいただきました。毎回のことですが、TOEICの注目されている証ですね。

昨日は、普段のTOEICでマークシート様に使っている1.3mmのぺんてるのシャーペンを忘れてしまったことに気づき、会場に行く途中の丸善で、新しいものを物色し、KOKUYOの1.3mm PS-MP101 の「マークシート最適セット」を購入しました。
これまで使っていたぺんてるのシャープペンは4年以上愛用し、これまで990点満点を取得した時もすべてぺんてるでしたので愛着もありますが、本体の細さが気になっていました。今回使ったKOKUYOは適度な太さで、マークしていても手に疲れを感じませんでした。これからはこの2本を持参し、受験当日の気分でどちらを使うか決めようと思います(^^)v

以前、TOEICkerのVOZEさんが2013年の「3分の差」というブログで検証されていましたが、一般的な0.5mmのシャーペンと1.3mmのそれでは、200問をマークすると3分の差が出てくるそうです。大半の受験者が最後まで解き終わることが出来ないTOEICで、この3分の差は大きいのです。「弘法筆を選ばず」で実力がないうちに道具にこだわってもしょうがないですが、英語の実力がついてきたなと思ったら、シャーペンにこだわってみるのもいいですね。それだけでヤル気がアップするかもしれません。


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第222回TOEICの感想

2017年07月23日 | TOEIC・英検など
自身63回目となる第222回TOEIC L&R を受験してきました。受験された皆さん、お疲れ様でした。会場は信州大学経法学部・人文学部。私の受験した教室は208人収容の大教室でしたが、二人掛けの長机に一人で座る配置で100名が受験し、ゆったりと受験できました。
以下、個人的な感想を勉強法も含めて記します。

【リスニング全般】
200人超の大教室にCDラジカセ一台でしたので、後ろに座った人は音が籠って聞こえてしまったかも知れませんが、私は最前列右という最高の位置でした。リスニング47分で全体終了が15:02のフォームでした。

【パート1】
難しい問題はありませんでした。比較的難しいとされる人が写っていない写真も、無難にクリアしました。またまた一輪車が登場、もはやTOEICの代名詞と言えるでしょう(笑)。

【パート2】
ヒントになるものが何もないので、リスニングの中で一番苦手なパートですが、聞き終わった問題にはこだわらない、意識の切り替えが大事なパートでもあります。今回は前回の第220回ほど難しくなかったように思います。平叙文に対する応答文が多かったです。

【パート3とパート4】
パート3は13セット×3問の39問、パート4は10セット×3問の30問。チャートやイラストが含まれ、3人の会話も2セットありますが、「設問の先読み」→「内容推測」→「聴きながら解答」→「解答指示アナウンスの時に次のセットの設問を先読み」のリズムが大切です。すべてのセットとも、内容推測と解答をスムーズに無難にできたと思います。直前の一週間に、HUMMERさんの新刊『リスニングスピード攻略』を徹底していやっていたのも奏功したのではないでしょうか。

【パート5】
いつも通り文法・語彙問題とも満遍なく出題されていました。迷った問題もありましたが、これまでに感じた難しさの類のものはありませんでした。

【パート6】
新形式は4セット×4問の16問。文挿入も各セットで問われますが、紛らわしい選択肢はなかったように思います。空欄の前後関係を意識しつつも、全体の流れ意識すれば大丈夫です。今回は、紙ベースのゴルフ雑誌を廃刊するという話が、内容と選択肢の両方とも新しい傾向のように感じました。

【パート7】
新形式ではダブルパッセージ(DP)だけでなく、トリプルパッセージ(TP)も出題されるため読ませる量が増え、受験者を最も悩ますパート。今回はパート5を6分、パート6を8分で通過し、いつもとだいたい同じペースで14時01分頃に約60分残してパート7に突入しました。

解き方は、今回もいつも通りHUMMER式を採用しました。最近のTOEICパート7は、回やフォームによって難易度が違い、また、全体的に難化・長文化しているので、油断せずに全精力を傾けました。No.176のDPに突入したのが14時19分、No.186のTPに取り掛かったのが14時28分。終了約20分前の14時43分に完答できたので、過去もっとも速くリーディングを終えることが出来ました。結果、迷った問題の再検討や全体のマーク漏れチェックも出来ました。長文化・難問化する近年のTOEICだからこそ、20分前に解答し終えることを目標にしてきましたが、今日は普段のトレーニングの成果を感じることができました。


今朝、TOEIC会場に向かうため電車に乗ったところ、座席が他に空いているにもかかわらず、私の隣に座られた女性が、しばらくしてから英語で「Are you Mr. Fukuzawa?」と話しかけてきてくれました。何でも、トラスト英語学院の近くに住んでいて、私のブログの読者でもあるそうです。彼女もこれからTOEICを受けに松本まで行くとのことでした。帰りは、大学前からバスに乗るや否や、「福澤先生ですよね?」と、フェイスブックとツイッターで情報交換させていただきている方と、初めてお会いすることもできました。世間は狭いな~と感じるとともに、TOEICをベンチマークにして英語の勉強を続けられている方が多いことも実感した一日でした(*^^*)

TOEICの数週間前からの緊張感と高揚感。終わった後の達成感と開放感。そして、全国の多くの受験者・学習者とつながれるのもTOEICの醍醐味。そして、常に進化・難化を繰り返すTOEIC。次回の9月の受験を楽しみにして、また日々のトレーニングを積んでいきます。


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いざ真夏のTOEICへ

2017年07月23日 | TOEIC・英検など
この1週間は、普段のノルマ学習以外に、HUMMERさんからご献本いただいた3冊のうち、『TOEIC L&Rテスト リスニングスピード攻略』を徹底してやりました。
旧形式のTOEICから新形式に受け継がれている伝統的な問題と、新形式を受けた人にしか分からない「そうそう、こういう表現や問題が出題されるようになったよね」という新鮮味ある問題から構成されています。

例えば、We'll keep you posted if there are any changes. という英文中の keep one posted という表現。私はこの表現を16年前にシアトルで知り合ったネイティブに教えてもらって以降、ずっと使っていますが、なかなか参考書等ではお目にかかりません。大学入試でもあまり出題されない部類のイディオムであり、記憶が残るところでは十数年前の沖縄国際大学の空所補充問題で、以下のように出題されたくらいです。

My secretary keeps me ------- on everything that goes on at the office.
(A) interested
(B) posted
(C) touched
(D) filed

このようなネイティブが好んで使う表現をさりげなくリスニングの中に入れてくるあたりも新形式さながらです。そして、『リスニングスピード攻略』のレベルは本番と同レベルで、上級者をひっかけようとする問題文や選択肢も、本番のTOEICを受けているかのような感じがします。さすが!HUMMERさんです。

そして、しつこいくらいの実践トレーニング。鍛えられる一冊ですね。リスニングが苦手な人、そして、990点満点取得のためにまずはリスニングで安定して満点を目指そうとする人に、繰り返し取り組んでもらいたい一冊です。


さて、今日は自身63回目の第222回TOEICです。真夏に行われる文字通りアツイTOEIC。フォーム別のレベルや内容・難易度は関係ありません。日々自分でやると決めたことができているかが試されるのがTOEIC。泰然自若の精神は日々の過ごし方で養われます。自分に課した日々の英語トレーニングが確実にこなせていれば、慌てることは何もありません。毎日勉強を継続されてきて、今回の受験に臨まれる方は、自信を持って問題と対峙しましょう。私も、日々のノルマと上述した『リスニングスピード攻略』のおかげで、ずっしりと構えて受験できそうです。

※第222回TOEICの感想は、夜7時過ぎにアップします。


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