英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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たくさんの石を集める

2024年03月28日 | ランニング・筋トレ

もう十数年も前ですが、ある高校の英語の副教材を読んでいたら、含蓄のある長文に出会いました。すべての生徒に伝えたいと思えたほどの内容だったので、以下に私の和訳を載せさせていただきます。

 

「なぜ、こんな面白くないことを学ばなくちゃいけないんですか?」

これは、何年にも及ぶ教師経験で、私が耳にした生徒からの不満や質問の中で最も頻繁に尋ねられることの一つでした。私は、以下の言い伝えを生徒たちに話すことで、この質問に応えています。

 

ある晩、旅人たち一行が就寝の準備をしていたとき、突然、荘厳な光に包まれた。天神が面前にいらっしゃると彼らは分かった。大いなる期待のもと、彼らにとって特別なものとなるであろう崇高な神のお言葉を、彼らは待った。ついに神の声が発せられた。

「できる限りたくさんの石を集めなさい。そして、それらを鞍袋に入れなさい。あと一日旅を続けなさい。そうすると明晩、あなた方は、幸せであり、そして悲しくもあるということが、わかることでしょう。」

天神が去った後、旅人たちはお互いに失望と怒りで意見を同じくした。財を築き、健康を手に入れられるような崇高で普遍的な真実を、天神が明らかにしてくれると期待していたからだ。しかし実際はそんなものではなく、自分たちにとって何の意味もなさないつまらない作業を、旅人たちは課されたのだった。

しかし、天神の偉大な輝きを覚えていたので、不満を口にしながらも、旅人たちはいくつかの石を拾い上げ、鞍袋に入れた。旅人たちは明くる日も旅を続けた。そしてその晩、野営をしている時に鞍袋に手を入れてみると、拾い集めた石の一つ一つがダイヤモンドになっていることを発見した。旅人たちはダイヤモンドを手に入れられたことを喜んだが、もっとたくさんの石を集めなかったことを後悔したのだった。

 

いかがでしょうか。子供たちに勉強する意義を問われたとき、小難しい話しをするよりも、この言い伝えを話してみるといいかも知れませんね。そして、これって勉強だけでなくすべてのことにあてはまると思います。もちろん、ランニングや筋トレにも。

毎日10kmを走る。その一つ一つのストライドに何の意味があるか分からない時もある。でも、その一つのストライド、1mを重ねることでしか、距離は生まれない。

毎日の筋トレとストレッチ。その時はきつくて「俺は何をやっているんだろ?」と思えても、その一つ一つが積み重なっていくと、気づいた時は42kmを自信を持って走り切れる走力というダイヤモンドになっています。

 

来月21日に出場する第26回長野マラソンのアスリートビブス参加票が発行されました。今年はC1867。一昨年はE4003、昨年はD2379だったので、スタートブロックがE→D→Cと変遷し、今年も前年より「出世」したことになります。

制限時間が6~7時間がほとんどのフルマラソンの大会の中で、今でも制限時間5時間でシリアスなランナーが集まる長野マラソン。そのたいかいでのCブロックスタートは自信になります。これからも真摯にランニングと向き合い、一つずつ石を集めていきます。

第25回長野マラソン(2023年4月) サブ200(3時間20分未満)達成

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2 コメント

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Unknown (samgirly)
2024-03-28 09:09:29
たくさんの石、集めたいですね。
なかなか足もとの石に注目することさえ忘れてしまいがちになります。
何事にも丁寧に向き合うことが大事ですね。
いいお話をありがとうございます。
返信する
足もとの石 (福澤 健一)
2024-03-29 09:36:33
samgirlyさん、コメントありがとうございます!

遠くにある綺麗な意思を拾おうとして、足もとの石を忘れてしまいますね。まずは何気ない日常に感謝し、身近にある石を拾っていくことから意識したいです。
返信する

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