英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

Halloween

2006年10月29日 | 指導現場にて
昨日は午前中に、毎年恒例の Halloween パーティーを行いました。小学生が対象だったのですが、塾生以外の子も沢山来て、大盛り上がり。

生徒たちが牛乳パックを使って作った jack-o'-lantern がデコレーションのメインとなり、楽しいひとときを過ごせました。
午後は7時間連続で個別指導でしたが、午前のパーティーで小学生からパワーをもらい、何とか乗り切ることが出来ました。おかげさまで、昨夜は心地よい疲れの下、熟睡でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訳読主義の弊害

2006年10月27日 | 英語勉強法
今日は熱く語らせてもらいます。語調が厳しくなりますがご容赦下さい。

地元の進学校であるI高校に通う生徒(K)と私の会話。
K:「service という単語はどのように訳したらいいですか?」
私:「service は‘サービス’でいいよ。」
K:「外来語じゃなくて、ちゃんとした日本語にしないと学校の先生に怒られる。」
これは、昨日の授業後のやりとり。I高校2年生が使用している教科書、三省堂『CROWN English Series[Ⅱ]』のLesson 7の本文に関しての質問でした。

まあ、私は経済学士で大学では専門だったので、
「じゃあ、‘物質的なものを伴わない用役や労働’にしておけば?」
と答えました。

しかし、何なんでしょう、この教師のこだわりは?外来語であるサービスもちゃんとした日本語ではないでしょうか。

世の中にはまだこういう教師がいるんですね。早稲田大学に合格する前に通っていた明治大学でも、やたらと日本語にこだわる英語の教授がいて、生徒が訳すときは外来語が一切禁止されていました。やはり生徒からの評判はイマイチ。

日本語訳にこだわっている限り、英語力は伸びません。速読も出来ません。大事なのは英文構造を瞬時に把握できる力。訳読は今の時代必要とされていません。そもそも、英語は英語、日本語は日本語。完璧に翻訳することなんて不可能。辞書の訳も、妥協の産物なのです。

翻訳家養成や文学作品の鑑賞をする授業ならまだしも、確固たる英語力の基礎を培わなければならない高校2年生の授業でこのような状態とは・・・。

聞けばこの教師も50歳以上とのこと。時代の変化について行ってもらいたいものです。時代遅れの英語の授業をしている暇があれば、世界史の授業をした方がよろしいのではないかと・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

形あるものをつくる

2006年10月26日 | 英語勉強法
一戸建ての建築を考えているため、最近はモデルハウスや完成見学会などに足繁く通っています。先日は、大工である叔父のコネで、建築中の現場まで見学させていただきました。

それまでは、完成住宅しか見ていなかったので気づかなかったのですが、建築中の住宅を見て、英語の勉強と似ているな~と感じてしまいました。

この時期になって慌てて「大学に合格させて下さい」といって塾に入ってくる生徒がいます。センター試験まで3ヶ月。かなり厳しいです。

例えば、私が施工会社に「3ヶ月で家を建てて下さい」と言ったらどうなるでしょう。まず無理な話ですし、出来たとしても荒削りな欠陥の多い住宅になってしまうかも知れません。

「○○大学に行きたい」という希望を抱き、高1の頃から英語を教えてきた生徒には、勉強計画案という名の‘設計図’が私の頭の中で練れますし、進捗状況を見て修正も可能です。

しかし、3ヶ月では突貫工事でやるしかありません。もちろん、プロとしてやるだけのことはやります。しかし、住宅同様基礎のない生徒には、大学合格という家は建てれられません。基礎が完成するのを待っていては、3ヶ月で家は建ちません。この矛盾はどうにもならないのです。

建築現場ではプロの職人さんが、施主の希望にあうように、一つずつ着実に組み立てられていました。英語指導でも、時間をかけて、こういう仕事をしなければいけないと実感しました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嬉しい知らせ

2006年10月23日 | 指導現場にて
2年前、英語を教えていた生徒がいます。彼女は、とある外国語大学合格を目指し、高3生になってから猛勉強を始めましたが、残念ながら4年制の大学には合格できませんでした。

しかし、その大学の付属の専門学校へ進学を決め、「2年後には必ず4年制大学へ編入してみせます!」と僕に誓って、高校を卒業していった。

それから1年半が経った今日、彼女からの嬉しいメールが届いた。
「先生!○○外国語大学英米語学科に合格しました!!正直、人より2年長く受験生活をしていましたが、ずっと目指していた外大合格を勝ち取れて本当に嬉しいです!あの頃、先生から学んだ英語の楽しさは今でも忘れません。それがあったから今までずっと同じ気持ちで目標をたてて頑張ってこれたと思います。本当に本当にありがとうございました。」
今朝方届いたこのメールを読んだ途端、目頭が熱くなり、トイレに閉じこもってしまいました。そして、人に影響を与えられる仕事に就いていて良かったと思うと同時に、私と過ごした時間をいつまでも覚えていてくれるという事実に、非常に責任を感じました。

これまで以上に、今の仕事にプロ意識を持ち、生徒たちを鼓舞していきたいと思います。

英米語学科に編入し、英語道を歩き始める彼女。私も負けてはいられません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良質な英文

2006年10月19日 | 英語勉強法
久しぶりに本棚から赤本(大学入試過去問)を引っ張り出して、自分が高3生のときに受験した早稲田大学政治経済学部の長文読解問題(1990年)を解いてみました。
I suppose everyone would agree that one of the particular things we observe when we try to take a general look at the world as it is today is a growing demand on all sides and by every kind of human being for a greater share in the control of his own life and destiny.
この長い一文で始まる大問3は非常に中身が濃く、論理的にもまとまった英文。設問も適切で、確固たる読解力がないと解答できない良問ぞろい。

「さすが早稲田政経!」と、読み終えたあとに叫んでしまいました。もちろん、高校3年生当時はそんな風に感じる余裕はなく、アップアップの状態でしたが・・・。

英語を教える立場になって読むと、同じ英文を読んでもこんなにも感じ方が違うのかと、妙に感心してしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

らくがきちょう

2006年10月11日 | 子育て
昨日、妻が「この落書き帳を見て」と、愛息が使っている‘らくがきちょう’を持ってきました。そこには驚くべきことが書かれていたのです。

ローマ字で「FUMISENSEI」、ひらがなで「ありがとう」と書かれているようです。

彼が毎週通っているヤマハ英語教室の担当のFumi先生が、結婚のため今月いっぱいでお辞めになることになり、先週の授業でそのことを知ったらしいのです。3歳になったばかりの子が、ローマ字とひらがなを駆使し、誰に言われたわけでもなく落書き帳に記していたこの言葉を見て、思わず目頭が熱くなりました。「うちの子は凄い!」と・・・(相変わらずの親バカでスイマセン)。

他のページには私の名前もローマ字で書かれていました。


言うまでもなく、自分の名前もローマ字で書けていました。


小学生の英語必修化に関し、某大臣の発言を受けて、賛否両論が取りざたされています。しかし、自分の子を見る限り、子供には多くのことを与えても、それを消化できる能力は備わっているように見えます。「英語を学ぶ前に、日本語の素養を」ではなく、日本語・英語とも教えて問題ないと思います。英語に興味を持った子供が自主的に英語を学んでいけばいいだけのこと。

全ての人が一人も洩れず英語ができるようなる必要はありません。もしそれを望むなら、極論すると、学校で勉強していた人は皆東大に入れないといけないのと同じ論理ではないでしょうか。

たかだか小学校で週1時間英語をやっただけで、どうこうなる問題ではありません。それだけで英語がマスターできれば誰も苦労しませんよ、大臣さん!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

the pros and cons

2006年10月07日 | 子育て
昨年の信毎ホームページ大賞2005を通じてお知り合いになれたIVYおじさんのブログに、藤原正彦著『国家の品格』が紹介されていました。何でも、小学生から英語を学ばせると日本がダメになるという内容も書かれているらしい。是非ともこの連休中に読みたいと思います。

約10年前の銀行員時代、寺澤芳男著『英語オンチが国を亡ぼす』(単行本版)を読んだことがあります。内容は、片や小学生から英語学習を推奨する内容。

英語道に精進する者として小学生の英語必修化には基本的に賛成です。しかし、何事にも長所・短所(因みに英語では‘the pros and cons’)があるので、この件についてもそれらを見極め、自分なりの説得のある考えをもちたいと思います。

愛息には英語のみならず日本語も積極的に教えています。3歳になったばかりですが、ひらがなを書けるようにまでなりました。


先月のカレンダーに予定を記入して遊ぶのがお気に入り。「ごはんたべる」と書いてありました。

来年からいよいよ幼稚園。英語・日本語ともに興味を持ち続けてもらうよう、家庭学習での親の関わりが今まで以上に大事になってきます。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誤文訂正問題

2006年10月05日 | 指導現場にて
今後間違いなく大学入試英語の出題形式として主流になってくるのが、誤文訂正問題。

その理由として次の二点が挙げられます。
①出題者の立場からすると、英作文は採点基準の統一が難しく、かつ採点に時間がかかる。
②旧TOEICのPART6の20問が誤文訂正問題であり、TOEIC人気の上昇とともに大学入試でも誤文訂正問題がメジャーになってきた。
誤文訂正問題は、受験者の純粋な英語力を測るものとして最適です。とどのつまり、正しい英文を書けない・話せない人に、正答を導くのは難しいからです。

私が誤文訂正問題を克服できたのは、シアトル留学時代にTOEFL対策の授業を受講していた時。TOEFLではTOEIC以上に難しい誤文訂正問題が出るのです。

対処法は極めてオーソドックス。どんな英文でも主語と動詞をそれぞれ1語で指摘し、その関係が一致しているか否かを見極めます。3人称単数現在形の主語なのに動詞に s が付いていないとか、能動関係がおかしくないか・・・などをまず判断します。そこが正しければ、後は持っている文法知識を総動員し、細かい文法事項をチェックしていくのです。

どう考えても間違い箇所を指摘できず、その英文が正しい英文に見えてしまう。それはまだ、日本語を介して英語を読んでいる証拠。英文を“英語”として捉えられるようになると、誤文訂正問題も何ら臆することなく解答できるようになるのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

such a surprise

2006年10月02日 | 閑話
一昨日(9月30日)、総アクセス数が30,000件を超えました。

友人・留学時代の仲間・親戚・同級生・ご近所の方など、毎日ご覧頂いている方は様々だと思います。今後も私の英語道追求の過程(といっても近況報告が殆どだと思いますが・・・)を楽しみにして頂ければ幸いです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする