英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

センター試験とTOEICの思い出

2025年01月12日 | 指導現場にて

大学入学共通テストまで一週間となりました。受験生たちは「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」とピリピリしてくる時ですが、日々のルーティンを崩さずにいつも通りの勉強をしましょう。

そして、本番が近づくとついついやってしまうのが験担ぎです。私も以前はTOEICを受ける朝は990点満点取得を祈願して、朝からククレ(990)カレーを食べていたものです。

しかし、験担ぎも行き過ぎると、やはり「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」とストレスになりますので、ほどほどがいいですね。私は大学受験時代は私立専願だったので当時のセンター試験は大学受験の結果に影響がありませんでしたが、一応受けました。マーク模試も受けず、過去問も解かずに臨みましたがちょうど8割取れました。それくらいの気軽さで受ける方がいい結果につながるのかも知れません。知らんけど・・・(^_^;)

TOEICも、会場に早く着き過ぎて1月の寒空の下、2時間ぐらい外で待たされてお腹を下してしまい、ピーピー状態で試験を受けざるを得ない時もありましたが、その時は満点でした。験担ぎのルーティンが崩れましたが、逆に開き直れて最高の結果につながったのかも知れません。知らんけど・・・(^_^;)

とにかく、あと一週間、やり切ったと思えた状態で本番に臨めればOKです。共テだけで大学受験の結果が決まるわけではないですし、そもそも、長い人生から見たら大学受験はそのほんの一部にしか過ぎないのですから。でも、そのほんの一部に真剣になれる受験生の姿こそ、素敵です。

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Easier said than done.

2025年01月05日 | 指導現場にて

昨日は2025年の仕事始め。

大学入学共通テストまで2週間ですから、高3生は年始気分もそこそこに、最後の追い込みに全力投球です。

その一方で、危機感がないのが高2生。大学受験をまだまだ先のことで他人事のように考えている生徒も多いです。

昨日は、先月の授業で指導したことを復習せずに覚えていない生徒たちに活を入れました。「国立の○○大学に合格したい」なんて誰でも言えます。大切なのは、その目標を達成するために行動しているのか否か。言うは易く行うは難し。Easier said than done.

「フルマラソンを完走したい」なんて誰でも言えまよ。では、そのために日々何をするのか?中途半端な気持ちや、一週間に十数キロ走っただけでは、マラソン大会当日に文字通りの痛い目に会い、後悔しか残りません。

 

高校生たちには、目標に向かって一日一日の小さな努力を継続し、それを積み上げていく年にしてもらいたい。

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prosperous な年にしよう!

2024年12月28日 | 指導現場にて

外国語学部を目指す高2生の保護者の方から、授業の通信欄にこんなコメントをいただきました。

May you have a prosperous new year.

祈願を表す助動詞 may を使った英文。prosperous(繁栄した、裕福な)という形容詞も縁起がいい(auspicious)単語ですね。

この高2生は年明けに英検準1級に挑戦します。彼女を含むすべての生徒が努力を積み上げて、望む結果を手にする一年であってもらいたいと思います。私からは『新・基本英文700選』に載っている次の文章を送ります。

May all your dreams come true.

さあ、今年も残すところ4日。最後まで全力で駆け抜けます。

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“現在分詞”の略語って・・・

2024年12月18日 | 指導現場にて

小学6年(11歳)から英語を学び始めて40年以上が経ち、英語の指導現場に立って20年以上が経ちますが、生徒に気づかされる「言われてみれば・・・」的なことが未だにあります。

昨夜も、ある高2生に動名詞と現在分詞の違いを教えていたところ、彼女からこんな質問が飛び出しました。

「先生!過去分詞を pp で略して書きますが、現在分詞はどう略すんですか?」

過去分詞は英語では past participle。よって、過去分詞を pp と略すのは英語指導者、生徒の両方にとって常識的に知られていることです。でも、現在分詞を略すなんて今まで気にも留めたことがなかったですね(^_^;)

現在分詞は present participle。頭文字だけとったら pp で過去分詞と一緒やないか~い(・_・;)!

愛用している『コンパス ローズ英和辞典』で調べてみると、ppr. と略すと書かれていました。過去分詞は pp で現在分詞が ppr. 。しかもなぜか、現在分詞の略語にはピリオド(.)がついているという・・・。

過去分詞の略語だけを紹介するなんて不公平ですから、今後の指導では、現在分詞の略語もきちんと紹介していこう(^^)/

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“自信”というウィルス

2024年12月15日 | 指導現場にて

中央大学法学部で出題された英文。

Confidence is like a helpful virus spreading through your body. If you have it, it will infect everything you do in a positive way.

(自信とは体全体に広がる有益なウィルスのようなものである。自信を持てれば、行うすべてのことにポジティブに影響を与えてくれるだろう)

こんなウイルスなら、進んで感染したいですね(^^)/

大学入学共通テストまで約一ヶ月。大学受験生はいよいよここからがラストスパートで正念場。インフルエンザやコロナになんて感染してられません。自信というウィルスが全身に感染するよう、最後の追い込み(the last-ditch effort)を頑張ろう!

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大学合格へのモチベーション

2024年12月14日 | 指導現場にて

ある高校では、先週、学校の主催の大学見学ツアーが行われたそうです。見学できる大学も複数の中から選べるようで、ある高1生は「外語大のキャンパスを歩いた後、モチベーションが上がって、帰りのバスの中ではみんな英単語集を開いて黙々と覚えていました」と、興奮気味に話してくれました。

現在は大学主催のオープンキャンパスがあったり、高校主催で大学見学に行ったりと、高校生たちは恵まれた環境ですね。私が高校生の頃は、そもそも「オープンキャンパス」という言葉すら存在しませんでしたし、高校が大学選びの選択肢を広げてくれるような取り組みも全くありませんでした。当時は、行きたい大学があったら、休日に各々勝手に大学まで出向き、キャンパスを歩いて雰囲気をつかむくらいでした。でも、そっちの方が意外と普段の大学の雰囲気を感じることができるようにも思います。そして、運よく大学の生協が営業していたら、大学のロゴ入りのシャーペンやバインダーを買い、それらを使って日々の勉学のモチベーションを維持していました。あの頃、早稲田のシャーペン、いっぱい買ったな~(^^)

もちろんインターネットもない時代でしたので、大学に関する口コミ情報もなく、先輩や友人のつてをたどって、情報を仕入れたものです。

現在はそんな苦労をしなくても、大学や高校が機会を与えてくれているので羨ましいですね。でも、裏を返せば、自ら能動的に大学を選ぼうという姿勢が弱くなっているとも言えますが・・・。

いずれにしても、大学を肌で感じて高まった勉学に対するモチベーションを、その後も維持し続けることが大切です。

 

言うは易く行うは難し。

したい人、10,000人。

始める人、100人。

続ける人、1人。

 

厳しい言い方ですが、そんなもんです、人間なんて。でも、それが出来た人だけが結果を残しています。

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夢を叶える小さな工夫

2024年12月06日 | 指導現場にて

英語指導の現場にいると「英単語や構文集の例文などの暗記が思うようにできません」という相談をよく受けます。

しかし、そのほとんどの場合、「暗記ができない」のではなく「暗記できる工夫をしていない」だけなんです(^_^;)

脳は大切なことだけを覚えて、どうでもいいとや嫌なことは忘れようとします。だからこそ、脳に「これは大切なことだから覚えておかなければ!」と錯覚させればいいわけです。それには、暗記すべきことを何度も目にすることです。

例えば、英単語を暗記しようとすると、多くの生徒が机で単語集を見てノートに一行ずつ書いて覚えようとしているのを目にします。これはノートを埋めるという単なる作業。愚の骨頂です。

部屋の中を歩きながら、発音する。通学電車の中で単語集を見る。テレビを見ていてもコマーシャルの時にサッと単語集を開く。普段何気なく使っているカタカナの語源を調べてみる。そんなことを繰り返し、英単語を何度も見たり調べたりすることで、脳は長期記憶として暗記してくれます。

私は高校時代、学校と自宅までが徒歩5分という距離でしたが、『標準英語構文160』を手にし、歩きながら声に出して暗記に努めました。その時に覚えた英文は今でもスッと口から出てくるから不思議なものです。僅かな時間でも勉強に充てるという意気込みと本気度がなければ、望む結果は手にできません。

「暗記ができない」と嘆く前に、覚えらる工夫をしてみましょう!そんな小さなことを積み上げていくと、気づいた時には大学合格や留学など、夢へのスタート地点に立っているかも知れませんよ。

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書き換え、できますか?

2024年11月30日 | 指導現場にて

今週と来週で期末試験が行われる高校が多いです。ある高校の1年生の英文法の範囲は不定詞・動名詞・分詞で、いわゆる準動詞です。

どれだけ理解できているかを確認するために、私は以下の書き換えを解いてもらいます。サッとできなければ、文法力はまだまだ。ひいては英文解釈力も心もとなく、英語力が伸びない原因となります。もしこの記事を読まれている方の中で、お子さんが高校生の方がいらっしゃいましたら、出題してみて下さい。解答はこの記事の一番下にあります(^^)/

 

不定詞を使って書き換えよ。

(1) It seems that she lives abroad.

(2) It seems that she lived abroad.

 

動名詞を使って書き換えよ。

(3) I am proud that I speak English.

(4) I am proud that he speaks English.

(5) I am proud that I spoke English then.

(6) I am proud that he spoke English then.

 

受動態に書き換えよ。

(7) I saw him get out of the car.

(8) I saw him getting out of the car.

 

どれも基本です。この程度のことが出来ないと、英文が正確に速く読めるようになりませんし、ましてや英会話なんていつまで経ってもできるようになりません。

英語は基本知識の出し入れが大切です。当たり前のことが当たり前に瞬時にできるようにする。これが勉強です。

 

「暗記は不要」

「辞書は引くな」

「聞き流すだけ」

「文法よりも会話」

「間違ってもいいから話せ」

残念ながら、これらの言葉を鵜呑みにして英語ができるようになった人に、いまだかつて出会ったことがありません。

英単語を暗記しないで、何ができるのか?

知らない単語を辞書を引かないでどうやって意味が分かるの?

英語は聞き流していてもできるようになるの?だったら、アラビア語も聞き流しているだけで話せるようになるはずだよね。

文法を知らないでどうやって英文をつくるの?

間違ったまま話し続けても成長はないよ。


何事も安易な方法なんてありません。その現実から目を背けずに、英語と向き合っていくしかないのです。

 

書き換え問題の解答

(1) She seems to live abroad.

(2) She seems to have lived abroad.

(3) I am proud of speaking English.

(4) I am proud of his (him) speaking English.

(5) I am proud of having spoken English then.

(6) I am proud of his (him) having spoken English then.

(7) He was seen to get out of the car by me.

(8) He was seen getting out of the car by me.

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「王ファンの孤児」が通じない(・_・;)

2024年11月28日 | 指導現場にて

昨日の投稿にも書きましたが、来年1月にカンボジア研修へ出かける高2生。現地では地元の小学校や孤児院を訪問するそうです。

そこで、「”孤児院”を英語で言うと?」と尋ねると「・・・分かりません(-_-;)」という回答。こういう時こそ、英単語を覚えるには絶好の機会です。

・orphan「孤児」

・orphanage「孤児院」

しかし、困ったことに、昭和世代の私には定番の語呂「王ファンの孤児」で教えても、現代の高校生には通じません。世界記録の通算本塁打数868本、国民栄誉賞第一号の王貞治選手を知らない世代。現代はやはり大谷翔平なんですね(^_^;)

『英単語連想記憶術』(青春出版社)より

 

時代の変遷と共に、英単語を覚える際の語呂も変えていかないといけませんね・・・。

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身近な外国

2024年11月27日 | 指導現場にて

高2生たちと雑談していると、「来月、つばさプロジェクトでウィーンに行ってきます」「来年1月、高校主催のカンボジア研修に行ってきます」と、楽しそうに教えてくれました。

私が高校時代だった昭和・平成初期の時代では考えられないくらい海外が身近になっていて、羨ましい限りです。

私の高校時代、同級生で海外に行った友達は一人だけ。海外旅行や留学なんて、現実味の無い遠い世界の話でした。しかし、1990年代に入ると時代が変わり、海外旅行なんて今や日常茶飯事で、珍しくもなくなりました。かく言う私も大学時代に海外に4回行き、社会人になってからは留学もしてしまったのですから、時代の趨勢は変わるものですね。

だからこそ、若い世代には旅行でも留学でも何でもいいので、海外に行って己の世界観を拡げてもらいたいですね(^^)。そうすれば、英語の勉強のモチベーションにもつながるはずです。

我が家の次男(中3)も来年3月に長男(大学3年)と二人だけで、アジア数ヶ国を巡るバックパッカー旅行に行ってきます。

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