英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

多読で鍛える英語脳

2023年07月21日 | 公立中高一貫校受検

次男(中2)が夏休みの課題として、学校から多読のテキストをもらってきました。

数冊の中から選べたそうですが、これしか残っていなかったそうで・・・(^_^;)

MACMILLAN READERS の多読シリーズの一冊で、Level 3になります。

基本語彙が約1,100、総語彙数は約10,000、英検準2級レベルになります。次男は中1の時に英検3級に受かっているので、ちょうどよいレベルでしょうか。

夏休みの英語に関してはこの一冊に徹底して取り組み、英語の長文に対する免疫を強化し、英語脳を養えると最高ですね。

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何かを作ることができる大人へ

2019年03月21日 | 公立中高一貫校受検
昨日は長男(中3)の卒業式でした。公立中高一貫校のため、4月からは全員がそのまま隣の高校棟に進学します。中学を卒業しても環境がそんなに変わらないせいか、涙のない笑顔に包まれた卒業式となりました。

いまの中3生の頭の中がよく分かる黒板(笑)
長男は式最後の卒業生の合唱で伴奏を担当するなど、最後まで音楽と共にあった3年間でした。

3年前の中学受検合格入学式を昨日のことのように思い出します。最初の学年通信で紹介されていた「朝がくると」にあったように、何かを作ることができる大人になるために、向学心あふれる仲間と共に成長できた3年間になったと思います。
朝がくると … まどみちお

朝がくると とび起きて
ぼくが作ったものでもない
水道で 顔をあらうと
ぼくが作ったものでもない
洋服を きて
ぼくが作ったものでもない
ごはんを むしゃむしゃたべる
それから ぼくが作ったものでもない
本やノートを
ぼくが作ったものでもない
ランドセルに つめて
せなかに しょって
さて ぼくが作ったものでもない
靴を はくと
たったか たったか でかけていく
ぼくが作ったものでもない
道路を

ぼくが作ったものでもない
学校へと
ああ なんのために

いまに おとなになったら
ぼくだって ぼくだって
なにかを 作ることが
できるように なるために

さあ、4月からは高校入試を突破してきた160名と合わせた240名で、高校3年間を過ごすことになります。本当の大人になるために、義務教育を離れた新たな道を歩んでいきます。

3年前の合格発表の直前


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公立中高一貫校適性検査

2017年12月03日 | 公立中高一貫校受検
昨日は公立中高一貫校の適性検査が行われました。

受検した小学生のすべてが、難しい勉強を通して、様々な思いを感じてきたことでしょう。

少しの間は心と体を休め、次の目標に向かってまた頑張って行きましょう。


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新聞を読む効用

2017年11月14日 | 公立中高一貫校受検
来月2日に実施される長野県公立中高一貫校の適性検査(=入試)の出願が締め切られました。一昨年は長男が受検したので、毎年我が事のように感じます。

開校以来の倍率を記しておきます。

諏訪清陵高校附属中学校
 2013年 5.31倍
 2014年 4.06倍
 2015年 3.19倍
 2016年 3.28倍
 2017年 2.59倍

屋代高校附属中学校
 2011年 6.38倍
 2012年 5.54倍
 2013年 5.06倍
 2014年 4.88倍
 2015年 4.8倍
 2016年 4.35倍
 2017年 4.09倍

都市部と違って、長野県は私立中学受験が一般的ではなく、ほとんどが地元の市町村立中学校に進学します。そのため、公立中高一貫校は開校以来、相変わらずの人気で、合格のために小学生は相応の勉強と対策をしなければなりません。

諏訪清陵高校附属中学校

公立中高一貫校の適性検査で求められるのは「読み取る力」「気づく力」「伝える力」ですが、それらを構築する方法が新聞を読むことです。

最近、小中高生に普段新聞を読むか尋ねる機会がありましたが、驚いたことに8割が「読まない」と答えました。「ネットのニュースを見る」という他、「小さい字が嫌い」や「そもそも家で新聞を取っていない」という理由が多かったのが気になりました。

自分の身の回りや日常で起きている出来事や世界の事件について知り、それについて自分はどの様な意見なのか、そして、その意見を簡潔に伝えられるか。これからの社会ではこのような力が求められます。英語を使う場合も、自分の意見や結論を論理的に伝える力が必要です。英検の二次面接試験でも、最後には受験生自身の意見が尋ねられます。母国語である日本語で、普段から簡潔に結論や意見を言うトレーニングをしておかないと、英語でなんか出来るわけもありません。

インターネットでニュースを読むのは時代の流れですが、じっくりと腰を据えて、紙面に書かれた文字を読むことは、思考力を養うには必要に思います。


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選挙を学びの機会に

2017年10月18日 | 公立中高一貫校受検
今年も12月に長野県内の公立中高一貫校の適性検査が行われます。中学校では説明会や体験授業が行われ、受検予定の小学生たちにもその雰囲気を感じることができるようになりました。

小6生は勉強のペースを乱さずに、淡々と毎日やるべき勉強をこなしていくのみです。この時期は、これまでやった問題集や模試の復習と、初見の問題を解くバランスを大切にしていきましょう。過去問演習の定番は『公立中高一貫校適性検査問題集 全国版』(みくに出版)ですが、一校分を一日で解いて復習するのは大変ですので、大問一つずつでもいいので毎日続けましょう。そして、まとまった時間が取れる週末などに一校分を模試代わりにやるのもいいでしょう。
問題を解くこと以外に、公立中高一貫校で求められている「読み取る力」「気づく力」「伝える力」を意識し直すのも大切です。今週末は衆議院選挙が行われます。選挙戦から投開票まで、学べることはたくさんあります。保護者からの問いかけ次第で子どもの論理的思考力が養われていきますので、絶好の学びの機会としたいですね。


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東大過去問と中学の授業

2017年03月01日 | 公立中高一貫校受検
公立中高一貫校に通う長男(中1)が「歴史の授業で、東大の過去問をやった」と言うので、手元にある東大の赤本を調べてみました。
左は1998年に出題された東大の日本史、右は授業で配られたものです。遣明船に関するこの問題を解くには、応仁の乱がもたらした社会の変化と歴史上の意義を理解するのは当然のこととして、一般の公立中学では習わない寧波の乱まで理解していなければなりません。赤本による設問Bの模範解答は以下の通りです。
貿易開始当初は幕府船の派遣が頻繁であったが、朝貢形式を嫌った義持による中断の後、義教のときに復活し、また大寺社・大名船の参入が貿易の経済効果を大きくした。応仁の乱後は大内・細川両氏の競合に移行し、寧波の乱を機に大内氏が遣明船を独占した。

もちろん、この内容は授業で資料集等も使いながら解説と説明があったそうで、そっくりそのまま期末テストにも同じ問題が出題されたそうです。

「応仁の乱」が1467年に起こったことをを知っている中学生はほとんどでしょう。しかし、それが社会に与えた影響を説明できる生徒はほとんどおらず、「天下統一」は知っていても、それが何を意味するか、さらに「幕府」がそもそも何なのか説明できる中学生は少ないのです。

東大は難しい問題を出すように思いますが、実は基本的なことを掘り下げて本質を理解できているかが問われます。中学校の先生が副教材として東大の過去問を使った点は素晴らしいと思いました。

生徒のレベルに応じで指導者は、高い次元を意識しながら教える内容を工夫しなければならないし、それを授業でかみ砕いて論理的に教えることができなければなりません。

公立中高一貫校で学ぶ意義を垣間見たように思いました。これからもより深い学びの姿勢を追究してもらいたいと思います。


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都市部と地方の教育格差

2017年01月06日 | 公立中高一貫校受検
今月からドラマ化される『下剋上受験』を読んでいます。
もう少しで読了するので、全体の感想はその時に記しますが、読んでいて感じることは都市部と地方の間にある教育格差です。実話である本著の主人公は首都圏在住ですが、都市部の小学生の教育環境と地方のそれがあまりにも違いすぎることも如実に記されています。

私の住む長野県は、都市部と違って私立中学受験が一般的ではなく、ほとんどが地元の市町村立中学校に進学します。長野市や松本市などには私立中学もあり、2011年以降は公立中高一貫校が3校できてその認知度を高めてきましたが、都市部の私立中学受験とは比較できないほど、中学受験は地方ではマイナー派なのです。本著でも125~126ページに以下のようにあります。
地方は「公立王国」と呼ばれ、公立中学から、地元で一番偏差値の高い公立高校に行くことがステータスになっているようだ。

地方に住む親も子どもも、世の中の教育環境の違いを理解し、勉強に対する意識改革を行っていかないと、大学受験時の格差はもっと拡がってしまいます。何となくちょっと頑張って地元の公立進学校に合格しただけで満足していると、「東京のこんな連中と戦わなければならなかったんだ」と大学受験で第一志望に不合格になった時に初めて、現実を知ることになるのです。これは、何を隠そう、現役時代の私です(苦笑)。

「公立王国」と言われる地方の小学生が都市部の私立中学受験の現実とレベルの高さを知っていたら、勉強に対する姿勢が変わる子も多いはずです。地元の公立トップの進学校に行っても全国から見れば無名校に近いのです。高校入試までは同地域内での競争でしたが、大学入試は全国区での競争なのです。しかし、親も学校の先生もこの状況を知ってか知らずか、子どもに話しません。

周りの大人がもっと現実を話してあげなければならないと、『下剋上受験』を読みながら危機感を持っています。


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試練に挑む

2016年12月03日 | 公立中高一貫校受検
今日は、諏訪清陵高校附属中学校屋代高校附属中学校で公立中高一貫校入学者選抜適性検査が行われます。約610名の小学6年生たちが狭き門を突破しようと問題と対峙します。

受検に際してこれまでに、悩みや葛藤、そして苦しみと努力があったと思います。そう感じられる小学生は、自分の人生と向き合ってきた証拠であり、これからも人生を豊かにしようと努力できる人です。

今までの努力を自信に変え、すべてを出し切ってもらいたいです。

頑張れ、受検生!


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最初の試練を前に

2016年11月29日 | 公立中高一貫校受検
今週末、長野県では公立中高一貫校の適性検査(=入試)が実施されます。昨年は長男が受検したので、今年も我が事のように感じます。

開校以来の倍率を記しておきます。※2016年以外は実質倍率。

諏訪清陵高校附属中学校
 2013年 5.31倍
 2014年 4.06倍
 2015年 3.19倍
 2016年 3.28倍

屋代高校附属中学校
 2011年 6.38倍
 2012年 5.54倍
 2013年 5.06倍
 2014年 4.88倍
 2015年 4.8倍
 2016年 4.35倍

都市部と違って、長野県は私立中学受験が一般的ではなく、ほとんどが地元の市町村立中学校に進学します。そのため、公立中高一貫校は開校以来、相変わらずの人気で、合格のために小学生は相応の勉強と対策をしなければなりません。受検する小学生のほとんどにとって、人生最初の試練だと思います。自分が小学生だったらこのプレッシャーに耐えられたかどうかは分かりません。

適性検査日まであと4日。体調を整えることに注力するとともに、これまでの努力を自信に変える時です。本人も家族もこれまでの頑張りを認めて、「自分以外に誰が受かるのか」という気持ちを持てたら合格が近づきます。

受検するすべての小学生たちよ、あともう少しです。頑張れ!

諏訪清陵高校附属中学校


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適応と成長

2016年09月06日 | 公立中高一貫校受検
昨日は、長男(中1)が通う中学校の運動会を観てきました。

公立中高一貫校に入学して5ヶ月。一般的な公立中学校と違って、テストや模試が多くて勉強が大変そうな時もありますが、それは本人が望んでいたことでもあり、何とか食らいついているようですので、特に何も言わず見守ってきました。

学校での勉強以外の様子が気になっていましたが、昨日の運動会で生き生きとして環境に馴染んでいる長男の姿を見て、改めて「この学校で良かったな」と思いました。

知力・体力とも最も成長する中学時代。その時々の状況を鑑みながらも、将来を見据えたアドバイスをしていこうと思います。


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