英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

自ら英文を追いかける

2024年08月20日 | 英語勉強法

英検や大学入試の長文を読んでいると、「へ~、そうなの!」と新たなことを知れる喜びがあります。

例えば、今年6月に実施された英検2級の長文空所補充の長文では、トウモロコシを育てるとその地域が暑くなるという内容。トウモロコシが育っている時に大気中に水分を放出し、湿度が増すことによって気温をより高く感じさせるそうなのです。普通に考えれば、緑を育てれば環境によくて地球温暖化の進行を抑えられるし、野菜を育てれば地産地消につながり、フードマイルを抑えることができるので、やはり地球にやさしいと思い込んでいたのですが、逆のパターンもあるんですね。

伊那市西箕輪のトウモロコシ畑

実際にトウモロコシ畑で温度を計って、周辺地域と比べてみても面白いかも・・・(^_^;)

 

英語がまだ得意でなかった高校生の頃、英語の長文を読むのが怖かったです。「知らない単語や、分からない英語構文が出てきたらどうしよう」と、いつもビクビクしながら読んでいた記憶があります。これは英文に振り回されている状況です。これではいつまで経っても、正しい内容理解にはつながりません。そうではなく、「この英文を読むことで、どんな新しいことをしれるのだろう」と楽しみにしながら、自分から英文を追いかけるようにすると、理解が深まります。そもそも、母国語ではない他言語を学ぶのは、新たなことを知るために学ぶのですから、いつまでも英文に振り回されず、自分から追いかけていくイメージを持てるようになるといいですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎日のルーティンにこだわる

2024年08月05日 | 英語勉強法

暑い日が続きます。伊那市も8月に入って4日連続、今年9回目の猛暑日となっています。

「災害級の暑さです。不要不急の外出や屋外での運動は控えて下さい」と、メディアでよく耳にしますが、私の周りのランナーたちは、暑いと逆に走る距離が伸びています。まあ、それだけ変態的であるとも言えますが。

かく言う私も先月は420kmを走り、今月も昨日までの4日間で58kmを走りました。日曜日の昨日は3時間以上も草刈りや畑仕事をして、最も暑い午後2時半過ぎから14kmを走ったのですが、ランニングを始める前の自分では到底考えられない体力です。継続の力は偉大だと、実感しています。

英語の勉強も、毎日これだけやるというルーティンを何があっても継続していくと、それが当たり前になり、気づいた時は揺るぎない基礎力となっています。大切なことは、何があってもサボらないこと。とにかく継続すること。「今日くらいはやらなくてもいいかな」「明日まとめてやればいいや」というちょっとした妥協からルーティンが崩れ、以前と変わらない自分に戻ってしまいます。

私の英語学習の毎日のルーティンは、6年近く続いている『新・基本英文700選』の100英文音読と、12年近く続いているTOEICパート3・4の各スクリプト・1セット10回音読(計20回)。一日もサボらずに続けているので、やらないなんて考えられません。どれだけルーティンにこだわれるか。継続力が培われるポイントです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『実況中継』で英文法の見直しを!

2024年07月28日 | 英語勉強法

毎週土曜日の信濃毎日新聞の朝刊に掲載される「売れてる10冊」。昨日は紀伊国屋書店新宿本店のベストセラーが載っていましたが、何と、私が大学受験生だった35年前から支持されていた『英文法講義の実況中継』が、4位にランクインしていました!

なぜ急に今頃?でも、口語体で書かれていて、実際に授業を聞いているかのような構成はとても分かりやすく、私も生徒に薦めております。

今日はTOEICが行われますが、なかなか目標点をクリアできなかったり、何から手をつけて勉強し直せばいいか分からなかったりする英語学習者は、本著を一度手に取ってみることをおススメします。英文法をこれまでいかに「分かったつもり」だったのか、思い知らされると思いますよ(^^)。 文法を最初から鍛え直すと、英語力は激変します(^^)/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつだって英単語をリサイクル

2024年07月02日 | 英語勉強法

一昨日、諏訪湖一周ランを敢行していた時のこと。南信州人の母なる川・天竜川の源流である諏訪湖の釜口水門を通過した際、「Kamaguchi Sluice、Kamaguchi Sluice・・・。」と呟きながら走っていました。

sluice は「水門」です。「水門」には water gate という分かりやすい単語もありますが、留学前には sluice という英単語を覚えていたので、私はこちらを好んで使っています。

@Kamaguchi Sluice

「英単語がなかなか覚えられない」という英語学習者は少なくありませんが、それは覚えられないのではなく覚えようとする工夫をしていないだけです。普段から目に入っているくるものを英単語で言えるようにすれば、単語集で暗記するより容易です。日常的にカタカナで使っている言葉の語源を調べるだけでもボキャビルできます。私は目に入ってくるものを英単語で言うように心がけ、頭の中でリサイクルしています。

湖で鳥を見かけたら waterfowl と口に出す。コンビニの駐車場で「アイドリングはお止めください」の看板を見たら、アイドリングの語源 idle を調べ、類義語の lazy と同音異義語の idol も覚える。そんな努力の積み重ねが、強力な英語の語彙力の礎となっていくのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最強最高のイディオム集

2024年06月12日 | 英語勉強法

先月の投稿で紹介させていただいた『大学入試 英熟語 最前線 1515』。少し時間をかけて取り組んでみましたので、レビューを記します。

look up to ~ 、take after ~、account for ~、call for ~など、言わずと知れた定番のイディオムはもちろんのこと、最も驚いたのが、私が留学中の米国で出会い、当ブログ記事でも紹介してきたイディオムが多く収められていて、デジャヴ感が半端ありませんでした。

そのいくつかを紹介します。

call a spade a spade(単刀直入に言う)

once in a blue moon(めったに~ない)

have a green thumb(園芸の才がある)

the pros and cons(プラス面とマイナス面)

be wet behind the ears(未熟である)

 

これらは本当に一部であり、私が留学中に覚えた生きたイディオムが数多く収められています。従来の大学受験の熟語集とは明らかに一線を画してします。

動詞句を中心とした基本イディオムだけでなく、ネイティブが好んで使う生のイディオム、そして、口語表現も収められているので、英会話に役立ちます。英検準1級のイディオム問題にも対応できるでしょう。

ということで、『大学入試 英熟語 最前線 1515』が私史上、最強最高のイディオム集と認定させていただきます。

ちなみに、書名に『大学入試』って書いてありますが、大学受験に関係なく、英語ができるようになりたければ知っていて当然のものが全て収められていますので、英語を学ぶすべての人にオススメします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月は語彙力強化と文法総チェック

2024年03月16日 | 英語勉強法

3月もあっという間に半分が過ぎました。現高1・2生には、大半が休みとなるこの3月に語彙力強化をするように指示しています。

1年時から利用している単語集『LEAP』をもう一度やり直して、見出し語以外の単語も覚える。

英検受験時に購入した『Pass単』を徹底暗記する。

第一志望の大学の英語過去問を一年分でもいいから解いて復習し、出てきた単語をすべて覚える。

等々、具体的なやり方も紹介していますが、果たしてどれだけの生徒が行動し実行に移すか。この3月の頑張りで1、2年後の大学受験の結果は変わってきますね。間違いなく・・・。

今年、トラスト英語学院の塾生たちは、京都大学、北海道大学、東北大学、信州大学(医学部医学科)、早稲田大学、上智大学、明治大学、中央大学と、数々の難関大学に合格しましたが、文系理系問わずそのすべての塾生が「英語に助けられた」と異口同音に言っています。

英語力を身につけるにはまずは語彙力です。単語や熟語を知らなければ何も始まりません。

そして、出来れば文法の見直しもやっておきたいですね。

私のおススメは一問一答形式の問題集『英文法・語法 一問一答』(東進ブックス)です。2年前に出版されたと同時に私はすぐに購入し、一週間かけてチェックしましたが、大学受験で問われる文法問題が全て網羅されています。本著に収められている問題がサッと出来るようになるまで繰り返せば、難関大学受験に耐えうる文法力が備わっている証拠となります。

「共通テストでは文法問題は一切出題されない、難関大学でも長文読解中心だから、そこまで必要ないです」と言う輩がよくいますが、まだ経験していないから知らないのも当然だと思いますが、そんな生徒が第一志望を受かるほど大学受験は甘くないのでよ。

3月も残り2週間。単語と文法を総ざらいするだけで、英語力はブラッシュアップされ、揺るぎない本物の英語力が礎となるでしょう。

やるかやらないかは、皆さん次第です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画×原書で英語力アップ

2024年03月12日 | 英語勉強法

第96回アカデミー賞で、日本の『ゴジラ -1.0』『君たちはどう生きるか』が受賞しました。

私がアメリカ留学から帰国した2003年に『千と千尋の神隠し』が受賞し、現地の新聞で『Spirited Away』と訳されていて「なるほど!」と腑に落ちて以来、邦題がどう英訳されているか気になります。

『ゴジラ -1.0』 → 『GODZILLA MINUS ONE』

『君たちはどう生きるか』 → 『The Boy and the Heron』

 

留学していた2002年は、ホストマザーの家のテレビでライブ中継で第74回アカデミー賞を観ました。『A Beautiful Mind』が作品賞を含めて4冠を達成しました。

当時はよくシアトルの映画館で見たり、レンタルビデオを借りてきて英語の字幕で使える表現をピックアップしていました。

当時よく見ていたのが『Pay It Forward』『The Client』『The Sixth Sense』『John Q』。『Pay It Forward』と『The Client』は原書も読破して、私の英語力の向上に大きく寄与してくれた作品でもあります。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文字通りの甘酸っぱい記憶

2024年01月30日 | 英語勉強法

先日の中3生の高校受験出願校の相談の際、お母様から、地元で最近話題の青果店さんの果物をいただきました。

皮ごと食べるキンカン、美味しいんですよね~。

ミカンやハッサクなどの柑橘類を見ると、自分の大学受験のスタート地点をいつも思い出します。

 

私は地元の進学校に入学したのは良かったものの、慢心してしまい、部活に夢中になって勉強をまったくやらず学年順位は下位で安定していました(笑)。英語に関しても「単語を覚えなきゃ」と教科書を開いては見るもののすぐに集中力が切れて飽きてしまい、向学心のかけらもありませんでした。

ところがある日、部活の遠征帰りの電車内で、参考書を開いて勉強をしている女子高生を見かけました。部活で疲れ果てて一日が終わってしまっている自分。「俺、このままではヤバいんじゃないか」と、危機感を覚えました。そしてその時、中学の時に得意だった英語をまず何とかしようと思い立ち、「日常生活の中で目に入ってくる英単語や外来語を覚えていけば効率がいいんじゃないか?」と思いつきました。ふと手に持っていた缶ジュースに目を向けると、“CITRUS”の文字がありました。帰宅してすぐに辞書で発音と意味を調べ「柑橘類」という単語を覚えたのが、私の大学受験、そしてその後も続く英語学習の始まりだったように思います。

幸いにも日本語は外来語が多く、そのカタカナを英語で表記するとどうなるかを調べることで英単語を覚えていき、それがきっかけとなって少しずつ英語の語彙力全体を増やしていきました。自分が基本と決めた単語帳『試験に出る英単語』の索引で調べて、載っているものにはマーカーを引いたり、載っていないものは中表紙や余白に書き込んでオリジナルの単語帳に仕上げていきました。

きっかけは何でもいいと思います。そこから可能性を見出すべく、少しずつ拡げていく。その繰り返しで、以前と違う自分がそこにいることに気づくはずです。高1・15歳の時のCITRUSが私を変えるきっかけ。文字通りの甘酸っぱい記憶ですが、あれから35年以上が経ち、英語指導を生業としているのですから、今は甘美な記憶とも言えるかも知れません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学受験英語界の巨匠

2024年01月21日 | 英語勉強法

私が大学受験生だった33年前、当時最も取り組んでいたのが『基本英文700選』(駿台文庫)でした。

大学受験時代に使っていた初代『基本英文700選』

現在の私の英語力の根幹を作ってくれた一冊とも言えますが、2018年11月19日から新版の『新・基本英文700選』の一日100英文音読を始めました。一日100英文×7日=700英文、つまり、一週間で一冊を一周するのですが、一日をサボることなく継続してきて、今週で270周目に入っています。そして、昨日の投稿でも紹介した『英文解釈教室』。この2冊の著者が伊藤和夫先生ですが、今日は伊藤先生の命日で二十八回忌となります。

私の英語力の礎は、間違いなく『700選』。代ゼミの南平寮で夜な夜な、700の例文を諳んじていたのを昨日のことのように思い出します。

長野県出身でもある伊藤和夫先生のご冥福を改めてお祈りします。合掌。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脳内を覗かれたかのような英単語集

2024年01月04日 | 英語勉強法

年始休みの昨日、家族でステーキを食べに行きました。

店内に入るや否や、ステーキソースの香ばしい匂いが漂っていて、思わず「ん~、tantalizing」とつぶやいてしまいました。この tantalizing と言う英単語、当ブログの以前の記事でも紹介したことがあります。

240gをペロリと平らげてしまいました。こんな時は gobble ~(~をがつがつ食べる)が相応しいですね。

さて、昨年から取り組んでいる『大学入試 無敵の難単語 PINNACLE 420』ですが、2周目に入っています。上で紹介した tantalizing も gobble も収められていますが、取り組んでいて気づくのは、「この英単語なら、私だったらこれも一緒にして覚えるな・・・」という単語が、必ず紹介されていて、自分の脳内を見られているかのような錯覚に陥ります。

例えば、021番で紹介されている flimsy。「〔証拠・言い訳が〕説得力のない」と出てきますが、私だったら feeble excuse という表現をとっさに思いつきます。当ブログを始めた頃の2005年6月の記事でも既に紹介していますが、『無敵の難単語』でも flimsy のところで関連単語としてきちんと紹介されています。反対の意味の「説得力がある」は cogent ですが、これは006番で紹介されています。

これはほんの一例に過ぎません。自分の脳内を覗かれ、思考の広がりを再現されたかのような『無敵の難単語』。これからも更に本著を掘り下げていき、英単語のリンクを強固なものにしていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする