英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

目標は高く、具体的に

2017年06月30日 | 閑話
今日は6月最終日、今年の半分が終わったことになります。新年度からも3ヶ月が過ぎたことになり、新たな気持ちで何かに取り組もうと決めていたことをやらなくなってしまっている人も多いはずです。

今日から行動しないと、残り半年、また同じ轍を踏むことになる。そうして時間だけが過ぎていき、気付いたら数年前と変わらない自分がそこにいる羽目になります。明日を待たずに今日から行動しましょう。

行動に必要なのは明確な目標が必要ですが、その目標も、より高く、より具体的であることが大切です。「今年は英語ができるようになりたい」ではなく「TOEICで730点以上取る」「英検2級に合格する」「9月の全統記述模試で偏差値60をとる」「8月末までに『速読英単語・必修編』の見出し語を完璧に覚える」等々、数値や期日で具体性を持たせると、行動しやすくなります。

さあ、今日からリスタート。そして、半年後の大晦日に、行動したことで少しでも成長できた自分を感じることが出来たなら、夢の実現に大きく近づいているはずです。

大鹿村大池高原「ヒマラヤの青いケシ」


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空へ向かって

2017年06月29日 | 閑話
シアトルの University of Washington のフェイスブックで、大学キャンパス内の建物と空の写真が掲載されていましたので、お借りして掲載します。

The sky's the limit!

(6月27日の University of Washington のFB投稿より引用)
The sky's the limit.とは諺的な表現で「制限はない」「可能性は無限大」といったような意味です。

ワシントン大学と空。その融合は、私自身がワシントン大学に留学していた時のことを思い出させます。当時、倉木麻衣の「Reach for the sky」をシアトルでよく聞いていたからです。空へ向かって手を伸ばす。でも空は際限なく無限。そんな手にすることが出来ないものを追いかけ、もがき奮闘するところから、自分の未来が見えてきます。

渡米一日目で涙したホストマザーの家の自室から見た空、霧雨舞うダウンタウンの冬空、グリーンレイクのオープンカフェから見た空。この歌を聞くと、シアトルでの様々な“空”がよみがえってきます。

シアトルでよく見ていたI-5の先に浮かぶダウンタウン

ねえ 始めなきゃ 届かないよ 夢へと つないでいけるように

「Reach for the sky」の歌詞の一節が、常に自分の背中を押してくれているような気がします。

人それぞれに、空の思い出があると思います。まさに、「私のアナザースカイ」ですね。


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太陽の湖

2017年06月28日 | 閑話
「さんれーく伊那北店」が6月末で閉店すると聞き、食べ納めに久しぶりに訪れました。
約30年前、中学生だった頃。まだ“ファミレス”という言葉すら存在しない時代に、初めて「さんれーく」に連れてきてもらいました。当時、実家近くの国道153号線沿いで外食ができるところは「さんれーく」しかありませんでした。

確か1,200円ほどしたサーロインステーキを初めて口にした時、「世の中にはこんなに旨いものがあるのか!」と感動したのを覚えています。その後も、定期テストが終わった時などに連れて行ってもらって食べたステーキは、最高の贅沢でした。高校入試が終わったらまた連れてきてもらう約束を励みに、勉強を頑張った記憶があります。

高校を卒業した時、同じクラスだった女の子が大学の入学式までのわずかの間にバイトをしていて、私と同じく浪人が決定した友人と冷やかしに行ったこともあります。「あ、浪人だ!」と逆に冷やかされたり(笑)。その友人と浪人生活を終えた時に、お互いの受験結果を報告し合うために足を運んだのも「さんれーく」でした。

時代の流れで、近辺の国道沿いには、すき家・幸楽苑・丸亀製麺・大石家・ガスト・テンホウ・LAWSONなど外食産業やコンビニが進出、天竜川の東側にはマクドナルド・コメダ・スターバックスができて、人の流れが大きく変わってきていました。閉店は逆らえないものなのかも知れません。

閉店間近で店内は込み合っていました。お目当てのサーロインステーキは品切れでしたので、角切りステーキを注文しました。

角切りステーキ 130g(1,080円)
でも、味は30年前に食べたサーロインステーキを思い出させてくれるには十分でした。これぞ青春の味です。

普段だったら頼まないパフェもデザートでいただきました。

ミニモカパフェ(410円)
食後は、店長さんに挨拶をしてお店を後にしました。長い間、ありがとうございました。またどこかで青春の味に会える日が来ることを祈っています。


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現実逃避で萎む未来

2017年06月27日 | 指導現場にて
今週末に、各中学で期末テストが行われます。中3生も受験の天王山である夏休み前のテストで気合いを入れなければならないのに、勉強はしていても現実から逃げてしまっている生徒もいます。

例えば、テストに向けての様子を聞くと「社会と理科がちょっと・・・」という答えが多く返ってきます。暗記系の科目をどうしても後回しにしてしまうのはよくあることです。暗記は単調な作業に感じてしまうので、英語や数学の問題を解くことで勉強をやった気にさせ、自分を満足させているのです。

暗記物が間に合っていないと自己分析できているのに、その現実から目を背けてしまう。これではいつまでたっても成長はありません。現実逃避した結果、このような生徒や家庭からの相談で耳にすることになるのが、「勉強をやっているのに点数が伸びない」という常套句です(苦笑)。

英語に関していえば、文法問題を解けるのは確かに大事ですが、語彙も覚えないと何の意味もありません。どんなに素晴らしい理想論を語ったところで、英語を習得するには暗記などのインプット学習が大切なのは明らか。文法を学び語彙を覚え、そして英文解釈の術を覚える。インプットをせずに、アウトプットをやって英語ができるようになるのは理想であって、現実はそうは甘くないのです。

暗記ができていないという現実と向き合い、どっぷりと暗記に浸ってみよう。最初は大変に感じても、時間を重ねていけば、暗記をした一つ一つの事項が有機的に結びついてくる感覚をつかめます。まだそのレベルまで時間をかけて暗記を徹底していないだけなのです。今、この現実から目を背け、暗記から逃げているツケは、志望高校を決める時に後悔となって表れます。それは取り返しのできないものであり、その後の人生にも大きな影を落とします。高校受験とは、人生においてそれくらい大きな影響力を持っているのです。


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青春の一瞬

2017年06月26日 | 閑話
母校・伊那北高校の第63回ペン祭のフィナーレを飾る打ち上げ花火を、我が家から観ることが出来ました。YouTubeにアップしましたのでご覧ください。
アツくまばゆいばかりに燃える青春の一瞬を表すかのような花火と、校庭から聞こえてくる後輩たちの声。そこには高校時代の自分がいたような気がしました。

さあ、今日から、高3生は大学受験モードに突入ですね。その切り替えをスムーズにできるのが、進学校の特色です(^^)v


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現実を受け入れる勇気

2017年06月25日 | 指導現場にて
2017年度第1回実用英語技能検定一次試験の結果がでました。合格した生徒は来月の二次面接試験に向けて、早速トレーニングを強化し始めました。

英検一次試験の結果を見て思うこと。中学生で2級に合格する者もいれば、高校生で残念な結果になった者もいる。その合否を分けたのは、英語の経験とか学年とかそう言う薄っぺらいものではなく、日々の努力を生み出す真摯さとひたむきさ。

英語力を手に入れるには、そんな当たり前のことが必要だと、検定試験の結果は教えてくれます。聞き流すだけでは英語は出来ません。いつまでもゲームや歌をやっていても英語は出来るようにはなりません。ALTと話しているだけでも英語は上達しません。

文法を学び、辞書を引き、単熟語を覚える。当たり前のことから逃げない。楽な道を探さない。そもそも、英語を習得するのに楽な道などあるはずもない。

「英語をものにする」という強い気持ちとともに、自分と向き合う強い意志が求められます。


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伊那北高校「ペン祭」

2017年06月24日 | 閑話
今週末は、母校・伊那北高校の学園祭「ペン祭」が行われています。

校章が The pen is mightier than the sword.(ペンは剣よりも強し)に由来するクロスペンであるため、ペン祭と呼ばれています。因みに、慶應義塾大学の校章と全く同じですが、その関係性ははっきりしていません。

今年で63回目を迎えるペン祭ですが、その代名詞と言われるのが、生徒玄関前に造られるハリボテです。私の高3生時(1989年)の第35回ペン祭のハリボテは、その前年に公開された「となりのトトロ」でした。当時はスマホもデジカメもないため、写真が残っておらず、卒業アルバムに載っている写真でしか当時を振り返ることはできないのが残念です。

1990年卒業生アルバムより
校舎屋上をも凌ぐ高さの巨大なハリボテは、代々受け継がれてきた伊那北生の誇りと矜持の表れでもありました。毎日竹を削って作られた大小様々な竹ひごと、一人一人が持ち寄った小麦粉と新聞紙の糊で形作られた巨大なハリボテは、自分たちで一つのものを作り上げるという自治の精神でもありました。

ハリボテは年々小さくなっているようですが、この伝統は今後も後輩たちにも引き継いでいってもらいたいですね。

OBとして、そして、同窓会理事の一人として、第63回ペン祭の成功をお祈りしております。


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ボキャビルは一冊を掘り下げる

2017年06月23日 | 英語勉強法
よく、「『速読英単語・必修編』を一通り覚えました。早慶上智を目指すには、『上級編』をやるべきですか?」といったような質問を受けます。やらないよりはやった方がいいですが、現在の実力や受験までの日数等で消化不良に終わる可能性も高いので、私は基本的には薦めません。それよりは、今までやってき単語集を細部にまでこだわって、何度もやり直すことを薦めます。

ボキャビル(語彙増強)には最も効率的なのは、すでに持っている単語集を見直して、派生語や関連語まで含めて掘り下げることです。模試や過去問などで出てきた単語で、使っている単語帳に出てなければ、自分の単語帳をつくっていくイメージで、欄外や余白、表紙や裏表紙にまで書き込んでいけばいいのです。それでも足りなければ、カード化するなどして覚えた方が、新たに単語集を購入するよりも効果的にボキャビルできます。

大学受験や検定試験の合否の分かれ目とは、結局、どれだけ徹底することができるか、いかにこだわることができるかの違いです。自分が大学受験の時に使っていた単語集を久しぶりに手に取って、あの頃の一心不乱さを心強く思います。
手垢や書き込みで汚れた単語集は、実力と自信を与えてくれます。


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自己変革のチャンスたる大学受験

2017年06月22日 | 指導現場にて
本ブログでも紹介させていただいている大学受験英語の最高峰に君臨する『英文解釈教室』(伊藤和夫著・研究社)。
その難度もさることながら、構成が一切の無駄がなく淡々と進んで行くので、読破出来るのは今も昔もごく一部の受験生に限られます。

そんな硬派な『英文解釈教室』ですが、伊藤先生が解説で受験生に語りかけているところがあります。
「大学受験に例をとれば、現役の間は、模擬試験がひどい点でも、不注意のせいだから本番では大丈夫だとか、採点が悪いのだとかいろいろ口実をつけて、自分の学力に対するバラ色の幻想をなかなか捨てられぬもの。その幻想をいわば土足でふみにじり、自分はやっぱりダメだったのかと納得させてくれるのが、発表された合格者の中に自分の名前がないという hard facts の brutal な evidence なのである」(『英文解釈教室【改訂版】』 134ページより引用)
よほど衝撃的なことがない限り、それまでの自分を変えるのはたやすいことではありません。私の人生のターニングポイントになったのは、伊藤先生がまさに書かれているように、第一志望の大学合格発表で自分の番号を見つけられなかった時です。理想だけは掲げるものの、やるべきことをやっておらず、日々の単調なルーティーンから逃げていた情けない自分、甘ったれた自分。あの時の経験が今の自分を創っているといっても過言ではありません。詳しくは本ブログの記事「不甲斐ない自分にサヨナラ」(2008年12月12日投稿)に記してあるので、お読みください。

大学受験は、努力がそのまま結果となって表れるだけでなく、誰にでも自分を変えるチャンスを与えてくれるものです。これからも多くの受験生に大学受験における自己変革の意義を伝えていきたいと思います。


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こだわりが自信に変わる

2017年06月21日 | 英語勉強法
2017年度第1回実用英語技能検定一次試験の合否が発表となり、見事に一次試験を突破して二次面接試験に意気揚々と臨む生徒がいる一方で、CSEスコアで10~20点足りず、つまり正答数にしたら3問程度足りず悔しい思いをした生徒もいます。

英語は言葉です。言葉は不随意筋ではないですから、勝手に動いてくれるものではありません。知らなければ使えません。英語力を上げ、英検やTOEICなどの検定試験で結果を出すためには、覚えるべきことが山のようにあります。そして、その多量の知識を覚えるしかありません。この現実を無視あるいは軽視し、「聞き流すだけ」「文法よりも会話」などというそれらしい言葉に救いを求め、暗記から逃避する理由を探し続けても、英語は出来るようになりません。

暗記は大変な作業かも知れません。しかし、何を優先して覚えるべきか、何を覚えなくていいかが分かるようになり、暗記が辛いと感じなくなる水準があります。結局、ほとんどの学習者はそこまでやっていないだけなのです。結果、安易な方法に走り、元の木阿弥に・・・。

この悪循環を断ち、英語力をあげるために必要なのは、こだわりを持つことです。そして、そのこだわりに見合う努力をする。こだわりが自信に変わっていくのを実感できた時が、それまで感じていた壁を超えられた時です。
今日は夏至。2年前、13年ぶりに訪れたシアトルで見たアツい太陽を思い出します。留学から帰国後も日本でTOEIC満点のために英語の勉強を続けた結果、英語力が13年前と比べて格段に上がっていたことを実感できた時。努力は裏切りません。


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