英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

precious time

2008年01月31日 | 閑話
While waiting for the kindergarten bus, my son and I made the Japanese Archipelago with snow.
As he is really interested in geography, he enojoyed himself at the time. I had fun, too.

I've wanted to be a educator for him rather than a breadwinner. So, the time is precious which I spend with my son during busy morning.
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大学入試英文を味わう

2008年01月30日 | 英語勉強法
ある生徒から、2005年早稲田大学教育学部で出題された長文について質問を受けました。地球の間氷期に関する自然科学系の論文であるため、文系の受験生は苦手とするところ。

これは是非とも授業でも使いたいと思い、念を入れて予習をしました。

わかりやすい説明のために、内容を図式化することも必要です
自分に興味のある分野であるため、読み始めて没頭してしまいました。
難関大学の入学試験で出題される大学入試問題は厳選された良質な英文が多いので、英語力を試すためではなく、一般教養を深める意味で、英語を勉強されている方には是非ともチャレンジしてもらいたいです。

授業で使う教材の研究は指導者として当然のことなので、英文の内容を吟味し、味わうことはとても楽しく感じる瞬間です。もちろん、高校生の時の私には入試英語を楽しむ余裕なんてありませんでしたが、浪人して一定以上の英語力がついたときに、一冊の本と出会いました。筒井正明著『英文解釈その読と解』(駿台文庫)です。受験参考書という括りでは収まらない内容で、一つの英文を通じて、その背景にある知識と様々な周辺知識を駆使して、英文を‘楽しむ’著者の姿を感じることが出来たのです。

それでも当時の私には内容が高度すぎて半分ぐらいで挫折してしまい、大学合格と共に、廃棄してしまいました。

現在は絶版となっていますので、何とも惜しいことをしたと思います。まさか自分が英語を教える立場になり、筒井先生の気持ちが分かるようになるとは思いませんでした。
是非とも復刊を期待したいところです。
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先行投資

2008年01月29日 | 子育て
最近、愛息(4歳4ヶ月)は漢字に興味を持ち始めました。何の事はない、日本全国の都道府県名はもちろんのこと、市町村名にまで熟知したからです。ローマ字が読めるので、地図帳で地名の下にローマ字が書いてあると、自然と漢字まで覚えてしまうのです。

そこで、一昨日の日曜日、小学生レベルの国語辞典を息子に買ってあげようと本屋に出向いたのですが、息子がたまたま『世界の国ぐに探検大図鑑』(小学館)を見つけてしまいました。これは、誤植を見つけて出版社の小学館に電話をしてしまうほど隈なく読み込んでいる息子の愛読書『にっぽん探検大図鑑』の、姉妹版です。

値段を見ると4,500円。お目当ての国語辞典は1,800円です。予想外の出費になりそうで私は躊躇しました。しかし、その時息子の口から次のような言葉がでました。
「いっしょうけんめいべんきょうするから、これを買ってください。」
息子の真剣な眼差しに根負けし、その図鑑を購入しました。

帰宅後、息子は早速読み始め、昼ごはんを食べるのも忘れているほど。

教育は先行投資です。それは私自身が英語を習得する上で実感していたことです。しかし、差額わずか3,000円ほどの出費をためらった親としての自分を、情けなく思いました。

地理にここまで興味を持っているのですから、その知的好奇心を伸ばす環境を整えてあげるのが親としての勤めです。あんなにも一生懸命に地理にのめり込んでいる息子の姿を見たら、4,500円はかなり安い先行投資だと実感しました。

私が英語の道を進んで来られたのも、両親の協力があってこそ。その心意気を、次の世代である息子にも伝えていきたいと思います。
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センター試験から1週間

2008年01月28日 | 指導現場にて
先週はハードな1週間となりました。

「大学入試センター試験が終わって一段落」といかないのが我々の仕事。センター試験の結果を受けて、次から次へと受験相談に来る塾生たちと共に、今後の受験計画について知恵を絞りました。

また、今週から本格的に私立大学入試が始まるため、殆どの高3生が最後の授業となりました。気持ちを熱くして入試に臨んでもらいたいため、私も指導に自然と力が入りました。

自習に来ている高3生は、その全員が志望校の赤本に取り組んでいるのですが、授業の合間に、次から次へと質問攻めに合いました。早稲田・上智・立教・青山学院・東京医科歯科などの一流大学の過去問のため、その英文もかなり高度です。

お陰様で、脳ミソがフル回転しっぱなしの1週間を過ごすことができました。

※赤本の利用法については昨年9月のエントリ「赤本(過去問)の利用法」をご覧ください。
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文法特化

2008年01月25日 | 英語勉強法
年も改まって、「今年こそ英語を勉強するぞ!」と決意を新たにされた方も多いと思います。

向学心に燃えて新年の決意を立てるのはとても良いことですが、得てして“大計画”になりがち。そして、恐らくは、最近さぼりがちになっている方も多いと思います。そんな時こそ勉強方法を修正しないと、挫折感にうちひしがれることとなります。

勉強方法を常に見直すことは、英語学習の継続には不可欠なことです。「大計画を立てたが、予定通りに進んでいない・・・」。そんな方には、文法に特化した勉強をお勧めします。

英語の基本は文法です。「次のTOEICまでに、一冊の文法問題集を20回繰り返して臨む」というような感じで、目標を絞られてみてはどうでしょうか?

もちろん、リスニングや長文読解の勉強をしないわけではありません。しかし、「次回のTOIECは文法を特に意識して受けよう」という特化した勉強が、意外と副産物をもたらしてくれることがありるのです。

文法を徹底すると、英文構造が瞬時に見抜けるようになるため、速読力やリスニング力の底上げにもなるのです。もちろん、スピーキングのときも英文構造を意識できるようになり、きちんとして英語を発話できるようにもなります。

私がTOEIC700点前半で右往左往していた時、文法を徹底して見直し、強化しました。その結果、半年後には800点をクリアすることができました。

因みに、その時使用していた問題集が松野守峰著『TOEIC TEST GRAMMAR パーフェクト攻略』(桐原書店)です。この問題集は、旧TOEICのPART6、つまり誤文訂正問題の形式のみで構成されている特異な代物。文法好きの私にはたまらない内容でした。
「この1冊を仕上げれば、銀行を退職して留学できるんだ」と自分自身に思い込ませ、泊り込みで行われた銀行の研修中も、同僚が寝静まった後で、1人黙々とベッドの中で読み込んでいたのを思い出します。

本書は既に20回以上繰り返していますが、この1冊を仕上げたことで、正しい英文を書けるようになり、どんな英文を読んでも常に構造にこだわって読めるようになりました。
私の英語力がワンランク上がったのは紛れもなく文法力を強化したからです。皆さんも、今年こそ文法にこだわってみてはいかがでしょうか。
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道具としての英語

2008年01月22日 | 実用英語
先日、Bank of America より、一枚の通知がエアメールで送られてきました。
内容は inacitive account(不動口座)について。

University of Washington 留学中、地元シアトルで銀行口座を開設しました。帰国する時に解約してくればよかったのですが、日本と比べて余りにも金利がよかったため、そのまま残して帰国してきたのです。

日本の銀行では、口座に動きがなく金利しかついていない普通預金などの流動性預金は、ある一定期間を過ぎると、不動口座・睡眠口座・不活性口座などと呼ばれて、銀行の別勘定に繰り入れられてしまいます。

アメリカの州法では、この様な場合、財産権を放棄したと見なされ、Unclaimed property Department の所有になってしまうとのこと。そうなると、その後の手続きが厄介になりそうです。

そんな訳で、最近は Bank of America の担当者と頻繁にメールでやり取りをし、口座解約の手続きを進めています。当然ですが、コミュニケーションのために、英語が‘道具’として使われます。

元銀行員ですし、この分野の文書はTOEICのPart 6(読解問題)では頻出で、見慣れたもの。違和感なく興味をもって、手続きを進めています。
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2008年大学入試センター試験英語分析

2008年01月20日 | 指導現場にて
毎年のことですが、朝4時に起床して部屋を暖め、朝刊が配達される5時になるのを待ちました。

5時10分、深呼吸を一つして、2008年大学入試センター試験の英語に取り組みました。
所要時間48分、200点満点でした(指導者としては当たり前ですが・・・)。

以下、設問別に気付いたことを列挙します。
【第1問(発音・文強勢)】
例年通り。私が講義で、耳に胼胝ができるぐらいに言ってきたルールで解けてしまうものがほとんど。

【第2問(文法・並べ替え)】
極めて良問。私の講義で使う自作過去問プリントでほぼ同問題をカバーできています。
並べ替えのポイントは接続詞。これも授業中に口を酸っぱくして言及してきたこと。
冬期講習で「並べ替えでは強調構文が出る」と指摘したが、見事的中!

【第3問(単語定義・英文要約・英文挿入)】
英文の中で使われている、hot potato と poach の意味を選択する問題が出ました。
hot potato は口語的、poach は時事的な単語ですが、共に英文がしっかりと読めれば、文脈から解答可能。
英文要約・英文挿入については内容は分かりやすい。一気に読みきるだけのスタミナが欲しいところ。

【第4問(TOEIC型問題)】
昨年から出題されるようになったTOEIC型のグラフやパンフレットを読み取る問題。これも極めて良問。実用的な英語力を試そうという大学入試センター側の意向が伺える。今後はこの手の問題が増えていく可能性があります。
私の授業でも、積極的にTOEIC型の問題を取り入れていこうと思います。

【第5問(イラスト説明)】
イラストを見て、その説明文を選択する問題。
Bで出題された抽象的な絵の説明文は、私の講義で使っている2005年中京大学の問題に酷似。私の講義を受けていた生徒は、しっかりと復習していれば、慌てずに対処できたはず。
Cでは4コマ漫画が出題されたが、その説明文を読んでいて思わず微笑んでしまうぐらいに読みやすい。

【第6問(長文読解)】
昨年まではエッセー風の文章が出題されていたが、今年はIT革命による雇用・就業形態の変化について述べられた論説調のやや堅い文章。しかし、具体例が段落に分かれて書かれており、パラグラフリーディングを心がけていれば、語彙・構文的には何ら抵抗もなく読める。
総語数が約250語増加したこと、2年連続で出題形式に変化が見られたことから、昨年と比して“やや難化”となります。
平均点は昨年(131.08点)より5~10点下がると予想します。

内容的には、私の講義で使うプリントでほぼ網羅できるものでした。教材作成に自信を増すと共に、TOEIC型の問題を今後積極的に取り入れるなどして、講義を更に充実させたいと思います。
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時の流れ

2008年01月19日 | 指導現場にて
センター試験が始まりました。毎年のことですが、我が事のようにソワソワしてしまいます。

それにしても、時の経つのは早いですね。1年前のエントリで、昨年のセンター試験にむかう生徒たちを励ましたと思っていたら、もう1年が過ぎてしまったのですから。歳を重ねるごとに、時の流れを早く感じるのは私だけでしょうか。

我が愛息(4歳)も、11年後には高校受験、14年後には大学受験です。「まだまだ先のこと」「中学に入ってからでも遅くない」と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、それでは後悔することになります。

学習塾で教えるようになって4年。学力のある生徒の特徴として、‘勉強の習慣化’が挙げられます。小さい頃から毎日勉強に取り組む姿勢ができていると、中学や高校での勉強に苦痛を感じることがなくなります。

勉強は、出来ないよりも出来た方が良いに決まっています。子供がその時間の大半を過ごす学校では、‘授業’という名の勉強時間がほとんどなのですから。授業が分かれば学校に行くのもおもしろくなります。

そんな訳で、息子は今日の午前中も、地図帳を見て日本地理の勉強に励んでいます。

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捲土重来の時

2008年01月18日 | 指導現場にて
明日は大学入試センター試験。本格的な大学入試シーズンが到来します。
我が塾生には、是非とも頑張ってもらいたいものです。

しかし、浪人を経験している私にとっては、この時期の浪人生の気持ちが痛いほど分かります。昨春、高い志をもって浪人の道を選んだ生徒達に、以下のメールを送りました。
いよいよセンター試験です。

大学受験のすべてがセンター試験で決まるわけではありません。
リラックスして、この1年の勉強の成果を出し切って下さい。
そうすれば、自ずと結果は良い方向に向かいます。

浪人生として過ごしたこの1年間、様々なことを考えたと思います。
色々な人にお世話になったと思います。
それだけで、この浪人の1年間は意味ある時間なのです。

緊張してしまったら、試験開始前に、是非お世話になった人の顔を思い出してみて下さい。
「自分には応援してくれている人がいて、一人ではないんだ」ということがわかり、落ち着けるはずです。

僕からの一言。
「最後まであきらめないこと」

入試はすべてが終わるまでは分かりません。
最後の1秒まで粘ること。健闘を祈ります。

彼らにとって人生で初めてであろう捲土重来の時が来ました。己を信じ、そして矜持を抱いて、2度目の大学入試に臨んでもらいたい思います。

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我が‘戦友’

2008年01月17日 | 英語勉強法
私の愛用する英英辞典は、以前のエントリでも紹介しましたように LONGMAN です。

高校生の時に、学校で半ば強制的に購入させられたのが LONGMAN でした。しかし、高校時代は専ら英和辞典で、英英辞典は眺める程度でした。

大学入学後、英検準1級を目指していたときに、その LONGMAN を使うようになりましたが、当時はまだ英英辞典に違和感があり、使いこなしていたとは言い難いです。

時は経ち、三十路を目前にしてシアトルへ留学。
留学中は一切の日本語が禁止されていました。もちろん、日本語の活字も例外ではありません。教室内では、英和辞典の使用は厳禁です。

その当時(2001年)は、電子辞書がようやく普及しはじめた頃であり、また、私自身、紙ベースの辞書に愛着を感じていたため、先生の勧めもあって、『LONGMAN DICTIONARY OF AMERICAN ENGLISH』を University of Washington の生協で購入しました。

そして、この LONGMAN が私の英語力を昇華させてくれました。ネイティヴが日常会話で好んで使う表現が《informal》や《spoken》の区別でなされており、実用的だったのです。日本の英和辞典になれていた私にとっては、新鮮以外の何物でもありませんでした。

留学中は常にこの LONGMAN を持ち歩き、調べた所には赤ペンを入れました。帰国時、赤ペンが引かれていないページはありませんでした。今ではボロボロになっておりますが、私が英語と格闘したことを物語る‘戦友’でもあり証人でもあるのです。それ以来、現在に至るまで英和辞典は使っていません。

ボロボロの LONGMAN 英英辞典。
今でも手にとると、留学中に英語で苦労したことを思い出します。

赤いアンダーラインが引かれていないページはありません。


辞書に関していえば、私は高校・浪人時代に英和辞典を2冊つぶしました。また、シアトルから帰国して電子辞書に切り替えましたが、その電子辞書も使いすぎて壊れてしまい、今は2台目です。

辞書なくして英語の勉強は出来ません。「辞書を引けば引いただけ英語が出来るようになる」とよく言われるのは、継続的に英語を勉強している証なのです。
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