沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

沖縄へ

2008-09-07 | 沖縄のくらし
午前3時、轟音に目覚めた。
暗闇を照らす稲妻、雷鳴、激しい雨が続いている。
午前4時55分発のバスに乗り、羽田空港へ向かう。
6時に空港に着き、6時15分発の沖縄行きの始発便に乗る。

機外を見やると、「前線」雲が見えた。
厚く垂直に立ち上がる雲が、雷鳴を起こしているのか。
雲が、怒った顔に見える。

8時45分那覇着。晴れ。気温は32度。
海に囲まれた沖縄の気温は、水温とほぼ同じ。
レンタカーへ向かう観光客の表情は、明るい。
仕事以外で来る沖縄は、観光客のように明るい。

名護行きの高速バスに乗り、北部に向かう。
隣を走るのは、豚さんを満載したトラック。

高速道路の終点名護インターを過ぎると、エメラルドの海が視界に入ってきた。
遠くに見えるのは、2ヶ月前まで暮らしていた名護の街並み。

名護バスターミナルで下車し、渡久地港に向かう。
切符を買い、11時45分発の高速船に乗る。
陽射しが、強烈だ。
サンダルに履き替え、日焼け止めを塗る。
間もなく、目的地の島が見えてきた。

12時、水納島に到着した。
自宅を出てから、7時間。
この海と島と空に、会いに来た。