フランスと米国の二人の女性の人生が交互に描かれていく。
両者の接点は米国人ラリー・ダグラス。
第二次世界大戦の戦前と戦後を通じて、二人の女性を惹きつけた男の魅力が二人の人生を狂わせる。
年月を経て、両方の世界がつながった時に起きた予期せぬこととは。
そして、冒頭とラストに描かれる裁判。この展開が登場人物の運命を変える最大の見どころになっている。
ギリシャ人の第4の男の依頼を受けた有能な弁護士。
続編を期待する状況。
翻訳本のタイトルは「真夜中は別の顔」?だそうです。
そのニュアンスも否定しませんが、米国から見たフランスは、真夜中の向こう側。
直訳の「真夜中の向こう側」の方がいいのでは。
Sidney Sheldon シドニー・シェルダンの作品です。