午前中から来客があり、午後も来客、その後、谷垣事務所に行き、夕方は会議と来客。
話題は自民党の再建に関することだった。綾部では、すでに2年半前の府議選敗北以降、自民党の再建に取り組み、一定の成果を挙げている。
ぐらついた自信をもう一度、取り戻し、未来に希望と確信を持つことが再建の一歩だと思う。後は、一つ一つの地道な行動が、大きな山を動かすことになるのだと思う。
前原国交大臣が八ツ場ダムの中止を伝えに現地に赴いていたが、あれだけ冷たく言い放たれると、地元住民は本当にやり場のない怒りに震えることだろう。あの姿は民主党が批判する“官僚”そのものの姿だった。
「お気持ちは分かりますが、方針は変わりません」。
僕もそういう言葉を何度も言われてきたので、住民の方々の気持ちを思うと涙が出てきそうになる。
「誰のために、こんな苦労をしているんだ!」
国のためと自らの心を殺し、長い年月を重ねて、ようやく自らを納得させてきたのに、「すみませんでした。お金は払います」と言われても、集落の絆や交渉のために費やした時間や精神的疲労をお金では補償できない。
あそこまで進んでいる事業は、進めることを前提として、費用圧縮できる部分を調べていくということの方が税金が有効に活用できるのではないだろうか。