24日㈫、予定はコロナウィルスの関係でほぼないが、人事異動の季節であり、退任、新任の挨拶に順番にお越しいただく。
東京オリンピックも一年延期で検討されることになったが、コロナウィルスは人間社会に大きな「変化」を創り出すかもしれない。
日本でも、産業の「国内回帰」の動きが高まるだろう。工場を海外移転させたり、部品の全世界調達は難しくなるのではないだろうか?
また、これまでは人口密度が「高い」地域が「発展」しているところで、人口密度が「低い」地域は過疎化して「衰退」しているところと評価されていたが、これも逆転するのではないか。
地価が低い地方では、同じお金でも都市部より大きな家が建てられて、家族同士での感染が広がりにくく、家庭内での隔離もしやすい。
これまではいかに「人がたくさん集まるところの近くに住むかの競争」だったが、これからはいかに「人ごみを避けて暮らすのかの競争」になるのではないだろうか?
日本が誇る「国民皆保険制度」や「高い道徳観」こそが、「生き残りのための知恵」なのだろう。「我良し」から「皆良し」へ、世の中の転換点を迎えている。
夜は綾部青年会議所(大槻浩一理事長)と綾部商工会議所青年部(平野孝会長)からのお誘いにより、紫水ヶ丘公園での桜のライトアップ点灯式に出席した。
山崎清吾副市長、高橋輝市議会議長、塩田展康商工会議所会頭、山下信幸商工会議所副会頭、高崎忍あやべ市民新聞社長が来賓として共に出席した。
点灯式の後は、両団体が進めている「#縁助意(えんじょい)あやべ」の一環として、綾部の料理屋さんの仕出し弁当を一緒に食べた。
「自粛ムード」で飲食店が大変困っている。それを助けようと両団体が呼びかけ、企業でも社員弁当に使うところがあったり、各種団体や家族等での宴会をしてもらおうという企画だ。こういう時こそ、「我良し」ではなく「皆良し」で助け合う必要があり、こういう事業が青年団体ですぐに企画されるところに、綾部の未来への希望を感じる。
25日㈬、親戚でもある亀甲家の前社長である上田暁さんが亡くなられ、朝から葬儀に参列。
上田さんは祖父・源太郎の甥にあたり、四方家から上田家に婿養子に入られた。料理旅館業に加え、モラロジーや了圓寺の役員としても大きな貢献をされた。
90歳を超える高齢のため、最近は体調を崩しておられたが、家族の皆さんのお世話で穏やかな晩年を送られたそうだ。
骨上げ、初七日までお参りさせていただいた。きっと天国でご両親、親族と再会され、積もる話をされることだろう。朝、うちの仏壇にもお参りし、祖父母に「もうすぐ暁さんが、そちらに行かれます」と報告した。心からのご冥福をお祈り申し上げます。