自民党総裁選が終わり、新たに菅義偉総裁が誕生した。明後日には首班指名され、安倍総理の後継として、新たな総理大臣が誕生する見込みだ。
総務大臣、官房長官などの要職を務めてこられた経験を活かされ、日本を前に進めるべく、力を発揮していただきたいと願っている。
自民党京都府連の党員投票の結果も発表された。
菅義偉4922票(51.3%)、石破茂3724票(38.8%)、岸田文雄948票(9.9%)という結果だった。京都府連では5:4:1で、投票率は56.27%だった。
全体では菅新総裁の圧勝で、2位岸田政調会長、3位石破元幹事長という順番だったが、京都府内の党員票では、そうとばかりも思えない結果が出ている。
2年前の安倍晋三総裁と石破茂元幹事長の一騎打ちの総裁選の際には、投票率63.03%で有効投票数が8880票のうち、安倍晋三5073票(57.12%)、石破茂3807票(42.87%)という結果であった。
石破元幹事長も2年前よりは票数や得票率を落としているが、石破支持の国会議員が誰もいない京都府で、また事前に完全に勝敗が決した中で、この結果が出たというのは、底堅い支持があるということだろう。
山陰地方には石破元幹事長以外に、当選回数の多い有力議員が少ないため、京都北部では山陰近畿自動車道の延伸はじめとする大型国家プロジェクトの推進によって、人口減少に歯止めをかけたいと願う支持もあるのだと思う。
府連全体でこれだけの票が出るのは、石破元幹事長への積極的支持に加え、現状への不満もあるのかもしれない。