四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

古屋にて、栃の皮むき作業

2023年12月02日 | イベント参加

 日㈯午前中奥上林の水源の里、古屋集落へ。自治会長の渡辺和重さんから「栃の皮むきを手伝ってもらえませんか?」と連絡があったので顔を出した。

 集落の手前で車を停めて小川沿いの道を歩くと、美しい晩秋の農村風景が広がっている。

 古屋公民館の前に渡辺さんが立っておられるのが遠くからもよく見えた。

 公民館の中では市の内外からお手伝いに来られたボランティアの方が皮むき作業をしておられた。

 「栃へし」という木製の道具を使って、お湯に浸けた栃の皮を一つ一つ剥いていく。大変な作業だ。これを昔は村のおばあちゃん達が何日もかけてやっておられたそうだが、お亡くなりになったり病気になられたりして、今は90才を超える渡辺さんのお母さんだけになった。

 渡辺さん数年前に脳梗塞を患われ、体が思うように動かせないため、今日も多くの方がお手伝いに来ておられた。「古屋でがんばろう会」の創設者である秋山道夫先生にもお越しいただいていた。

 「栃へし」の使い方を教えていただいて、皮むき作業をお手伝いした。

 午前中の作業が終わると、栃餅ぜんざいのお昼ごはん。秋の栃の実拾い、2ヶ月にわたる毎日の乾燥作業、皮むき、川の水に4日間ほどさらした後の灰汁抜き作業を考えると、この栃餅は大変貴重なものだ。栃の独特な風味は癖になる美味しさがある。

 食事後は渡辺さんが栃のことについて、紙芝居型資料を使って説明された。

 午後には事務所来客あり。しばらく政治談議。

 18時から筆頭総代を務める正暦寺(玉川弘信住職)の総代会、その後、19時から合同役員会を開催した。来年1月28日に開催する「不動明王大祭」のことについて、総代、世話方、婦人部、真和会の役員の方々に集まっていただいた。

 合同役員会の後は忘年会だったが、ほとんどの皆さんが帰られて、6名だけの少しさびしい忘年会だった。


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