6日㈪、午前中から午後にかけて、綾部建設業協会(吉田博美会長)の正副会長と事務長に同行して、役員改選の挨拶に京都府の中丹広域振興局長、港湾局長、中丹東土木事務所長を訪問した。
挨拶回りの移動の中で吉田会長から自民党所属の綾部市議と建設業協会の役員との意見交換会をしたいという申し入れもいただいたので、日程調整をして実施することにした。
夕方からは建設事業や農林事業についての京都府の今年度の事業箇所決定について説明を受けた。長年の懸案であった箇所も動かしてもらえるようだ。
夜は綾部市木材同業組合(上原久明会長)の総会懇親会に出席し、2月議会で成立した府内産木材利用促進条例を受けて、6月議会に追加補正される予算の内容などについても説明した。
7日㈫9時半から、上杉町の施福寺公民館において、施福寺で農業を営む村松健くんと長岡京市で機械製造を営む㈱足立製作所の足立弘社長との間で「農工連携パートナーシップ協定」が締結され、その調印式に酒井裕史市議、種清喜之市議と共に立ち会わせていただいた。
パートナーシップ協定と同時に業務委託契約も結ばれ、施福寺の近くの高槻町の農地を足立製作所が借りて、試験的に作物を栽培されることに対して農地の管理や作業の指導を足立製作所が受けるため、村松くんには委託料が支払われる。
足立製作所は村松くんの米や野菜を購入したり、販売拡大に協力することや農機具等の簡単な修理などについての相談に乗ったり、農業の自動化やスマート化に対してのアドバイスをすることで互いに信頼関係が醸成されれば、将来的には共同で農業法人を設立していくことも視野に入れられている。
ICTを導入したスマート農業の必要性が言われているが、今の農家の経済状態や高齢化を考えた時には農家だけでそれに取り組むのは無理がある。すでにICT化が進み世界規模での競争にさらされて生き残っている製造業との農工連携が欠かせないと考えており、来週15日に登壇する府議会の代表質問でもこれを取り上げようと考えている。
産業革命は農業の工業化から始まった。グンゼの創業もまさに農工連携であった。
もう一度、農業を発展させるために、「農工業」という概念を広げていきたいと思っている。新しい時代の節目に立ち会えた。そんな気分だ。