昨日は兼ねてから一度登ってみたいと思っていた尻別岳(1107m)に登ることになりました。夫は昨年、私が孫のお守で横浜へ行っている時に一人で登ったことがありますが、その時は頂上付近は靄で何も見えなかったそうです。
朝4時15分に家を出て、京極町を通り抜け留寿都村の登山口まで向かいました。珍しく星空が美しく、スバルやオリオン、カシオペア、大熊座などがきらきらと光っていました。細い三日月がとても白く見えます。
登山口の駐車場に着くと、いきなりラップ調の音楽がうるさいほど鳴り響いていて、驚きました。どうやら、ルスツスキー場周辺の工事現場に近いようでした。
5時に登山口を出発し両脇を熊笹で覆われた登山道を登っていきます。
少し上るとルスツスキー場のリフトの終点があり、右斜面はルスツスキー場のコースが見えてきました。登山路の左側はダケカンバの林が続きます。
真下にルスツ高原が見え、まだ、眠りの中なのでしょう。低く朝霧が広がって流れていました。
雲間に太陽が現れてきました。日の出です。今日は一日中晴れのお天気のはずなのに、雲が多くて雲海が広がってきました。
ルスツ高原が少し明るくなってきました。
雲海は更に広がり、様々な模様を作ったり、林の樹木を覆っていきます。
なだらかな高低差のルートが続きますが、一向に霧が無くなりません。尻別岳の頂上は濃い雲に覆われていました。先を急いでも仕方がないので、雲海とススキの写真を撮りながら、ゆっくりと進んで行きました。