だいぶ登ったものの、相変わらず霧が晴れてきません。急坂を踏ん張りながら登りました。
最後の急坂を登って7時45分にやっと山頂(1107m)へ到着しました。山頂は平らな草地になっていてここから360度の大展望が開けています。が、羊蹄山はその姿さえ見えず、まだ、深い雲の中です。羊蹄山の姿を写真に収めるのが今日の目的の登山だったのに、残念です。
それでも、雲間に洞爺湖周辺の山々、さらに余市岳、無意根山、札幌岳などが一瞬見えました。晴れていると駒ケ岳や恵庭岳、樽前山なども見えるそうです。
1時間以上待つと羊蹄山が見えてくるかも・・・と、期待はありましたが、30分ほどで下り始めることに・・・・
下り始めると少し青空が見えだし、今まで誰も登っていなかったのに、7,8組のパーティに出会いました。中にはオリエンテーリングの様に所々においてある旗印のところでポイントを打ちこんで、急ぎ足で上ってくる人達も見かけました。
下りは予想通り滑りやすく、何回も尻もちをついてしまいました。
登山口近くのところで、夫が来るのを待ちながら振り返って尻別岳をみると、頂上がはっきりと見えていました。尻別岳は羊蹄山と重なって見えるため、羊蹄山の子供とも呼ばれている山です。
しかし、夫はなかなか近づいてきません。15分ほど遅れてやっと下りてきましたが、どうやら途中で体調が悪くなり、さらに足の腿が痙攣して休みながらやっと歩いて来たそうで、「山登りは自信が無くなった・・・やはり齢は隠せない・・・」と、ぼやいていました。
今回は羊蹄山をはじめ360度の大展望が見られなかったのは残念でしたが、ルスツ高原に広がる雲海は素晴らしい景色でした。