6月29日の早朝4時20分に家を出て、「賀老の滝」まで写真撮影に出かけました。数日前に新聞で紹介され、今年は雪が多かったため、水量が豊富で素晴らしいと書いてありました。
ニセコ町から蘭越町を通り抜け、寿都町の日本海側にでて海岸通りを走って行くと、島牧町に到着です。更に千走川に沿って曲がりくねった道を上って行きました。
道路の両側には偽アカシアの木々が並んでいて、まるで白い桜の並木路のようです。
細い曲がりくねった道をしばらく行くと駐車場に到着しました。目の前に狩場山(1520m)が まだ、白い雪を残して表れました。北側になっているので残雪があるのでしょう。この狩場山の懐に賀老の滝があるのです。
10分ほど舗装された道路を歩いて行くと、賀老の滝の看板がありました。この場所から下り20分、上り30分の遊歩道があります。かなり急坂ですが、チップを敷きつめた遊歩道はとても歩きやすく、階段は良く整備されていました。
この付近はブナの森になっていて、ブナの大きな巨木がいくつもありました。
空を見上げると緑のカーテンが下がっているようで、空気も美味しく感じられます。
水の流れの音が激しくなって、目の前に大きな滝が現れました。少し滑りそうでしたが、岩を伝って滝に近づいて、まず写真を撮ります。
幅35m、高さ70mの北海道最大級の滝で、日本の滝100選に選ばれています。水量も多くて圧倒されるような感じです。
松前藩の財宝の金を滝の龍が守護して、滝つぼに埋めてあると言う「龍神伝説」が残されており、別名「飛龍」とも呼ばれています。
目の前に見える大瀑布をシャッタースピードをいろいろ変化させて、写真を撮ってみました。 よく見ると滝の下方が虹色に見えて水に色がついてきました。
滝から流れ落ちた水が激しく流れ込み、千走川に集まって来ています。周囲の木々の色が水に映り込んで 、緑に見えていました。