定年後の田舎暮らし

 定年後、神奈川県から北海道のニセコへ移住し、田舎暮らしを始めました。

「海賊とよばれた男」を読んで

2014-09-25 06:38:19 | Weblog

 久しぶりに上下巻の長編小説を読みました。ゴルフや写真、旅行などの趣味に関する本や雑誌はよく読んでいるのですが・・・

 

 最近「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)を読みだして、一気に読んでしまいました。今年の「本屋大賞受賞」の話題作です。

 主人公の国岡鉄造(実在だった出光佐三氏)が田岡商店(出光興産)を立ち上げ、石油産業の大手企業だけでなく、世界の国際石油カルテルとも闘って築き上げた壮大な人間ドラマと「正義」の葛藤が描かれた本です。

 田岡の凄さは自分の家族と同じように社員たちを愛して教育し、敗戦となった終戦後も一人として解雇することなく会社を再建し、日本の石油産業のために、がむしゃらに生きてきた自伝的小説として描かれています。

 今や従業員8749人の巨大企業になっており、素晴らしい働きをしてきた実在の従業員の行動にも感心させられました。

 戦前、戦後の日本の歴史だけでなく、石油産業を通してみた日本と外国との関係やつながり、歴史の動きを知ることができました。96歳で亡くなられたようですが、凄い人物です。

コメント (8)
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