定年後の田舎暮らし

 定年後、神奈川県から北海道のニセコへ移住し、田舎暮らしを始めました。

ダケカンバの樹液

2007-05-09 10:57:16 | Weblog
 少しずつ木々の若葉が芽を出して、この時期の樹木の生長には目覚しいものがあります。最近、アイヌ民族伝承の方法で、岳樺の樹液を採取すると云う話を聞き、大変興味を持ちました。
 岳樺は、この時期、葉を茂らせるために、地中から水分を多量に吸い上げるそうです。そこで、岳樺の幹に穴をあけ、チューブで樹液を採取します。樹液は、透明の綺麗は水です。
 この透明な水は、根の毛細官で濾過されて来るので、非常に綺麗な水で、この水で、お茶や、コーヒーなどを沸かしたり、また洗顔などするとお肌がつるつるになり身体に良いとのことです。
 早速、ドリルで穴をあけ、採取することにしましたが、予想より多量の水が流れ出してきて驚きました。晴れた日には1日に10L 以上採取できます。採取した樹液を飲んでみました。すると、ほんのりと甘味があるまろやかな舌触りの透明な水でした。コーヒーもなんとなく美味しく感じます。生命の神秘に乾杯!
 この樹液は長期保存は出来ないと思い、製氷皿で氷にして保存したり、そのまま凍らせて、我が家を訪れる友人達に飲ませてあげようと思っています。


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