このところ、春の訪れを感じるような暖かい日が続きました。
我が家の前の別荘は冬の間、誰も訪れる人がいませんでしたので、屋根の雪が一度も落ちることもなく、２ｍもの厚い雪の層が出来ていました。
1週間ほど前、家主が来られて玄関の小屋根の雪を下ろしたり、左右の雪を下からつついたりといろいろとトライされていましたが、玄関の雪は落ちたものの大屋根の雪はびくともしません。
見かねて長い梯子や雪おろしの道具を貸してあげたりしましたが、今度は、何時落ちてくるのかわからないので、心配になって時々覗いていました。これだけの落雪があると、人の命はひとたまりもありません・・・そのうちどうしようもないと、諦めたようでした。
数日前の朝、外を見ると見事に落雪していました。きっとものすごい轟音と共に落雪したことでしょう。窓のガラスも割れなくて幸いでした。メデタシ!メデタシ！
晴れ間が見えた朝、朝食を済ませて久しぶりに渓流釣りをすることにしました。我が家から歩いて沢に下りた場所では、今まで何回か岩魚やニジマスを釣ったことはありましたが、今の時期はまだ、沢の周辺の雪どけが始まっていません。
そこで、少し下流に下りた地点に行ってみることにしました。雪がだいぶ締まってきたので、スノーシューを履く必要はありません。出来るだけ流れが少ない淀みを見つけて竿を下してみることに・・・・
しかし、まだ水が冷たいためか、魚の気配が全く感じられません。まだ、魚も冬眠しているのでしょうか？
仕方なく、今回は何も釣れずに引き上げることにしました。
その日の午後、倶知安町内にある2つのゴルフ練習場のうち、1か所がオープンしていることを知って、久しぶりにゴルフバッグをだして、行ってみることにしました。
練習場の中はまだ白い雪が残っていましたが、殆ど除雪されていました。聞くところによると、例年は2，3日で除雪できていたのが、今年は1週間かかったそうです。
半年ぶりなので、アイアンとウッドの扱い方もほとんど忘れてしまっていて、しかも気温が低いので思ったほどボールが飛びません。昨年のレベルまで戻すのに、しばらくかかりそうです。
例年は近隣の伊達カントリークラブは3月に入るとオープンになっているようでしたが、今年は遅く3月24日がオープンの予定になっているそうです。
晴れた日の夕方、羊蹄山の定点観測地点のいつもの畑まで行ってみました。
分厚い雪の壁をよじ登って羊蹄山を見てみると、裾野がうっすらと色づいていました。まだまだ雪が多いのに、畑にはもう黒い墨が撒いてありました。一日も早く雪が解けてほしいと願ってのことでしょう。
もっともっと赤い夕映えを期待していましたが、これ以上は赤くなりませんでした。なかなか難しいものです。
反対側を振り向くと、空が赤く染まって、アンヌプリとイワオヌプリが黒くくっきりと見えていました。
3月15日の朝、友人のHさんから電話があり、スキーのお誘いを受けました。
ヒラフの3人乗りのリフト前で待ち合わせしたところ、ペンション「アリス」に宿泊されていた神戸のスキーヤー3人とも一緒に滑ることになりました。彼らは1昨年、昨年もニセコを訪れ、ニセコのパウダースノーに魅せられて今年も来られたようです。
早朝に雪が降ったため少し重い雪でしたが、ヒラフ側のスキー場も柔らかな雪の上を滑ることができました。そのうち視界が悪くなったために花園第3リフト周辺と花園第1リフト周辺で滑ることにしました。
皆さん60代ですが、とてもお元気です。
幾つかのオフピステのコースにお連れして、最後にスロトベリーコースに入りました。初めに急な斜面がありますが、何とか樹林に入り込み、満足感に歓声をあげて滑る人も・・・・
3週間ぶりだと言うHさんも、転ぶこともなく上手な滑りでした！3月とは言え、雪が降った後のスキーは最高です。
３月に入って１０日余スキーに行っていませんでしたが、１３日に久々に一人で滑りました。
花園第３リフトまで上ってみましたが、外国人の姿が急に減って寂しいスキー場風景でした。こんなに素晴らしいスキー場なのにもったいない・・・・
このところ雪が降っていなかったため、少し雪面は固めでしたが、まあまあの感触でした。1000m付近はまだまだ滑れそうです。
この日は花園第1を2回、花園第3を5回滑って終了しました。
先日、スノーシューを履いて羊蹄山の麓の半月湖に行ってみました。
羊蹄山登山口の夏の駐車場は除雪されていませんので、少し手前の道路脇に車を止めて歩き出したところ、支笏洞爺国立公園の看板と半月湖畔の地図を表した看板は半分ほど雪に埋もれていました。
トイレ横の半月湖の看板もご覧のとおりです。
駐車場横のしゃれたトイレも少し埋まっていました。今年は雪が多かったことが分かります。
半月湖が見える場所まで歩いてみましたが、あいにくの曇り空で、半月湖も白い雪原になっているだけでした。今のところ1m位の氷が張っているため、湖の上を縦断することも出来るようでしたが、良い景色が期待できないので、あきらめて戻ることにしました。
犬を連れた二人連れがスノーシューを履いて歩いて来るのに出会いました。
ゴルフ場の中の大きな池は、氷が解け始めて前回よりは随分と水の面積が広がっていました。
池の中にキンクロハジロが水浴びをしていました。まだ水は冷たそうです。
私達の足音に気がついたのか、一斉に飛び立ちました。
石の上に乗った雪が柔らかそうで、マシュマロの様です、
池の向こうにアンヌプリとイワオヌプリが見えました。
広角レンズで見ると、3山が映りました。
池の氷の厚さも大丈夫そうなので、池に下りてみました。
水の中に雪の壁の層が映り込んでいました。
反対側を見ると、羊蹄山がぼんやりと見えました。いつも、京都の竜安寺の石庭を思い出す光景です。
先日の合宿に参加した皆さんに、このような景色を見せてあげられなかったのが残念です。また、来年いらして下さい。
ゴルフ場から見える山の姿は、アンヌプリと羊蹄山、イワオヌプリ、ワイスです。
まだ時間が早いので、アンヌプリ山頂へ向かう人々の列はありません。
その横にイワオヌプリが横たわっていました。スキーヤスノーボー、スノーモービルの跡が見えます。
先日。この東急GCの管理施設は屋根まで雪に埋もれていましたが、この日は屋根から大きな雪の塊が落ちていました。太陽の力はすごいものです。
お天気の良い日の雪原には動物の足跡がたくさん残っています。
これは私達のスノーシューの足跡。前回はスノーシューでも可なり埋まっていましたが、この日は雪面が固いため、スタスタと歩くことができました。
ウサギの足跡でしょうか？
足跡ではなさそう・・・・気になる存在です。
暖かいので、動物達もあちこちと走り回ったようです。
木の間に積もった雪が解けて、ツララが出来ていました。マクロレンズで撮ってみました。
お天気も良く、春の暖かさを感じながら歩きました。
3月10日、久しぶりの晴天となり、春の様な穏やかな日になりました。スキーに行きたいという気持ちもありましたが、再びスノーシューを履いてゴルフ場を歩き回ることにしました。
先日のトレッキングではあいにくの曇り空でしたが、この日は青空の下、木々の樹影がくっきりと見えました。
雪面にキラキラと輝いているのがみえましたが、写真にうまく表すことができないのが残念です。
沢にも深いくぼみが出来て樹影が入り込んでいました。春の訪れです。
