現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

訃報 佐藤慶

2010-05-06 20:55:46 | 虚無僧日記
ニヒルな名わき役、俳優・佐藤慶さん死去(読売新聞) - goo ニュース

「あの佐藤慶 死(す)んだか」。
「うんだ、81歳(はつずういっさい)だと」。

会津の出身だった。戦後、市役所に勤務の傍ら
「新劇愛好会」を結成して芝居に打ち込んでいた。
私の伯母も誘われて、劇に加わっていたらしい。
それだけに、デビュー当時から私もファンだった。

白い巨塔(1967年、NET)で 財前五郎を演じる。

『子連れ狼』(1976年)では、 萬屋金之助の
拝一刀を倒す柳生烈堂役。柳生烈堂がなぜか
虚無僧姿で現れる。黒光りする太い尺八が
不気味で強烈な印象だった。

年末時代劇(1981年)「白虎隊」では、会津藩家老の
田中土佐役。丹波哲郎の神保内蔵助と刺し違える。
“ずーずー弁”は地で行けたはずだが、控えめな
会津弁だった。

1989年の『夢の祭り』では、津軽三味線の神様と
云われた名人役。津軽弁はまぁまあだが、三味線は
からっきしダメだった。佐野士郎が実際に見事に
津軽三味線を弾きこなしていただけに残念。

ま、「殿様から悪役までこなす名脇役」として名声を
挙げたのは、会津出身者としてご立派。 合掌

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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5/5 大忙し

2010-05-06 13:18:08 | 虚無僧日記
5/5 子供の日

9:00~ 名古屋城内での「古武道大会」に詩吟の伴奏を
    務める。毎年恒例の行事だが、年々参加者も減り
    縮小とのこと。身内も見に来ないし、一般の人も
    立ち止まって見てくれる人は少ない。出演者には
    外国人も数名。そのひとりが親しそうに声をかけ
    てきてくれた。以前大須で声をかけてくれた人だ。
    彼は、尺八と合気道をやっているのだった。


13:00~ アートピアホールでの「日舞の会」にSさんの
    お嬢さんが「藤娘」を踊るので見に行く。上手い。
    瞬きを全くしないのに感心する。“しな”も大きく
    “キメ”も美しい。小学生だが将来を期待されて
    いる存在らしい。地方(じかた)も、唄、三味線に、
    若手が多いのにも驚く。さすが“芸処名古屋”だ。

14:00~ デイサービスKで、ボランティア演奏。
    部屋は広いが、演奏するすぐ横で麻雀をしていたり、
    私の後ろでは職員が作業をしていたり、雑談して
    いたり、集中して聞いてもらえないので、一番やり
    にくい所だ。修練の場だ。それでも、私の尺八に
    涙してくれるお婆さんがいた。「お父さんが吹いて
    ました。なつかしくって涙が・・」と。

16:00~ 名古屋駅前で虚無僧。3時間吹いて、若い人2人。
    20円、これでは帰れない。ここであきらめてはいかんと、
    さらに吹き続けていると「牧原さん」の声。
    なんとNHKのOさんだった。以前、取材してくれた
    方だ。驚き桃の木。なつかしくひとしきりおしゃべりを
    した後、お札をいれてくれた。これでまた元気を取り
    戻して、1時間吹き、揚々帰宅できた。
 
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