現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

相次ぐ観光バスの事故

2012-04-29 14:51:16 | 社会問題
関越道で高速バス事故 7人死亡 39人けが (朝日新聞) - goo ニュース

今朝(4/29)群馬県藤岡市の関越道で、高速バスが側壁に衝突。
女性6人、男性1人の計7人が死亡、39人が負傷。原因は
運転手の居眠り。

香川県三豊市でも、観光バスと乗用車が衝突し、9人が重傷。

平成17年に「規制緩和」で、観光バス事業に多数参入し、
零細企業の乱立で、運転手の加重労働が問題となっている。

東京=名古屋 間の定期バスは10社以上もあろうか。新幹線では
11,000円のところ、定期バスは3~5千円。さらに 3,000円を
切るバスもあるそうな。バスの快適さと値段が 比例している
ようだ。

その大型バスの事故が平成17年以降、毎年 3,000件もある
というので驚いた。事故率は一般乗用車の1.6倍という
から看過できない。

「安かろう、悪かろう」で「命」にかかわるリスクもある。
私は絶対乗らない。

(実は、「閉所恐怖症」で、狭い座席に6時間も拘束される
のは耐え難いから。いや 実は、そのようなバスは、乗車
予約も支払いもケータイからなので、ケータイの無い私には
利用できないのだ。指をくわえて見送るのみ。いってらっしゃい!)



「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

自分の命は自分で守る

2012-04-29 13:37:39 | 社会問題
「東日本大震災」で岩手県釜石市の小中学校では、
一人の犠牲者も出さなかった。「釜石の奇跡」と
呼ばれる。だが「奇跡」の裏には、日頃の備えが
あった。

災害に備えて「防災教育」を行ってきた群馬大学
大学院の教授「片田敏孝」氏が今 注目されている。

まずは「津波が来ても“逃げない”という人たち」の
心を理解することから。

・独り暮らしのおばあちゃんは「逃げたって、
津波で家が流されれば、もう家を建てる力もない。
助かっても生きていけないなら 死んだ方がまし」

・釜石の人たちは「ギネスブックにも載った世界一
高い防波堤があるから大丈夫」と信じこまされていた。
それで、防災訓練にも参加しない人が多かった。

その人たちの目線に立ち、その意識を変えさせる
ことが大事と、まず小学生への「防災教育」から
取り組んだ。そして、子供の声から親たちの意識を
変えた。

「自分の命を行政など 誰かに守ってもらおうと
甘えているから不平を口にする。他人任せにせず、
自分の命は自分で守る。どんなことも“有り得る”
のを前提に、万全の備えをしなければならない」と。

どこぞの町では、「子供が死んだのは学校の責任」と
父兄が訴訟を起こすそうな。責任を他に求めて、
今さら何の得があるというのか。

先日のお寺の法話も「責任はすべて自分にある。
他人に求めるな」だった。


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