現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「五社英雄」監督

2012-10-05 14:44:16 | テレビ・映画・芸能人
中日新聞・夕刊に連載中の、フジテレビ・プロデューサー
「角谷優」氏の『テレビ局 映画開拓史』によれば、

東宝、松竹、東映、大映、新東宝の映画会社五社が
その既得権を守るために、監督や俳優の引き抜きを
禁止した『五社協定』を結んでいた。

その『五社協定』に対抗して、テレビ局初の映画作りに
監督として選ばれたのが「五社英雄」。なんか面当ての
ような名前ですが、本名とか。偶然って面白いものです。

ネットで見ると。

「五社英雄」は。フジテレビの社員ディレクターであったが、
銃刀法違反で会社をクビになったところに、東映のドン・
岡田茂に声をかけられ、『鬼龍院花子の生涯』を制作した。
1982年、夏目雅子の話題作。

他にも
『陽暉楼』(1983年、東映・俳優座)
『北の螢』(1984年、東映・俳優座)
『櫂』(1985年、東映京都)

『極道の妻たち』(1986年、東映京都)
『吉原炎上』(1987年、東映京都)

五社監督の映画はすべて観ています。
『櫂』は宮尾登美子原作。主人公の名が「喜和」。
「竹を割ったような性格で、苦労に耐える女」を
十朱幸代が演じた。私の長女の名前も「喜和」と
名づけたのでした。





「三遊亭円楽」の講演から

2012-10-05 13:52:13 | 社会問題
先日聞いた「三遊亭円楽」の講演ネタです。

●子供も“プライバシー”なんてものを主張する。

子供の部屋にでも入ろうものなら、
「お母さん!私の部屋に入ったわね。勝手に
入らないでよ!」。そんな生意気なこと言ったら

「なに言ってんのよ。あんたの部屋じゃないのよ」。
「じゃ、だれの?」
「銀行のもんよ。お父さん、毎日働いてせっせと
ローン払ってるんだから」
「何年ローン?」「30年」。


●ストレス

だいたい、「ストレス」という言葉が(日本に)
入ってきてから「ストレス」という病気が出てきた。
胃が痛い、腹の調子が悪い、声が出ない、頭が痛い。
医者に行くと、みんな「はい、ストレスです」で
片付けられちゃう。お医者さんも「“ストレス”です
と言うとみんな安心するんですよ」と言うんですから。

●「話す」と「語る」

落語家は「話芸」。「話す」は「舌」で言うと書く。
講談は「語り」。「語る」は「吾、言う」と書く。
「かたり・かたる、騙す、たぶらかす、信じこませる」
という意味が含まれる。


仏教落語の「露の団姫」

2012-10-05 12:59:38 | プロとアマ
中日新聞 10/5 「この人」で紹介されました。
つるつる頭の女性落語家「露の団姫(まるこ)」に 注目。

昨年、上方落語の新人賞に当たる「輝き賞」を受賞。
「それまでカツラをかぶって寄席に出ていたので
“輝き賞”と聞いて、頭 剃ったのがバレたんかと
青くなりました」と笑わせる。

名古屋南高等学校卒業で、本名は「鳴海はるみ」。
ではない「鳴海ハトル」。「バトル」じゃないです。

小学生の頃から、劇団ひまわりに所属しテレビや舞台で
俳優をし、芝居、声楽、ダンスを学んだ。

高校卒業を機に「究極のひとり芝居」である噺家に
なるため大阪へ移り、2005年3月7日に「露の団四郎」に
入門。

幼い頃から死への恐怖があって、仏教に関心を持ち、
得度。法華経の教えを伝える「創作落語」を創り、
自殺防止に一役かう。もともと落語の発祥は仏教説話
だそうです。

「アマ(尼)になって、プロの落語家になった」。
愛知県一宮の出身で、今は兵庫県尼崎に住む。
「宮」と「尼」に因縁深い。

一度聞いてみたい。