現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

傍若無人な若者、すぐキレる老人

2017-10-18 23:47:55 | 地球人類の問題

傍若無人な若者。若者より困るのは、すぐキレル老人。

私も以前はよくキレた。今思い返すと恥ずかしい。朝起会で学んで10年。
朝起会で学んで ようやく、腹が立たなくなった。
毎朝、4時から「禊(みそぎ)」と称して掃除。

そして5時から「五つの誓い」の唱和。そして昨日の反省と今日の誓い。
「朝起き会で学んでいて、なにあの人は」と云われぬように。


【五つの誓い】

一、今日一日 三つの恩を忘れず、喜んで進んではたらきます
一、今日一日 人の悪をいわず、己の善を語りません
一、今日一日 気付いたことは、身がるに直ぐ行います
一、今日一日 腹を立てず、不足の思いをいたしません
一、今日一日 三つの無駄を排し、新しく大地に生き抜きます


傍若無人の非礼には

2017-10-18 23:32:37 | 虚無僧日記

今日、地下鉄で二人の若者が、ドアの前に寝転がって 大声を

あげて、じゃんけんのようゲームに興じている。その声も

尋常でない。酔っぱらっているのか、ドアを蹴ったり、叩いたり。

名古屋駅で大半の客は降り、乗っているのは私のほか3人。

無視すべきか、注意すべきか。注意したところで聞く相手ではない。

怒鳴るべきか。「腹を立てず」の試される時がきた。

笑顔で二人の行動を見つめていると、気づいたか「そこのハゲェー、

そこのメガネ!」と怒鳴ってきた。手を挙げてこない限り、無視。

車掌に通報しようかと電車を降りたら、車掌のいないワンマン電車。

すぐドアが閉まり、走り去っていってしまった。

ホームでは「迷惑行為や不審な行為を見かけたら、近くの駅員に

お知らせください」と女性の声のアナウンスが空しく流れていた。

 『論語』の一説に

「子曰く、礼に非ざれば視るなかれ、礼に非ざれば 聴くなかれ。
 礼に非ざれば言うなかれ、礼に非ざれば動くなかれ」

「仁」というものは、己の恣(ほしい)ままに行動するのではなく、
やりたいこと、言いたいことを ぐっと抑えること。

そうした礼を失したふるまいに、怒りを顕わにしてはならない
という。視て見ぬ振りをしろと孔子はいう。

たしかに、そういう人たちには何を言っても無駄だ。
だからといって、黙って見過ごせない場合もある。
その時は、どう対処すべきか。少なくとも、感情的に
怒鳴ったり、手を挙げたりは、礼を失する行為。
非礼や暴力からは何も生まれない。手でさえぎり、
静かに諭すべきであると。

求められるのは、そうした時のコミュニケーション力。
そこが知りたい。



降りかかる火の粉は

2017-10-18 23:23:24 | 虚無僧日記

最近、高速道路でトラブルとなり、煽って、さらに前に回り込んで

急ブレーキをかけて、進路妨害した事件が問題になっている。

「煽られた経験は?」という問いに、「有り」と答えた人が

全国で何千件も。私もある。東名でベンツが前に回り込んできて

何度も急ブレーキをかけてきた。幸い分岐点で、左に逃げ

離れることができた。

一般道路で、信号無視して後ろから飛ばしてくるBMWに対して

わざと前をゆっくり走ってやったら、信号で止まった時に

相手の車から若者(ばかもの)が 降りて、怒鳴り込んできた。

実は、後ろから来た時に、その車を見て、知人の息子だとわかっていた。

降りてきた若者に「やぁ」と笑顔で「〇〇さんとこの息子さんだろ」と

声をかけると、相手はひるんで、すごすごと戻って行った。

 


ありがとう、ごめんなさい

2017-10-18 22:45:36 | 虚無僧日記

NHKラジオ深夜便で、女優の「吹雪ジュン」さん

最近はすっかり母親役。哀しい場面、辛い場面でも

不思議と目は笑っている。そのことに関連して

「初対面の人と会う時でも、必ず ニッコリほほ笑みます。

自分と合わないなと思う人、私に敵意をもって接してくる方もいるでしょう。

出会いは、先祖の因縁で出会うのです。私はその方に何もしていなくとも、

遠い先祖が、その方の先祖に なにか悪いことをしたのかもしれない。

そんな先祖の因縁から、私に悪意をもって接してこられたのかもしれない。

それで、私は心の中で「ごめんなさいね、許してね、ありがとう、

感謝してます」と唱えて、にっこりほほ笑むのです。すると相手の方も

険しい顔が和らいで、自然と笑顔になります」と。

すばらしい、これは統一教会の教えと同じ。

自分は罪を犯していなくとも、アダムとイブの神の意思に背いた原罪に始まり、

祖先の罪、民族同士の争いによる罪がある。まさに韓国の日本に対する怨念は

ここからきている。「ごめんなさい、許してね、ありがとう、感謝です」

恨みをもった人にも優しい笑顔で、目で語り掛ける。その目にたちまち

トロンとなるような、そんな素晴らしさを吹雪ジュンは持っている。

 

 


親が子を、子が親を殺す

2017-10-18 22:36:18 | 社会問題

「親が子を殺す」「子が親を殺す」事件が立て続けに起きている。

・「傷害容疑で夫婦逮捕 10カ月長女に暴行」
・「生後10カ月の長女を虐待し、26歳両親を逮捕」 
・「3歳次女の首締め殺害、容疑の母親を逮捕9」
・「重体の4カ月長女が死亡 母親逮捕」 
・「浴室で母親を殴打か 殺害容疑で24歳男を逮捕」
・「生後4カ月の娘を殺人未遂容疑 母親を逮捕」
・「妻の連れ子である10歳の女児の首を絞めたとして保育園園長逮捕」

「継母(ままはは)」ならぬ「ままパパ」の暴行。最近、母親が
連れ込んできた男に こどもが暴行されるという事件も多い。

殺人事件で、加害者のトップは「親」とのこと。なんてこった。


歌舞伎の題材でも「子殺し」はいくつかある。
『仮名手本忠臣蔵』では「加古川本蔵」が虚無僧となって
尺八を吹くと、「あれ『鶴の巣篭もり』。鳥類でさえも、
親は子を慈しむのに、人の世は・・・」と嘆くシーン。

ただでさえも子供が少ないのに、やっと生まれてきた子供が
親に殺されるとは、嘆かわしい。「朝起会」で 倫理を学ぶべし。