現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

虚無僧ギャグ

2019-01-16 00:34:13 | 虚無僧日記

「綾小路きみまろ」のパクリ。

浅草は雷おこし、大阪は粟おこし、名古屋は
掘り起こし。私は「道路工事あやまろ」。

体は袋小路。頭はハゲカミ(禿げ髪)王子。
後ろ髪だけ伸び放題。
「髪切れんのか!?」「はい噛み切れんのです」


電気はつけっぱなし、ドアは開けっ放し、鍵は
付けっぱなし。カツラも着けっぱなし。

釧路は湿原 私は失言 マリモは阿寒湖 リニモは
アカン。

虚無僧こけたら、天と地が、お、しゃかさまだ

早くトイレに行っといれ、
虚無僧が寺の東司(トイレ)に飛び込んで用をたしたが、
紙がない。「たれぞ、紙はあるか」「ここは寺だから、
かみ(神)はいない」「いや神じゃない 紙だ」
「なんまいだ? なんまいだ?」「お し(四)まいだ」



尺八漫談 職業は無色です

2019-01-16 00:30:31 | 虚無僧日記

文珍の落語から

「あんた働いてますの?」

「あかん、うちはブラック企業や」

「色があるだけいいですな。うちは無色(職)や」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日あるテレビ局に行った時のこと。一階ロビーで、

就活の学生が面談していた。仕事の内容よりも、

「定時に帰れますか? 残業はありますか。残業代は

きちんと支払われますか? 土日は休めますか。

有給休暇はきちんととれますか」と

それぱかり聞いている。

私としては、あきれた。テレビ局の仕事で残業がないわけは

ない。そのくらいわかるだろう。

社員の方は「突発的な事件が起きた時は、夜でも取材に

行ってもらうことはあるけど、そんなことそうあることではない」

などと、丁寧に受け答えしていた。

こんな学生は、絶対就職できないだろうと 私は思うのだが、

今は時代が違うらしい。「働き方の改革」とか。

電通の若い女性が自殺したことで、各企業が労働環境の改善を

求められている。学生の方は、志望する企業が、労働環境の

改善にどれだけ取り組んでいるかを、堂々と問える時代になった

のだそうだ。

 


尺八漫談 お釈迦様とキリスト

2019-01-16 00:28:38 | 虚無僧日記

これは中日新聞に掲載されたパリ駐在員からの特派員便り。

フランス人が作ったジョークです。それに私が手を加えました。

 

ある日、キリストとお釈迦さまが お忍びで日本に来られた。

観光客に扮して、日本料理店にはいられた時のことです。

お釈迦さまが お品書きを眺めていると、中居さんやってきて

「さかさまです」と。お釈迦さまは、「なんで私がお釈迦さまと

わかったのだろう」と首をすくめた。その後の中居さんの

親切なおもてなしに、キリストが尋ねた。「なんでそんなに

親切にしてくれるのか」と。すると中居さんは答えた。

「お客様は神様ですから」。キリストはびっくり。

「なんで私が神様とわかったんだろう?」

そこへお店の女将(おかみ)さんが挨拶にや ってきた。

「私がここの女将(おかみ)です」と。キリストはまたまた

びっくり仰天。「おかみ(神)?? オォ マイ ゴッド!」

 

日本人は、神も仏もキリストもみな素直に受け入れているのです。

大日如来は天地創造の神。あらゆる諸仏に変化する。釈迦も

阿弥陀も薬師も、天照大神も諸々の神もみな大日如来の化身と

解釈されるようになった。

ということは、大日如来は天地創造の神、God であり ゼウスで

あり、アラーなのだ。

「あらぁ~」

 


加山雄三に学ぶ

2019-01-16 00:17:11 | 心の問題

加山雄三の話を聞く。

「典型的な慶応ボーイ。若大将」として人気絶頂の33歳の時、
母親の小桜葉子が亡くなり、茅ヶ崎のホテル・パシフィックが
倒産した。

「舞台では笑顔をふりまいて、舞台裏では債権者に土下座
して謝る、辛かった。そんなときに結婚。(妻は松本めぐみ)。
マスコミは「こんな時に何考えてるのか」と「加山雄三結婚
事件!」と報道。仕事も無くなり、人も皆、サァーと離れて
いった」と。

よく奥さんが、支えてくれたものだ。「子供の育児も
二人で分担。3時間ごとのミルクは、交代で やれば
6時間ずつ眠れる」と。

加山雄三は『理想の父親』ナンバー1 になったことも。
「朝は5時半に起きて、奥さんと朝ごはんの支度。子供4人、
小学校卒業までは、毎朝、全員そろって食事をした」
とのこと。

借金は10年で完済した。それまでの努力、苦労話がすごい。
「人生、誰にも辛い時、大変な時はある。おばあさんが
言っていた『享楽は失うものが多く、苦しみからは得る
ものが多い』」とか。「99 % 苦しくとも1% の喜びが、
辛い苦しみを払拭してくれるのだ』等など、一言一言、
勇気を与えてくれるいい話だった。


加山雄三 “上手” と “いい演奏” の違い

2019-01-16 00:14:11 | 虚無僧日記

加山雄三が「ボクは歌はアマチュアだと思っている。それは
ある先輩から、『歌のプロになったら、歌うのがつまらなくなる。
アマチュアで、心から楽しんで歌うことで、聞く人も喜んでくれる』
と教わったから」と。

その意味で考えれば、アマチュアの尺八は、「本当に尺八が
好きで好きでたまらない」という姿が見えてくる。『竹籟五章』や
『片足鳥居』など、こんな難しい曲でも兆戦して吹けるようになった
という喜びが伝わってくる。私がプロとして吹くとなると“辛さ”が顔に出る。

加山雄三は、もうひとつ「“上手ですね”と言われるうちはダメ」
とも。

「“上手ですね”というのと“いいですね”とは違う。ピカソの
若い頃の作品は、実に写実的に描写している。それを見た妻が
“ピカソって絵が上手かったのね”と言った。それを聞いて思った。
“上手に描けている” というのと “いい絵ですね”は 違うのだ」と。

それに当てはめて考えれば、楽譜通りに正確に演奏しても、
それは“上手”な演奏であって“いい演奏”とは評価されない。
“いい演奏”とは、上手に吹くのとは 別の次元なのかも。