「完璧にこなすのがプロ」と言うなら、
オリンピックでミスや失敗をするのは
プロとはいえない。だからオリンピックは
“アマチュア競技”か。
だがオリンピック選手は、プロ以上に難しい
技に挑戦している。だからオリンピックは
“競技”なのだろう。
フィギア選手が「アイスショー」のプロに転向
すると、より無難な技で、完璧さ、安定感、
安心感のある演技で観客を魅了する。
プロは技術だけでなく、プラスα、観客を魅了
する“オーラ”がある。
音楽家もそうだ。音楽大学を出て、技術は完璧でも、
オーラがなければプロといえない。演歌歌手は、 音大には合格できなくても、観客を惹きつける “花”がある。それがプロとアマの違いか。
プロとアマの違いは何だろう。
プロにも二通りある。楽譜通り正確に吹くプロ。それはそれで
感動を与えるが、往々にして何かつまらない演奏になる。
オリンピックのフィギア スケートは難易度の高い技に挑戦して
緊張と感動を与えてくれる。一方、プロのアイスダンス ショーは、
完璧なすべりで 観客を魅了する。そこには、見ていて、絶対に
失敗しないという安心感もある。
それと同じか。楽譜にしがみついて吹くのは、たとえ完璧に
吹いても、観客に不安感を与え、プロではない。プロは楽譜が
あったとしても、余裕を見せる。
演奏の姿勢もアマとプロの差が現れる。プロは舞台に出てくる
ところから違う。観客を呑むオーラを発する。終始うつむき
加減の演奏では、観客に“見せる姿”にならない。
プロの尺八家 阪口夕山氏が「私にとって 古典本曲は“趣味”です」と。
「古典本曲ではお金をいただかない」という。「古典本曲のプロではない」と
いうのか。「古典本曲は人に聞かせて金をいただく性質のものではない」
という意味か。
私はプロの虚無僧でござる。舞台で演奏するのも、街頭で尺八を吹くのも同じ。 舞台演奏でも「お代は見てのお帰りに」で、「感動していただけたら それに応じた喜捨を」と告げている。その方がチケットの売り上げより 多かったりして、反応が即金額で示されるから、真剣勝負。
先日「カタチばかりの虚無僧が多いが、初めて“ホンモノ”の 虚無僧を見た気がした」と言っていただいた。
ようやく板についてきて、ホンモノになれたたか。
「プロとアマ」で検索して、ある方のブログ。
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「プロは、他人に満足を提供して、お金をもらえる人、
アマは、お金を払って、自分の満足を得る人」
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なるほど、けだし明解な定義でござる。
尺八の世界でも、素人さんは会費を払って舞台で
演奏して、自己満足に浸る。観客の不興などは
関係なし。プロは、主催者からお金をいただいて
主催者と観客に満足を与える。
いかに主催者の期待に応え、お客に満足して
いただくか、それがプロの仕事でしょう。
「プロとアマ」の違いから転載
させていただきました。
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プロと呼ばれる方は気持ちの持ち方が違うと感じます。
■出来る方法を考えるのがプロ、できない言い訳をするのがアマ
プロは、困難な仕事であっても、それに意欲的に挑戦し、
できる方法を考える。アマは、できない言い訳を考える。
■常にチャレンジするのがプロ、現状に満足するのがアマ
■仕事を楽しむのがプロ、仕事を楽しめないのがアマ
■行動を起こすのがプロ、批判をするのがアマ
壁に直面した時、プロは、何が悪いのか?なぜそのように
なったのか?どうすれば解決するのか?を考え行動に起こす。
アマは文句を言って思考停止してしまう。
■時間を効率的に使うのがプロ、時間を浪費するのがアマ
■約束を必ず守るのがプロ、約束を守らないのがアマ
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる
めざそう!プロの道
プロとアマ、尺八で云うならば、音の力の差。
プロは “迷いの無い”音。音に自信がある。
素人の音は 不安定で迷いがある音と云える。
詩吟の発声も尺八も共通する。
「あーーいーーーうーーーえーーーおーーー」と
発生練習をする時、一度「あ」と発声したら
絶対 口を動かしてはならない。大山などのユリの時も
口の形は変えない。腹筋を使ってユる。
これが素人とプロの差。
尺八の場合、ローツーレーチーとそれぞれ歌口のポイントが
違う。ロのままでは甲のツなど きれいに出ない。
そこで歌口のポイントを探って出す。それが“不安感”として
音に出る。これを自信をもって決める。そして強く出す。
口を動かさずにロツレチが出せる特訓をすればプロだ。
それがわかるまでに60年かかった。