「必ず水を掘り当てるという井戸掘り名人がいた。
彼がやったことは、水が出るまで掘り続けること
だった」
そうだ、虚無僧に出て、お布施がゼロということは無い。
お布施いただくまで吹いていればいいのだ。
莫大な投資をして金の発掘を行なったが、鉱脈に
当たらず、あきらめて破産した人。その廃坑跡を
買って、ちょっと数センチ掘ったら金脈にぶつかっ
たというラッキーボーイの話もある。
「めぐりあい、少しだけ遅いだけなの」。
テレサ・テンの歌大好きだ。
2月14日 俳句の句会に呼ばれている。
俳句など作ったことが無い。さて困った。 「はい」と答えたものの「はい苦」だ。
俳句といえば、「古池や蛙飛び込む水の音」
「ひとつ家に遊女と寝たり萩と月」を思いだした。
よしできた。
「古家に虚無僧寝た(ネタ)り、禿げと月」
虚無僧で旅していて、廃屋に忍び込み一晩
明かした。天蓋を取れば禿げ頭。破れ天井
からは月が見える。どうだ!
だめ?季語が無い?それなら、もう一句。
「春の海、ひねもす寝たり寝たりかな」というのが
ある。ウン、これでいいなら、
「春の夜に、虚無僧寝た(ネタ)り寝たりかな」
尺八吹くと眠くなる。吹きながら寝ている。いや
寝ながらでも、吹ける私である。
北風が吹く。ビル風がすごい。それにもめげず
尺八を吹く。
「虚無僧さん寒そう」
「いえいえ、着物は暖かいですよ。手甲、脚絆
に足袋、それに天蓋。頭から足の先まで覆って
いますから。それより、股下3cmの超ミニスカート、
ミニパンで素足をさらしている娘さん方の方が、
よっぽど寒そう。見ている方は熱くなりますがね。
それで、あれホットパンツって云うんでしたっけ?」
「ほっといて」