現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

目立つCMは信用しない名古屋

2007-10-26 20:10:51 | テレビ・映画・芸能人
NOVA破綻 崩壊招いた消費者軽視 苦情・相談 事業拡大で急増(産経新聞) - goo ニュース



駅前留学のNOVA、介護のコムスン、誰でも入れますの某外資系生保、
派手な目立つ広告は、名古屋人は信用しない、という。昔から「良い物を
作れば広告宣伝しなくても売れる」という職人気質。たしかに、名古屋の
一流企業、デンソーもアイシン精機も、大同、トヨタ、松坂屋も、派手な
広告、目立つCMは観たことない。信用はCMだけでは築けないのだ。

NOVAの経営破綻は顧客の軽視とか。やっぱりいかがわしかったか。



11/10 第6回一路会

2007-10-25 22:30:02 | 虚無僧日記
錦通りの短歌会館で毎年行ってきた「一路会会員の
おさらい会」も第6回となった。

時間:午後1時~4時
開場:中区錦2-13-22 (錦通り、瀧定の西)
来聴者は無料

会員はめきめき腕を上げ『G線上のAria』『ハンガリー
舞曲』『シルクロード』などに、尺八で挑戦する。

林鈴花(筝)と阪野恭子(三絃)、平智子(尺八)の女性
三人組で結成した“姫ローズ”も順調に育ち、『八千代
獅子』を合奏する。

今回、長縄鉄男氏は、横笛教室の生徒を引きつれ、
横笛で『六段』『千鳥』にあわせる。筝は「みずほ合奏
団」以来の朋友筒見香代子さんが特別賛助出演。

私は、大森信徳氏の三絃と『越後獅子』を合奏する。
「古典も面白い」と言ってもらえるような演奏にしたい
と思っている。

11/3 建中寺で尺八ライブ

2007-10-25 22:05:45 | 虚無僧日記
11月3日、東区の「まちづくり推進室」主催の行事
「歩こう文化のまち」のイベントの一環で、建中寺
で私のライブが行われる。東区は、名古屋城をはじめ
徳川園、徳川美術館、逢佐文庫、市役所本庁舎、市政
資料館、福沢桃介と貞奴の双葉館、主税(ちから)町
界隈の豊田佐助邸と、文化的、歴史的建造物の宝庫だ。
建中寺は尾張徳川家の菩提寺。

そこで、東区が主催して、11月3日文化の日は、一日
東区界隈をぶらぶらウォーキングしませんかという
イベントだ。各所でコンサートや講演、展示などの
催しが開かれる。その一つとして、私にも仕事が来た。

12万枚のチラシと1万枚のマップを配布するというので、
いい宣伝になるが、はたして、私の尺八を聞きに、
どれだけの人が来ていただけるか。全くフリーの通行人
の足を呼び止めるのだから、不安である。聞いてつまら
なければ、立ち去るであろうし、日ごろの虚無僧で鍛え
た技量が試される日だ。

地歌 『越後獅子』

2007-10-25 21:43:27 | 虚無僧日記
9/3のNHK放送を聞いて、「尺八を習いたい」と新たに
入門された大森さん。名古屋では有名な大学の、中国語
講師。津から2時間かけて通って来られる。実は「地歌
三絃が好きで、高校の時、地元の筝三絃の師匠に習い、
早稲田在学中、東京で、佐藤親貴先生に習った」という
から本筋だ。何より研究熱心でNHKの放送を録音しては、
聞いて練習しているという。

来る11月10日の「第6回一路会」で『越後獅子』を三絃と
尺八で合わせることとした。今、週2回みえて、合奏練習
に励んでいる。すでに全曲暗譜しており、歌も上手い。
聞いてただくお客様に「古典も面白い」と認識してもらえる
ように、新しい感覚の「越後獅子」にしたいと、二人で意見
をぶつけあっている。これからが楽しみだ。

刈り干し切り唄

2007-10-25 21:20:36 | 虚無僧日記
「ここの山、刈り干し済んだよ、明日は田んぼで 稲
刈ろか。もはや日暮れじゃ 迫々(さこさこ)かげるよ
駒よいぬるぞ 馬草負えよ」

宮崎県の民謡『刈り干し切り唄』だ。「五木の子守唄」
の原曲だともいう。ルーツはモンゴルのオルティンドゥ
だともいう。朴訥とした味わい深い民謡だ。

詩吟と民謡尺八専門の中谷さんが今日みえたので、
『刈り干し切り唄』を吹いてもらった。私の知っている
曲と音階が違う。半音のとり方が高めなのだ。『本唄』
だという。民謡は本来『追分』や『馬子唄』などの「田舎
節」の音階だったのが、大正、昭和になって洋楽の
影響で「都節(ミファラシド)」の陰音階に変えられた
とも聞く。

近所に住むIさんが、「10/31名楽福祉会館の“演芸
大会”でこの唄を歌いたいので」と、尺八伴奏を頼ん
できた。「おやすい御用」とひきうけたが、Iさん、全く
音程がとれない。「こりゃダメだ」と思ったが、実は
私も、子供の頃は音痴で、音楽は全くダメだった。
そのコンプレックスが、尺八へと駆り立てたのだ。
「昔からこの歌を歌いたかった」というIさんの切なる
気持を聞いて、それならばと、大会までの1カ月、
週に2日は来てもらって、発声からの特訓と相成った。
熱意と努力の結果、日毎によくなり、なんとか形に
なってきた。「音痴はいない」「音痴は治る」とよく
言われるが、本当だ。あと1週間、本番に向けて、
最後の仕上げに鞭が入る。

絞首刑

2007-10-25 09:11:39 | 社会問題
「絞首刑、もっと安らかな方法は」 法務委で鳩山法相(朝日新聞) - goo ニュース

まだテレビも白黒の時代のドラマ。フランキー堺の名演技
で話題になった「私は貝になりたい」。今また話題になって
いる。SMAPの仲居正広でリメイクとか。

上官の命令で捕虜を虐待。飢えている捕虜にゴボウを食べ
させてあげたことが、「木の根っこを食わせた」と。そん
なことで「デス、バイ、ハンギング」の判決。善良な床屋
が、終戦で家族のもとに帰れると喜んだのも束の間、一転
死刑だ。13階段を登るフランキー堺の、迫真の表情を今
も強烈に覚えている。

吉永さゆり主演のショッキングな映画「天国への階段」も
そうだ。「世にも不思議な物語」でも、処刑されるが、綱
が切れて、助かるシーンがあった。子供の頃のテレビで
見た処刑シーンは、絞首刑の恐怖とともに、「犯罪は絶対に
いかん」という抑止力になっている。

絞首刑は、犯罪者への懲らしめ、懲罰なのだろうが、やはり
残酷だ。今では、電気や睡眠薬で眠らせて薬で死なせる方法
もできるはず。死刑廃止論と、光市の母子殺人犯や磯貝利恵
さん拉致殺害犯人の「極刑を望む」署名運動が、交錯する中、
処刑方法の改善も一考するべきであろう。

金大中事件

2007-10-25 08:46:35 | 地球人類の問題
政府、協力要請へ 日本側責任論には反発 金大中事件(朝日新聞) - goo ニュース

10/24 民放ラジオのニュースで「キンダイチュウ」と、
女性アナウンサーの声が聞こえてきた。韓国が朴大統領
の関与を認めたとのこと。

1973(S48)年に起きたこの事件のことを記憶している。
当時私は保険会社の不動産部にいた。出入りの不動産
会社の社長が、約束の時間に来ない。携帯も無い時代
である。1時間くらい遅れてきた社長の話で、「自分が
所有するマンションに、韓国の大物政治家が住んでいて、
拉致されたらしい。警察の取り調べで時間をとられた」
とのことだった。

金大中が飯田橋のグランドパレスから拉致されたことは
報道されているが、その住み家が高田馬場にあった事は
知られていない。当時金大中など誰も知らなかったが、
警察は隠れ家も把握していたのだ。自衛隊も救出に出動
したという。だが、その後、政治決着とやらで不問にな
った。これほどの事件も不問になるのかと、国家権力の
大きさに恐れをなしたものである。

また、後年広報部勤務の時、時の人気キャスター森本
毅郎氏をイメージキャラクターとしてCMに起用していた。
森本毅郎氏から、NHKの下積みアナウンサーだった頃の
エピソードを聞く機会があった。金大中が拉致された日、
森本氏は控え室で寝転んでいると、急遽呼び出され、臨時
ニュースを読み上げることとなった。手渡された原稿を見て
「金大中?はて何て読むんだろう」考えている間もない。
“きんだいちゅう”と読んでしまった。それ以来「“きんだい
ちゅう”で通用するようになった」とのこと。

その後1984年、全斗換大統領からの申入れで、韓国人
名は韓国読みとすることになった。だから今では「キム
デジュン」となるはずであるが、昨日の民放ラジオで「きん
だいちゅう」と読んでいたのは、森本氏の影響の大きさか。


米兵による性犯罪

2007-10-25 00:55:45 | 社会問題
米兵ら19歳少女暴行の疑い=岩国海兵隊員4人-広島県警が捜査、身柄要求へ (時事通信) - goo ニュース

岩国市長が「十代の女性が深夜遊び回っているのもどうか」と
発言して、問題にされているそうだが、当然の意見だろう。
午前3時である。「米兵はカッコいい」という期待があったと
見られても仕方あるまい。
関連して、「米兵による性犯罪」というサイトがあった。戦後
沖縄では、1000件近い暴行事件が起こっているそうだ。生後
9ヵ月の赤ちゃんから、6歳、9歳の女の子もいる。強姦され
て生まれた混血児が450人とか。
日本軍による南京虐殺も、闇に葬られそうだが、米兵の犯罪も
闇に消されていたのかと、驚く。

赤福 対 御福

2007-10-24 07:33:53 | 虚無僧って?
「御福」は「赤福」のコピー商品と書いたら、コメントで
「コピーではありません」との教示をいただいた。このブログは
「何が本物で何が偽物か」を問うのがテーマなので、言葉足らず
であった。
たしかに、お菓子の世界では、「どら焼き」「今川焼き」「長崎
カステラ」と、類似品を何社も出している。みんな「元祖」「本家」
を名乗っていたりして、本物・偽物論争は無いようだ。

ブログを見ていると、「赤福・御福対決」というのが二つある。
2000年のものは、包装紙もそっくりだ。共に宇治橋の欄干が
描かれ、“福”の字も似ている。“御”の文字も“赤”に似せて
書いてある。これでは、駅や空港で急いで買えば赤福と誤解して
買う人もいるであろう。私もそうだった。自分のそそっかしさか。

実は私は「御福」の方が好きだ。本物より、アンチ本物の方に
判官贔屓(びいき)したい性格もあるが、「赤福」より品がいい
甘さのように思う。ブログでそういう意見もあった。「御福」の
方が、数々の「お菓子」コンクールで金賞をとっているのだ。

「御福」は伊勢二見浦にある。赤福と似た木造の大きな建物が
本店で、創業は明治16年(1883)。赤福は宝永4年(1707)。もっと
も赤福の『赤福餅』が今の形になったのは明治44年(1911)という
ので、商品としては、どちらが先かはわからない。

従業員わずか47名で、名古屋と大阪にしか営業所がない「御福」が、
「札幌空港でも買えた」「餅は『御福』の方が柔らかい」という
ブログ記事もあった。ということは??。「御福」の公式サイトに、
きちんと「防腐剤ソルビン酸入り」と明記してあった。

してみると、「赤福」は、表示記載を偽っただけで「無期営業停止」
になったのか?「当日製造」が偽りだったのは「赤心慶福」の心に
反したわけだが、「食の安全」に問題が無く、商品が他と同じならば、
心の問題が、法律で裁かれるのだろうか。

本物の偽物

2007-10-24 06:27:19 | 虚無僧って?
このブログは、「平成の虚無僧 一路」の独り言です。
「虚無僧はいかがわしい」という声に応えるため、
「本物とは何か」をテーマに、あれこれ事例を挙げて
書いています。

ある方のコメントに「虚無僧は本物も偽者もない」と
ありました。その通りです。もともと仏教界には普化宗
など存在しませんし、虚無僧は出家得度を受けた僧では
ありませんので、本物の僧侶ではありません。

では偽者かというと、“僧侶”と勘違いされている方に
とっては偽者でしょう。ところが、仏教に限らず、古今
東西、「乞食(こつじき)をする人に施しをすることは、
慈善、善根を積む、徳積みをすること」という考えがあり、
日本では、四国八十八ヶ寺の巡礼や、山伏、琵琶法師、
高野聖のように、旅をする人も仏に仕える仏徒としてみなし、
施しをする慣わしがありました。虚無僧もそのひとつで
すので、本物の僧侶ではないと弁(わきま)えている人に
とっては、僧侶でないことが本物なのです。

偽ブランド品を本物と騙されて買えば、怒れるでしょうが、
偽物と知って、ブランド品に見える物を安く買えたと思えば、
満足でしょう。“本物の偽物”という表現もありました。
正真正銘の偽物のことだそうです。本物か偽者か、これも
心の持ちよう一つですかな。

平成の虚無僧一路のホームページも見てください。