現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「一括就活」が日本をダメにする

2014-04-01 15:21:20 | 社会問題
男も女も上下おそろいの黒のリクルートスーツが、
街中にあふれている。毎年、100万人の学生が就活に
右往左往するのだから、リクルートスーツが100万着も
売れることになる。ホクホクなのは洋服の「青山」や
「青木」か。

全員、黒のスーツでは、個性など発揮できようもない。
企業の人事担当者は、どうやって判定するのだろう。
私なら、黒のスーツで来た者は採用しない。むしろ
私服で来てくれた方が、その人のセンスを測れる。

今や、応募するのもネット。学生側は、パソコンを
開いて、片っ端から入力する。履歴などコピペで、
一括入力。だから「100社応募しましたが、全部断られ
ました」なんて、悲壮に語る。

企業側も大変。超一流企業には パソコン上に一万人もの
応募が入ってくるらしい。全部目を通すことなどできよう
はずもない。一体何で選別するんだろう。

以前なら手書きの『履歴書』を見て、字の上手下手を
見ることができた。今やパソコン入力だから、採用してみて
あまりの字の下手さにうんざりというケースも多いらしい。

そこで、『WEDGE』3月25日(水)号

大前研一氏が斬る「就活」
「新卒一括採用」に 国際競争力なし
「就活」が日本をダメにする


『子どもが内定を得ることができずに困っている親にメッセージを』

「子どもが大学を卒業したのに、就職先がない」と嘆く親がいるならば、
子どもに500万円ぐらい与えてみればいい。どうせ遺産相続させる
くらいなら、与える方が効果的だ。

そして「好きなところへ行って地べたを這い、5年後、別の人間に
なって帰って来い。そのとき、今後 どのような人生を 生きていくのかを
言え」と突き放せばいい。途上国ならば3年間は暮らせるだろう。
その後の2年は本人が現地で稼げばいい。

日本にいてそのカネで中古のポルシェを買って遊んでいるようならば、
もう投資する必要はない。その瞬間に、子どもの将来がわかるじゃないか。
残ったカネは相続させずに、自分達で人生エンジョイするために
使ってしまう。子どものために汗かくのは20歳まで、と決めたらどう?

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いいね、いいね。私が「千代田生命」に就職できたのは、
学生時代の「虚無僧体験」でした。(と、勝手に思っています)
それこそ、乞食になって、5円をいただく苦しみと喜びを
体験したから、保険のセールスもちっとも苦にならなかった
です。はい。ま、いい時代でした。今なら、まず、どこも雇って
くれましぇん。

『倫風』に「林望」氏が寄稿

2014-04-01 09:55:31 | 虚無僧日記
(社)実践倫理宏正会の会誌『倫風』5月号に「林望」氏が
寄稿している。「挫(くじ)けぬ心」と題して。

彼の処女作『イギリスはおいしい』は58万部も売れ、
ベストセラーとなったが、当初、原稿を三社に持ち込んだ時は、
剣もほろろに つっかえされたという。最後に平凡社で
企画が採用された。

「林望」氏は、昭和24年東京生まれ、慶応文学部卒と
いうから 私と同期だ。なんとなく記憶にある。女の子から
「りんぼーくん」と呼ばれていたような気がする。

今でこそ、人気作家となり、『謹訳・源氏物語』などで
注目されている彼。私は、順風満帆に成功の道を歩んで
きたかと、半ば 羨んでいた。ところがである。彼の話では、

慶応に残りたかったが果たせず、30歳でようやく「東横短大」
の専任講師に。知名度の無い短大であり(今はもう無い)、
自分の居場所ではないと悩んだが、その東横短大から
イギリスへの留学の話。「国文学」専攻の自分にとって
イギリス行きなど役に立つのかとも思ったが、結果的に、
このイギリス留学のおかげで、処女作『イギリスはおいしい』で
デビューすることができた。と、苦しかった半生を語っている。

慶応の文学部を出たところで、歴史や文学の学問の領域で
名を残すのは至難のわざ。私も挫折した一人。彼は言う。
「何度も何度も挫折を経験したことが、私の心を鍛えて
くれた。挫折を糧(かて)として、挫けぬ心で応戦していくこと、
それがその後の人生を実り豊かなものにする」と。

■参考「林望のプロ論

『倫風宏話』に「木村拓哉」の逸話

2014-04-01 09:55:13 | 虚無僧日記
(社)実践倫理宏正会の会誌『倫風』5月号『倫風宏話』に、
なんと「キムタク」のこんな話が載っていました。

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木村拓哉が15歳の時のこと。萩本欽一がプロデュースする
グループ(茶々隊)のオーディションを受けた時、萩本欽一が
「好きなものは何?」と質問したら、「お母さんの作った
お稲荷さんん」と答えた。そのことで、萩本欽一は、「この子は
大物スターになる」と直感した。
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倫理の宏話ですので「親への感謝の心が大切」として引用
されています。ネットで調べてみました。

キムタクは、このことで、萩本欽一から「おいなりくん」と
あだ名されたので、レッスンに行かなくなり、降りたとか。
キムタクもまだ15歳。純情というより、キレる人間でしたな。

それにしても、「お母さんのつくったお稲荷さん」の一言で、
「大物になる」と直感したというのが、よくわかりませんな。


「茶々隊(CHACHA)」は、『欽きらリン530(88年)』日本テレビの
番組で作られたアイドルグループ。当時すでにSMAPは結成
されていたが、まだデビュー前で、あちこちの番組のオーディションを
受けていた。その一つ。

この時、合格したのが、「草なぎ剛」と「木村拓哉」の二人。
「草なぎ剛」は、萩本欽一の番組に出演したが、萩本欽一が
「茶々隊といると輝きがくすむ、こんなとこにいるより、
SMAPとして育てた方がいい」と、ジャニーズ事務所に
連絡をとって、番組を降ろしたとか・・・・。

萩本欽一の“人を見る目”、度量の広さもうかがえる話でした。


4月1日「エイプリル・フール」

2014-04-01 01:02:07 | 社会問題
今日は4月1日、新年度のスタート。希望に燃えて、
胸もふくらみ、春爛漫。それは昔の話、今は、腹が
ふくらんできた。

「エープリル・フール」も、冗談の通じない日本では
しぼみがち。

イギリスでは、毎年4月1日には、新聞各社から テレビの
ニュース番組まで、“虚偽であるがユーモアに満ちた”
エイプリルフールのニュースを流すのが慣例になっている。

1980年に「ビッグ・ベンの時計がデジタル表示化され、
針が不要になったので、聴取者のみなさんにプレゼントします」と
放送したところ、真に受けた日本の聴取者から 問い合わせが
殺到した。それで、以後、日本向けの日本語放送では報じなく
なったとか。


「第三の選択(Alternative 3)」(製作英・アングリアTV)は
衝撃的でした。

「アポロ計画はアメリカの捏造。人類は月面に行っていない」
という内容。なにせ、アポロ計画に携わった人や、宇宙飛行士が
登場して、「嘘でした。スタジオで撮影されたものです」と
証言したのですから、世界は大混乱。実はこれ、4月1日の
ジョーク番組。みな本人に似た役者によって演じられたという
手のこみよう。でも今もって「アポロ計画での月面着陸」は
真実か嘘か、謎になってます。あの嘘は本当だった?!

さて、今日はどんな嘘が・・・。 騙されまいぞ。
「虚無僧」の私が言うのもなんですが、虚無僧は「偽僧」が
“ホンモノ”です。おまちがえなく。そこんとこ よろしく。