慶応の文学部の同期「りんぼう」こと「林 望」君。
小説やエッセイなど、すでに100冊も出版しているとのこと。
その中に「能」の解説書がある。『これならわかる、能の面白さ』
ネットでも「能を支える人びと」というサイトがあり、インタビューに
応えていた。その中から一部を転載。
林望先生:僕はもともと近世文学を研究していた。対象の江戸時代は
謡曲の黄金時代だったんですよ。謡曲は能と離れて、今の歌謡曲か
カラオケ的な人気があった。能楽師とは別に、「謡うたひ」と言って
謡を専門に教える者もいて、商人も武士も暇のある素人が謡曲を習い、
暗記していたんです。そのように共通の知識基盤だった能や謡曲を
知らずには、江戸時代文学の研究はできないわけです。
林望先生:オペラもそうですが、人間の鍛錬した声は、何か心に響く、
非常に気持ちのいいものです。故・坂真次郎さんや梅若六郎さんなど、
真の素晴らしい美声の方々が謡われると、部屋全体がびりびりする。
その声で、あの韻々とした謡を謡う。オペラのアリアと一緒の気持ち
よさがある。
能を見るのには、能楽堂に行くことです。能楽堂に行って、あの声が、
バイブレーションとして伝わる空間を共にするところに良さがある。
テレビで能を見たって、つまらないですね。映像では能の面白さは
伝わりません。オペラもそうでしょう? テレビで見たんじゃつまらない。
オペラハウスで生で見て初めて、オペラは面白いんですよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なねほど、なるほど、同感。
正月の朝は、NHKテレビで「能」をやっているが、全くつまらない。
やはり、能楽堂で観るのとは全然違う。あの響きがいいのだ。
10月26日、名古屋能楽堂で「一路会公演」を行います。
能楽堂で尺八を吹くと、ピアニシモの音でも、バイブレーションが
伝わるのです。あの感動は、他では味わえないものです。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください
小説やエッセイなど、すでに100冊も出版しているとのこと。
その中に「能」の解説書がある。『これならわかる、能の面白さ』
ネットでも「能を支える人びと」というサイトがあり、インタビューに
応えていた。その中から一部を転載。
林望先生:僕はもともと近世文学を研究していた。対象の江戸時代は
謡曲の黄金時代だったんですよ。謡曲は能と離れて、今の歌謡曲か
カラオケ的な人気があった。能楽師とは別に、「謡うたひ」と言って
謡を専門に教える者もいて、商人も武士も暇のある素人が謡曲を習い、
暗記していたんです。そのように共通の知識基盤だった能や謡曲を
知らずには、江戸時代文学の研究はできないわけです。
林望先生:オペラもそうですが、人間の鍛錬した声は、何か心に響く、
非常に気持ちのいいものです。故・坂真次郎さんや梅若六郎さんなど、
真の素晴らしい美声の方々が謡われると、部屋全体がびりびりする。
その声で、あの韻々とした謡を謡う。オペラのアリアと一緒の気持ち
よさがある。
能を見るのには、能楽堂に行くことです。能楽堂に行って、あの声が、
バイブレーションとして伝わる空間を共にするところに良さがある。
テレビで能を見たって、つまらないですね。映像では能の面白さは
伝わりません。オペラもそうでしょう? テレビで見たんじゃつまらない。
オペラハウスで生で見て初めて、オペラは面白いんですよ。
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なねほど、なるほど、同感。
正月の朝は、NHKテレビで「能」をやっているが、全くつまらない。
やはり、能楽堂で観るのとは全然違う。あの響きがいいのだ。
10月26日、名古屋能楽堂で「一路会公演」を行います。
能楽堂で尺八を吹くと、ピアニシモの音でも、バイブレーションが
伝わるのです。あの感動は、他では味わえないものです。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください