おぢのニセコ山暮らし

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「市場原理」または「国が民間病院にカネ出して」PCR検査システムを増やすBy玉川徹

2020年03月10日 | Weblog

Eテレ朝の体操を終えた午前6時40分の気温はマイナス1度。

予報によると、きょうは午前中曇りのお天気で午後から雨だそうな。

雪ではなくて雨です。

これから雪が降ったとしても、「春の淡雪」でしょう。

一歩一歩、春の足音が聞こえます。

さて、

新型コロナウイルスです。

先ほどから「羽鳥モーニングショー」を見ておりました。

はっきりしておることは、ニッポンのPCR検査の件数が諸外国に比べて少なすぎるてこと。

番組でも指摘しておりましたが、諸外国では「SARS(サーズ)」「MERS(マーズ)」という感染症を経験したことから検査体制が整っておる。

ニッポンはあのとき検査体制を整えなくても済んだこともあったのでしょう。

あそこでしっかり準備しておれば今回のドタバタは避けられたのだけれどね。

ようするにニッポン国ではいまだに検査体制が整っていなかった。

厚労省のホームページによると、

「3月日18時時点までに疑似症サーベイランスおよび積極的疫学調査に基づき、PCR検査については、計6,647件の検査を実施」とある。

ようはこれまでの合計が6647件だというのだ。

モーニングショーによると、WHOが中国に派遣した専門家チームの報告書では「ウイルスによる肺炎などの症状を示すすべての患者の検査を勧告」とある。

「肺炎症状があったらすべて検査」とWHOは申しておりますけど、ニッポンではそんな体制はさっぱり整っていないのだ。

いまは箸にも棒にもかからない数字だけれど、これをどう増やすのか、玉川徹さんがその道筋を示しておった。

保険適用になったのですから、クリニックを受診して、そこで疑わしいと思う人は、どんどん検査できる病院で検査するシステムを確立するのがいいという。

現在はというと、クリニックから依頼があても「帰国者・接触者外来」を経てから、一部の医療機関での検査になる。

つまり「帰国者・接触者外来」で振り落とされておるし、検査できる医療機関もずいぶんと限られる。

検査機材もなくて、余計なところで振り落とされるけですから、検査の数が増えるわけがない。

だけども、検査して「儲かるシステム」がしっかり確立されるなら、病院は次々「設備投資」して検査体制を整える。

当然のことながら、検査人数は増えて、疑わしい人の多くが検査できるようになる。

もしくは、「国が補助金」を出して病院に「検査機材を導入」させて、検査体制をしっかり支援する。

そうすれば、ドンドンジャンジャン検査できる体制ができると、シロウトのおぢでも思う。

重症化しないうちに治療するためには「とにかく検査」できないことにはどもこもならん。

これ以上の感染拡大を防ぐためには、いかにPCR検査を増やすかにかかっておるのだから、方法は上記の2つ。

余計な「帰国者・接触者外来」をすっ飛ばして、クリニックから検査できる病院へという体制づくりのようだ。

大病院に要検査の患者をどんどん送り込んで検査できる体制づくりが必要だ。

しかも検査でちゃんと儲かれば、大病院はこぞってやるに決まってる。

こういうの、頭のいい「厚労省」官僚の皆さんの仕事だと思いますけど、どうよそのあたり!!