おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「殿ご乱心」、とうとうネット保守層も「安倍離れ」

2020年03月04日 | Weblog

午前5時を回りました。

気温はマイナス3度です。

まだ真っ暗なのでお天気は不明ですが、穏やかな朝です。

北海道が緊急事態宣言を出して以降、ただでも少ないお近くの通行車両はパッタリ姿を消した。

外国人客も姿を消して、羊蹄山麓はすっかり静かになったのでした。

ご当地経済、この先大丈夫か???

また、このままで果たして北海道の新型コロナは収束するのか?

経済は冷えて、コロナが蔓延ではどもこもならん。

今回の新型コロナウイルス問題で、ときおりテレビで拝見する中国の都市がやたらに近代的で「21世紀」を感じさせて、「へぇ~」って思う。

一方、ニッポンの都会の風景はというと20世紀とほぼほぼ変らぬ様子だ。

国に勢いがあるかないかがテレビの画面で一目瞭然。

ご当地経済から、ニッポン経済の先行きまで、あれこれ心配になる今日この頃のおぢなのでした。

さて、

新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに「ネット保守層」の「安倍離れ」が進行中と「YAHOOニュース」が伝えておる。

ネトウヨ離反のきっかけは「習近平国家主席の国賓招待」「反消費税の藤井聡・京都大学教授の内閣官房参与退任」だそうな。

その前にターニングポイントになったというのが、国家戦略特区ワーキンググループ座長代理の原英史さんについて、国民民主党の森ゆうこ参議院議員が「国家公務員だったら、あっせん利得、収賄で刑罰を受ける」と発言したことだという。

毎日新聞の記事を森さんが取り上げたそうで、ようするに原さんが「特区提案者から金銭を受け取ったと読み取れる内容」だった。

原さんはこれについて「謝罪と訂正」を森さんに求め、懲罰を求める請願を参議院議長に提出したけど、審議もされなかった。

ようは、規制改革のキーマンである原さんを自民党が守らなかったわけ。

請願を握りつぶした安倍さんのふるまいにネット保守は憤ったのだという。

こんな話は大手マスコミが伝えていないのでまるきり知りませんでした。

へぇ~そんなことがあったのか、って感じです。

また、SNSでも「#安倍やめろ」「#安倍は無能」が増殖中だという。

きっかけは先日の総理の記者会見だそうな。

20分の予定で開かれた記者会見で、19分間1人でしゃべり倒して、幹事社3社だけにしか質問させなかったあれだ。

安倍さんお忙しくて、会見後に何か用事でもあったのかというと、実はソッコー帰宅したそうだ。

手を挙げても指名してもらえなかった江川紹子さんもプンプンしておる。

江川さんが聞きたかったのは「専門家の助言があったのかどうか」「休校の根拠とそのエビデンス(証拠)」、さらに準備不足の中での「弊害とリスク」だ。

実際には専門家の助言などなく、安倍さんが周辺の助言を振り切って勝手に判断した。

いわば「殿ご乱心」が全国一斉休校なのだ。

しかも休校についての根拠も希薄なら、エビデンスなどもない。

唐突な判断なので、家庭でご飯が食べられず、給食が頼りの子は、その給食さえ食べられないことに。

子どもを持つ看護師や医師も出勤できなくなる弊害も続発しておる。

また給食に野菜を提供する農家、牛乳を提供する酪農業者なども、いきなり休校ではたいへん困るので、そこを江川さんは指摘したかったという。

確かに気になるけど、そこをスルーして全国一斉休校に意味があるのかね?

北海道は意味ありそうだけど、患者ゼロの県はどうだい???

さらに2日の参院で安倍総理の発言は「二転三転」したと共同通信が伝えておる。

安倍さんは新型コロナの検査について19分喋り倒した記者会見で「全ての患者が受けられる検査能力を確保する」と明言。

だけど、その後の参院の予算委では「全力を傾けたい」に修正。

さらにそのあとの答弁では「確保していく」とトーンダウンだ。

新型コロナ検査、韓国には遠く及ばないレベルで依然としてさっぱりってことなのだ。

休校については、フジテレビ系「とくダネ!」の小倉キャスターも「僕、そもそも『瀬戸際』って言うのがおかしいと思ってましたから」とか。

続けて「この1、2週間が瀬戸際なんだって。僕は瀬戸際なのは安倍政権だと思いますよ」と吐き捨てたそうだ。

ネット保守、ネトウヨからも見放されつつある安倍総理、そろそろ引き際でしょう。

しつこいようだけど、北朝鮮ミサイルでJアラートはガンガン鳴らしたけど「拉致問題は1ミリも進まず」

「プーチンと28回も会談したけど北方領土は還ってまいりません」

「外交の安倍」が聞いて呆れるほど、しょぼい。

そしてアベノミクスの柱だった「原発の輸出はゼロ」に終わった。

福島の事故以降、原発の建設コストは安全確保のため金額が膨れ上がり、一方再生可能エネルギーは普及が進んで建設コストが右肩下がり。

とうとう、原発建設コストは再エネ建設コストの4倍にも膨れ上がったのだからどもこもならん。

そして気が付けば日本経済はバブル経済をピークに30年間も右肩下がり。

1997年を100としてスウェーデンはこの20年で100から138に約4割賃金が上昇した。

オーストラリアやフランス、イギリス、ドイツ、アメリカも軒並み賃金が上昇した。

ニッポンだけがいまだに1997年に届いていないどころか、依然として右肩下がりが続いているのだ。

しつこいようだけどさぁ、

「令和の所得倍増計画」を掲げてニッポンを豊かにする政党に出てきてもらわんことには、我がニッポン国は沈没寸前なのだと申しておきましょう。