午前7時の気温はプラス11度。
きのうほどの冷え込みではありません。きのうは羊蹄山の山頂付近が、かなり広い範囲にわたって雪を頂いておりました。
道内のあちこちの山でも初冠雪だそうな。
ずんずん雪の季節が近づいておりまする。
あれこれ冬の準備を急がないと、そろそろヤバイのかなぁと思ったりする朝でござる。
さて、
東京新聞ネット版によると、東京では13日、9月に国内の原発が全て停止状態となった中、原発再稼働を進める政府への大規模な抗議活動が東京・永田町の国会議事堂周辺で展開されたという。
主催者発表で4万人が参加したそうな。
テレビなんか、さっぱりどこも報道してませんけど、それでいいのか?
そんな中、社長の孫さんが「死ぬまで原発には反対する」とのたまっておるソフトバンクが、ロシアから電力を輸入する構想を打ち出しておる。
ロシアの水力発電所やチョー安い天然ガスによる電力を、宗谷海峡に敷設した海底ケーブルで運ぶという構想だ。
宗谷海峡には、1930年代までサハリンから道北の猿払村まで海底電話線ケーブルが敷設されておった実績があるのです。
アメリカまで光海底ケーブルが敷設されておるいまなら、まったく問題なく海底ケーブルが敷設できる。
我がニッポン国にとって、電力供給の多様化は、安定的な電力供給への重要な課題でござる。
北海道にとっては、北電に頼らなくても電気が供給されることにもなるわけで、競争原理が働くことにもなる。
長期的に見れば、電気料金の値下げにもつながるわけで、まことに結構なことでござる。
さらにソフトバンクは、道北地方に「泊原発と同規模の出力」の「風力発電所」を建設する計画だという。
この風力発電と、ロシアで発電された電気を、国内に供給する計画だと、きのう地元HBCテレビのニュース特集で放送しておりました。
2020年の完成を目指すとか。
こうした構想は、新党大地の鈴木宗男さんも主張しておりました。
有力なアイデアには違いない。
アメリカ、カナダからのショールガスの輸入、そしてロシアからの天然ガスや電力の輸入。
いずれも、原発よりはるかにコストは安く、安全でござる。
ただし、我が北海道電力には「ガス発電所」はないのでござる。
「原発が動かないからコスト高」で、だから「値上げ」といわれてもねぇ。
比較的安いLNG(液化天然ガス)を燃料として使ってないのに、そんなこと言われてもって話なのじゃ。
石狩商工会議所会頭が「北電のエネルギー活用はまことにバランスが悪い」と指摘するように、まことに偏った発電なのでござる。
過日のNHKスペシャル「原発テロ」は、テロがニッポンにとっても「すぐそこに迫った危機」だと、認識させました。
フクシマの事故により、電源さえ落とせば、「原発はメルトダウンする」と世界のテロリストが知ったのでござる。
送電線を爆破し、予備電源を断てば、原発がアジャパーだと誰もが知った。
そして数人のテロリストで、そんなことが十分可能だというから、ビビります。
アメリカでは飛行機が突っこんでも、原子炉本体は被害がない設計だそうだけど、どれもこれも古いニッポンの原発にはそんなもんはありません。
ヨーロッパの最新式のように、メルトダウンを防ぐため、原子炉の底を二重にし、その下には、融けた核燃料を受けて冷却プールに運ぶ「コアキャッチャー」、なんてシステムもない。
原発推進派は「原発は必要悪」「ほかに代替エネルギーがない」と、消去法で「原発を選択せざるを得ない」という。
だけど、こうしてみると、どうだね?
安全保障上も極めて危険なら、使用済み核燃料や原発事故の後始末もできない原発は、必要悪のレベルを超えておるんではないのかね。
危険極まりない原発、もういんでないの?
「原発の歴史的使命は終わりました」と、何遍でも、100遍でも、申しておきまする。