おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ロシアから電力輸入へ

2013年10月15日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス11度。

きのうほどの冷え込みではありません。きのうは羊蹄山の山頂付近が、かなり広い範囲にわたって雪を頂いておりました。

道内のあちこちの山でも初冠雪だそうな。

ずんずん雪の季節が近づいておりまする。

あれこれ冬の準備を急がないと、そろそろヤバイのかなぁと思ったりする朝でござる。

さて、

東京新聞ネット版によると、東京では13日、9月に国内の原発が全て停止状態となった中、原発再稼働を進める政府への大規模な抗議活動が東京・永田町の国会議事堂周辺で展開されたという。

主催者発表で4万人が参加したそうな。

テレビなんか、さっぱりどこも報道してませんけど、それでいいのか?

そんな中、社長の孫さんが「死ぬまで原発には反対する」とのたまっておるソフトバンクが、ロシアから電力を輸入する構想を打ち出しておる。

ロシアの水力発電所やチョー安い天然ガスによる電力を、宗谷海峡に敷設した海底ケーブルで運ぶという構想だ。

宗谷海峡には、1930年代までサハリンから道北の猿払村まで海底電話線ケーブルが敷設されておった実績があるのです。

アメリカまで光海底ケーブルが敷設されておるいまなら、まったく問題なく海底ケーブルが敷設できる。

我がニッポン国にとって、電力供給の多様化は、安定的な電力供給への重要な課題でござる。

北海道にとっては、北電に頼らなくても電気が供給されることにもなるわけで、競争原理が働くことにもなる。

長期的に見れば、電気料金の値下げにもつながるわけで、まことに結構なことでござる。

さらにソフトバンクは、道北地方に「泊原発と同規模の出力」の「風力発電所」を建設する計画だという。

この風力発電と、ロシアで発電された電気を、国内に供給する計画だと、きのう地元HBCテレビのニュース特集で放送しておりました。

2020年の完成を目指すとか。

こうした構想は、新党大地の鈴木宗男さんも主張しておりました。

有力なアイデアには違いない。

アメリカ、カナダからのショールガスの輸入、そしてロシアからの天然ガスや電力の輸入。

いずれも、原発よりはるかにコストは安く、安全でござる。

ただし、我が北海道電力には「ガス発電所」はないのでござる。

「原発が動かないからコスト高」で、だから「値上げ」といわれてもねぇ。

比較的安いLNG(液化天然ガス)を燃料として使ってないのに、そんなこと言われてもって話なのじゃ。

石狩商工会議所会頭が「北電のエネルギー活用はまことにバランスが悪い」と指摘するように、まことに偏った発電なのでござる。

過日のNHKスペシャル「原発テロ」は、テロがニッポンにとっても「すぐそこに迫った危機」だと、認識させました。

フクシマの事故により、電源さえ落とせば、「原発はメルトダウンする」と世界のテロリストが知ったのでござる。

送電線を爆破し、予備電源を断てば、原発がアジャパーだと誰もが知った。

そして数人のテロリストで、そんなことが十分可能だというから、ビビります。

アメリカでは飛行機が突っこんでも、原子炉本体は被害がない設計だそうだけど、どれもこれも古いニッポンの原発にはそんなもんはありません。

ヨーロッパの最新式のように、メルトダウンを防ぐため、原子炉の底を二重にし、その下には、融けた核燃料を受けて冷却プールに運ぶ「コアキャッチャー」、なんてシステムもない。

原発推進派は「原発は必要悪」「ほかに代替エネルギーがない」と、消去法で「原発を選択せざるを得ない」という。

だけど、こうしてみると、どうだね?

安全保障上も極めて危険なら、使用済み核燃料や原発事故の後始末もできない原発は、必要悪のレベルを超えておるんではないのかね。

危険極まりない原発、もういんでないの?

「原発の歴史的使命は終わりました」と、何遍でも、100遍でも、申しておきまする。


高齢者恐るべし…

2013年10月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス2度。

ストーブはガンガン燃えております。外は深い霧に覆われ、デッキは濡れておる。

ご当地のきょう日中の最高気温、NHKラジオによると17度になるのだそうな。

これから段々と晴れてきて、良い天気になるのでしょう。

残念なことに、3連休最終日になってようやく秋晴れになるようです。

そんな朝、つい先ほどまで、ハニーさんはメスの三毛ネコと内玄関で遊んでおりました。

なかなか起きてこないハニーさんを起こすには、ニャンコがよろしい。

今朝もそうでした。

玄関に三毛を引き入れ、おぢがなでなでしておると「ニャン!」と鳴いた。

その声を聞いたとたん、それまでウダウダ布団から抜け出せないままだったハニーさん、そそくさと抜け出しパジャマ姿で階下のニャンコと遊びだしました。

どうやらハニーさんは、ニャンコの声を聞き分けるらしい。

あのニャンコはこう鳴くとか、ああ鳴くとか…

おぢが区別できるのはカッコーとヤマ鳩が違うというぐらい、さっぱりニャンコの鳴き声はわかりません。

ようは関心がないのですな。

ニャンコ大好きな皆さん、スマンこってす!!

さて、

今朝の朝日新聞ネット版によると、文部科学省が発表した「体力・運動能力調査」で、「70代の体力は、ここ12年で5歳ほど若返った」のだそうな。

ジジ・ババの体力、ズンズン向上しておるらしい。

で、びっくりしたのですが、「高齢者層は、フィットネスジムや草野球、ママさんバレーチームなどを含む『スポーツクラブ』への所属率が高く、女性では65歳以上、男性も75歳以上で40%を上回った。最も所属率が低い30代女性の2倍だ」とか。

75歳以上の年寄りの40%も、ジムに通ったり草野球したりしておるとはねぇ。

さらに「スポーツクラブに所属している人の1週間の運動頻度をみると、『ほとんど毎日する』という人の割合が25~59歳は20%前後だったのに対し、65歳以上では30%を超えていた」とか。

ようするに、65歳のジジ・ババは、毎日しっかり運動しておる人が3割もいるということ。

団塊の世代恐るべしこの先もしぶとく生き残る算段らしい。

団塊の世代に苛められてきたおぢ世代、この先もこの状態が続くってことか。

人数がやたら多いだけに、競争といえば燃え上がるタイプが団塊の世代。

おぢなんかついていけませんです。

毎日続けておる運動といえば、ここ2カ月ほど1日2セット、1度にわずか5回のスクワット。

これ、意外によろしいです。少なくとも高齢者の筋肉のない細い足は免れるし、足の大きな筋肉は、体重の増加など「基礎代謝」に関わるのでそこそこキープできる。

これに加えて、水曜日のズンバと金曜だったり土日だったりに行くジム。運動はこれだけだもねぇ。

毎日行くという65歳以上に比べりゃ、運動量はたいした少ない。

きのうも、ジムでコーチの指導の下、腰上げをしたのですが、これができなくてすっかり参った。

マットの上に上向きになって、足をくの字に立てて、その両足の下に直径15センチ程度の柔らかいボールを置くのです。

ここからがポイントですが、胸に両腕をクロスして置いて、この状態で腰上げをするのです。

両腕を床に付け、ボールがない状態なら楽勝です。

ボールを足の下に置いても、腕が床の上にあればなんとか10回はOK。

ところが、腕を胸の上に押せるといきなりゼロ回なのよねぇ。

悔しいけど、15歳若いハニーさんはしっかり10回出来てました。

おぢは足の小さな筋肉が衰えておるらしい。

あれこれ、数多くの筋肉をバランスよく強化するってのは意外に難しいようなのです。

深雪を滑ったりと冬を楽しむために、「も少し頑張ろうかなぁ」と思う体育の日の朝でござる。

 


秋、深まる

2013年10月13日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス7度。

どんよりした空で、冷たい雨がしとしと降ってます。

ずんずん秋が深まっておって、あたりの紅葉もピークを迎えておるのでしょうか?

枯葉が落ちてしまって、雪が降るまでの期間が、たいした寂しいことになっておる。

さて、

新聞によると首相官邸で原発防災訓練が12日初めて行われたそうな。

いままで一度も行われてなかったのですなぁ。

アホの菅政権、経験のないことをやろうとしたわけで、そりゃそもそもムリだった。

今回の訓練もたいしたものではないでしょうが、しないよりはましでござる。

ゼロに100回をかけてもゼロですが、1を100回かければ100になるのでござる。

ただし、実情に即した訓練でないと、どもこもなりませんけどね。

各原発で行なわれておる「放水をする格好」「「原子炉を冷やしたつもり」みたいな訓練ではなく、実際に水を入ないことは、いざという時、ホントに水が原子炉に入るもんなのかどうか。

アメリカの原発ではちゃんとそうしておるではないの。

フクシマでは、水が入っているものか、入ってないものかも、さっぱりわからず、3基が一度にメルトダウンするという世界に例のない大災害となったことを忘れたわけではあるまいに、と思うけどね。

ついでながら今朝のネット版の朝日新聞いよると、「東京電力福島第一原発事故の直後に働いていた作業員の内部被曝(ひばく)について、国連科学委員会は、日本政府や東電は2割過小評価している可能性があると結論づけた」そうな。

フクシマの作業員の被爆量、実際にはもっと多いはずではないのか、と国連は見ておるわけだ。

「科学委員会は、(1)放射性ヨウ素による甲状腺被曝を調べる検査の開始が大幅に遅れた(2)作業員の線量評価で半減期が2時間、20時間と短い、ヨウ素132、133などを一切、考慮していない」という2点について、問題視しておる。

現在は「全身の被曝線量が50ミリシーベルト以上で、甲状腺や肺、胃、大腸がん検診の対象者は約1100人、全身被曝は50ミリ未満だが甲状腺被曝線量が100ミリシーベルト以上で甲状腺がん検査の対象者は約2千人いる」そうだ。

これが一気に跳ね上がる可能性があるわけで、作業員の健康被害、まことに心配なことでござる。

加えて同じ朝日新聞ネット版によると、東電は「福島第一原発の外洋と港湾内の境目にあたる港湾口の海水から、放射性セシウムが1リットルあたり10ベクレル検出されたと発表した」そうな。

この数値、「測定を始めた6月以降で最も高い」というからヤバイです。

今月10日には、「港の外の海水から放射性セシウムを微量に検出したと発表」しておる。

フクシマは、あれやこれや、さっぱり収拾のつかない、放射能ダダ漏れ状態なのでござる。

酷いことになってますね。

きょうのおぢ、あれこれ仕事が忙しいことになっておる。

そんなことで、中途半端ではありますが、また明日、スマンこってす!!

 


ウニまで喰いだしたアメリカ人

2013年10月12日 | Weblog

 

午前6時の気温はきのうと同じプラス14度。

つい先ほどから雨が降ってきましたです。

昨夜からの雨が止んだと思っておったのに、残念な3連休なのでござる。

ところで、過日のテレビ番組で観たのですが、「Umami」(旨み)という言葉がすっかりヨーロッパなどで、料理人だけでなく一般人にも浸透してきておって驚いた。

昆布の出汁やカツオ出汁が、ヨーロッパでも認知されてきておるのだ。

と思ったら、今週号の週刊文春、町山智浩の言霊USAによると、「Umami」はアメリカでも使われておるとかで、これまた驚いた。

しかも、アラバマ大学のなんちゃらいう教授が「ウニ牧場」を研究中だそうな。

で、これまた全く知りませんでしたけど、ニッポンで売られておるウニの半分はアメリカ産なのだそうな。

そして、元々ウニを食べる習慣は、日本と韓国、イタリア、スペインぐらいしかなかったそうな。

ところが、いまはアメリカ産ウニの65%が、なんと国内消費だそうな。

ついこの間まで、「生魚を食う野蛮人」みたいにニッポン人を見ておったのに寿司は食うわ、ウニは食うわのアメリカ人、なんじゃらほい?

現在では「生で良し、焼いても、蒸しても、パスタに混ぜても、トーストに塗っても旨いウニは『海のフォアグラ』と呼ばれ、スーパーにも並ぶようになった」のだそうな。

ひぇぇぇ~、これじゃぁこの先、米国産ウニなんか、入ってこないんじゃないかと思ったりも。

ってことは北海道産の値段が上がるってことでござる。

いよいよヤバイです。

そういえば、ウニの産地として知られる積丹半島の周辺でさえ、バフンウニはすっかり高級品でござる。

昔はあまり好まれなかった「ノナ」と呼ばれるムラサキウニばっかが、ウニの主流でござる。

お安い寿司屋ではなかなかバフンウニなんか食べられません。っていうか回転寿司はアメリカ産なのでしょうね。

もう20年以上前のことで、以前も書きましたけど、礼文島で食べたウニの中割り丼(ウニが表面と真ん中にある二段重ね)は忘れられません。

どんぶりのご飯と混ぜてると、全体が黄色い卵かけご飯みたいになった記憶がありまする。

採れたてのウニ中割り丼はもちろんバフンウニでした。

アメリカ人も食いだして、ウニはこの先ヤバいことになるんでないの?

あいつらに美味いもんなんか、教えてはいけませんってば!!

 


TPPを巡る猿芝居

2013年10月11日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス14度。どんよりしたいまにも降り出しそうな空模様でござる。

って書いてると、細かな雨が降ってきました。

気温はきのうの朝とはうって変わって、10度も高い。

今朝はストーブに火も入れず、半袖Tシャツ姿でブログを書いております。

休肝日明けで昨夜お酒をいただいたせいか、体調もよろしいすっ!!

ところで、きのうの昼前、お近くの農家から電話をいただきました。

「ジャガイモの用意ができたよ」というのです。

そう、この時期、我が家ではご当地特産のジャガイモを大量に買い込み、あちこちに届けておるのです。

今年も20キロの袋を7つも注文したのです。そしたら、今年はできがよく「サービス」ってことで1袋余計にいただきました。

おぢの経験から、漁師はたいした気前がいいことになっておる。

漁から戻ったら、魚の1匹や2匹、ポイとタダでくれたりもいたします。

その点農家は、そんなことがほぼないことになっておる。

燃料費は高価だけど、パッと海に出て、サッと漁をして帰ってくるのが漁師。

一方、1年間丹精して育て、ようやく収穫の季節を迎えるのが農家。

だから、農家は気前よく、人にくれたりはしないものなのです。

漁師の場合は、「板子(いたご)1枚下は地獄」の命がけの漁で帰ってきてホッとしておるってこともあるかしらん。

「また、あした漁に出ればいい」ってこともある。

漁業と農業、同じ1次産業ですけど、その仕事の風景と気質にはエライ違いがあるのです。 

そんなこんなで、来週あたり、近しい人にジャガイモをお届けすることになるのです。

B級品ではありますが、東京のデパートでも売っておるブランドのジャガイモ「くっちゃんジャガ」なのじゃ。

ご当地に住んだおかげで、ジャガイモの目利きもそこそこできるようになりましたね。

札幌のスーパーなんかでも、ときおり「酷いもの売ってるじゃん」と呆れることがある。

ジャガイモは、畑で日に当たったりすると、表面が多少青っぽい色になったりいたします。

こんなもん、うまくなんかないわけ、ご当地の人ならけっして買ったりいたしませぬ。

そんなもんが平気で売られておったりする。

酷いスーパーもあったもんだと思いますが、ご当地周辺の道の駅なんかでもときおり目にしたりする。

目利きのできない都会の人に「安く売ってしまえ!」ってことだろか。

なかなか、ややこしい

ややこしいといえば、例のTTPでござる。

政府・自民党は、コメ、麦、砂糖、乳製品、牛肉・豚肉を農産物の「重要5項目」として、関税をなくさない「聖域」にしてきた。

それがここへきて、すっかり聖域などない話になってきておる。

そもそも、「聖域を守る」なんてこと、TTPに途中から参加する我がニッポン国が「できるわけないじゃん」と誰しも感じておったはず。

なのに農協なんか、自民党の農水族を支援したり、農水族の議員も「聖域を断固として守る」とか申しておりました。

どっからどう見ても「猿芝居」。

自民党議員を支持した農業団体は、「公約違反だ」「詐欺同然だ」とたいした怒っておるらしい。

総理が農水族がならまだしも、内閣が中心となって、TPP参加を前提に話を進めておるわけで、ハナから聖域もへったくれもありゃしない。

アホでござる。

そもそも輸出産業を中心とした経団連は、TPPに参加したいわけで、それに答える形で自民党は政策を進めてきたのです。

TPPに反対し、なのに自民党を支持してきたニッポンの業界団体も業界団体なら、一応はそれにこたえるふりだけして、彼らの支援を受けて当選した自民党議員も自民党議員じゃ。

この先、農産物や畜産物が、どうやら安い値段で大量に外国から入ってくることになる。

収穫後、日本に運ぶ前に農薬を農産物に散布するポストハーベスト。ニッポンでは禁止だけど、アメリカではOK。

遺伝子組み変えの農産物も、アメリカが中心だ。

BSE問題というと、よくわからなくなるけれど、元々は狂牛病。これもずんずん規制が緩くなってきておる。

とりわけ怪しいアメリカ産の農畜産物は、購入を避けないとヤバイ。

上記HPがどこまで本当か分かりませんけど、アメリカ産の農畜産物が相当ヤバイのは、まず間違いがない。

外国産の牛肉をもし買うなら、狂牛病がまったくなかった「オーストラリア産」でしょう。

農畜産物は、やはり比較的安全なヨーロッパ産でしょう。少しはチェルノブイリの影響があるかわからんけど、本州産の比ではない。

いずれにせよ、年寄りなんかはともかく、若い母親はしっかりしないと子どもにとんでもないものを食べさせてしまう時代の到来でござる。

いまでも、アメリカ産の牛肉を使っておるファストフード店に行列する母子なんか見ると、「そんなもの食べさせてていいのか?」と心配にもなりまする。

それがどんどこニッポンに入ってくる。

気をつけなければならないのは、外食です。

安くておいしいけど、中身はまるきり怪しい中国での料理と似たりゴンベになるのです。

ニッポンがTPPに参加しない選択肢って、どうだったんだろねぇ。

おぢにはよくわかりませんけど、こと農畜産物に関しては、できるだけ「地産地消」、そして「国産品愛用者」に徹することにいたしますです、ハイ!!

 

 

 

 

 


「増税賛成」が5割を超える不思議

2013年10月10日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス4度。

久々に寒い朝を迎えました。晴れてまことに気持ちの良い天気ですが、デッキは濡れております。

昨夜、弱い雨でも降ったのでしょうか。霜は降りてないような気がします。

今朝はいつものように6時に起きることができなかったため、よくわかりませんです。

昨夜のズンバ・エクササイズでへとへと、疲れてなかなか起きられなかったのでした。

そもそも少ない体力、さらに衰えたか? 

ところで、

各紙の世論調査によると、消費増税に賛成のニッポン国民が5割を超えておるのだとか。

おぢにはさっぱり訳が分かりませんです。

財務省のプロパガンダに国民こぞって騙されたとしか思えませぬ。

5割を超える増税支持なのに、日刊ゲンダイによると、景気回復を「実感している」は15%、「していない」が79%(読売)。社会保障の安定に「役立つ」が39%、「そう思わない」が47%(朝日)。

さっぱり今後の暮らしが良くならないと思うのに増税に賛成だそうな。

ビートたけしさんは、「まあとにかく、『子孫にツケを残すな』なんて美しい言葉は疑ってかかった方がいい」とおっしゃってますけど、おぢに言わせれば、こと増税に関していえばまことにごもっとも!!

さらに日刊ゲンダイは「野田バカ元首相が得意満面で手柄話のインタビューに応じている胸糞が悪い光景も出ているこの国も世の末」だそうですけど、これまたごもっとも。

財務省に踊らされたアンポンタンで民主党政権最後の「自民党政治家」野田を、いまさら褒め称えておるのは財務省に媚でも売ってるって話か。

これが外国なら、増税反対のデモが国中で大暴れすると思うけど、この国では賛成が5割超えるってんだから…

「社会保障のために増税」とのたまってはおりますが、「カネに色はついてません」。

どうやら事実上、バラマキの大復活でござる。

いまのニッポンに最も大切なのは「体質改善」だと思うけど、そんな気配は微塵もないわけで、増税と大盤振る舞いで、デフォルトへ向かって一直線って気もいたします。

過日の週刊文春「臆病者のための資産運用入門」によれば、市場原理が正しく働いていれば、「高金利の通貨は安やすくなり、低金利の通貨は高くなる」のだそうだ。

つまり「インフレ率が高いと通貨は安くなり、インフレ率が低いと通貨は高くなる」のだそうな。

っていうことは、豪ドル=円の為替でいえば、ドル安=円高になるのでござる。

う~ん困った、と言いたいところですけど、どうなんだろ?

大バラマキ大会と消費増税で、さっぱり体質改善が進まないどころか、先祖がえりしておる我がニッポン丸、このままだと、遅かれ早かれ国債の大暴落、そしてデフォルト、チョー円安ってシナリオのような気がおぢはするんだけどなぁ、、、

 


「原発ホワイトアウト」で判る「原子力ムラ」の実態

2013年10月09日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス8度。

曇り空の静かな朝でござる。

今朝は久々、午前5時過ぎに目が覚めました。風邪から完全復帰です。

寝込んだりしなくなったのは、「ニンニクの酢漬け」の効果でしょうか?

ところで、

泊原発の事故を想定した原子力防災訓練がきのう、ご当地など30キロ圏内の13町村で行われましたです。

呆れたのは「南からの風が吹いたとの想定」。それってなんじゃらほい?

これだと、放射性物質は海に流れるのですが、現実的には、冬なら北風だし、ほとんどは偏西風で札幌方面へ風が流れるわけで、なんとも現実的ではないのです。

そもそも、そこらあたりがなんとも怪しい訓練なのじゃ。

で、今回は初めて自家用車での避難と、これによる渋滞を想定したそうな。

おぢはこの日朝から「原発ホワイトアウト」を読んでおりました。

この本の終盤、原発事故が発生し、避難する人たちの車で大渋滞が起き、それに伴って交通事故が相次ぎ、道路はにっちもさっちもいかなくなる。

人々は、放射性物質が飛び交う中を歩いて避難することになる。

過日も書きましたけど、アメリカには避難計画が十分できないから、原子炉が完成しても稼働できなかった原発がある。

ところが我がニッポン国では、原発がありながら、ろくな避難もできないわ、避難計画もないわのお寒い実態なのじゃ。

ご当地周辺でも、狭い片道1車線の道路しかないわけで、原発事故に伴う避難では当然のことながら渋滞、そして事故でござる。ホントヤバイです。

それにしても、この原発ホワイトアウト、一気に読んじゃいましたけど、まことに興味深い内容でした。

なんといっても、「原子力ムラ」が、なにで、どう支えられておるのかがよくわかる。

電力会社、官僚、政治家がカネとコネで強力に結びついておる実態が、著者である官僚ならではの視点で描かれておる。

これを支えておるのは、「総括原価方式」そのものだ。

経費が増えれば増えるほど、電力会社の利益が増えるのが総括原価方式。

このため電力会社から発注される資材調達、燃料の購入、工事、施設設備から清掃、広告宣伝にいたるまでが、通常より2割は高いのだとか。

だから電力会社と取引する会社にとって、電力会社はまことにありがたい「お得意様」でござる。

競争社会にさらされる企業にとって、電力会社は「お大名」ということ。

原発に賛成しておれば、電力会社は一般より2割高い金額で発注してくれるわけで、こんなおいしいことはない。

このように、企業には通常より2割も多い儲けがあるのですが、実はそのうちの5%を供出、還流させるのだそうな。

この本では、関東電力(東京電力)が「東営会」という組織を作り、そこに4%を還元させている。

関東電力の外部発注は年間2兆円だそうだから、約800億円が実質的に関東電力が自由に使えるカネとなる。

これが全国の10電力会社すべてで行われているわけで、これこそが「法的に問題のない裏金作りの実態」なのじゃ。

このカネで与野党双方の政治家のパーティー券を購入し、大学への寄付金にもなる。

大学への寄付金は、選挙に落選し、金に困っておる「今後有力とみられる野党議員」を講師や特任教授などの名目で雇ってもらうため。

与野党を問わず、カネで恩を売り、電力会社の味方を作り出す。

加えて自民党なら電力会社が会社を挙げて支援するし、民主党なら電力労組が支援する。

しかも与野党双方の選挙には、電気料金の支払い情報が活躍する。

地域の営業所長が詳しく書き込んだ、誰が民生委員か、小学校の校長か、電力会社からの受注をしている会社はどこかなどを与野党双方の候補に流す。

しかも、電気の支払い料金と可処分所得は相関関係があるそうで、その地域の誰が金持ちか貧乏人かも一目瞭然なのだそうな。

電力会社の味方となる議員が、与野党から誕生するシステムがこれだ。

そして、この本ではこう書いておる。

「電力会社にとっては、核のゴミや原発の後始末といったことに頬かむりすれば、原発はジャラジャラ金が流れてくる現金製造機みたいなもんです」

主人公の資源エネルギー庁次長が呟くセリフでござる。

原発推進派の皆さんは「原発がなくては、ニッポン経済が立ち行かない」とか申します。

しかし、電力は足りてますし、原発ゼロでも経済はいまんとこ、まるで影響がない。

原発がないと困るのは「原子力ムラ」のカネに群がる国会議員と、電力会社からおいしい発注を受ける企業。

そして電力会社と官僚だけでござる。

彼らにとっての「現金製造機」に苦しめられる、一般国民ってなんじゃらほい? と思うのはおぢだけか。

原発推進派の皆さんも反対派の皆さんも「原発ホワイトアウト」のご一読をお勧めいたします。

官僚の皆さんから見た、ニッポンの原発の実態がここにあるのです。

ニッポン国は、ありゃりゃなことになってますよ~


「イオンシネマ小樽」変身!!

2013年10月08日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス16度。どんより曇り空で、風が強かったり弱かったり。

なんだか湿度も高いような… 台風24号の影響でしょうか。

きのうは小樽で上映中の映画「そして父になる」を観てまいりました。

小樽の映画館、ついこの間まで、「ワーナー・マイカル・シネマズ小樽」だったのですが、いまは「イオンシネマ小樽」に名称が替わっておりました。

そのせいでしょうか、札幌ならシアターキノで上映しておるような小品が、この先上映予定だそうでたいした驚いた。

いずれも2週間と短い期間ですが、「秋シネマフェスティバル」と称して、「25年目の弦楽四重奏」とか「天使の分け前」とかいった、これまでなら上映することのないような作品まで登場するという。

ほかにも、すでに終了してましたけど、難民支援の「ヒューマン・シネマ・フェスティバル」が無料上映されておったりと、大きく変化しておるのです。

さらには試写会があったり、あれこれ催しがあったりしておって、素敵な映画館に「変身中」って感じなのじゃ。

ただし、ご当地後志の地域文化が、「イオンシネマ小樽」のこの取り組みをしっかり支えられるのかどうか、先行きが気になったりもいたします。

ではありますが、この際はこれらの新しい取り組みに、ガンバレ「イオンシネマ小樽!!」とエールを送るおぢでござる。

肝心の映画「そして父になる」ですが、「赤ちゃん取り違え」を題材にカンヌ映画祭で賞を取ったというので観たわけですが、父親を知らず、父親でもないおぢには、残念ながらあんまりピンときませんでした。

個人的には、女優の尾野真千子さんと真木よう子さんという、いまをときめく「旬の女優」対決に期待をしたわけですが、尾野真千子さんにはあんまり似つかわしくない役だったような。

この女優さんが生き生きしておったのは過日NHK‐BSで放送された土曜ドラマ「夫婦善哉」。蝶子役がはまっておりました。

昔の映画「夫婦善哉」は、なんといっても夫の方の森繁久弥。

しょうもない男を可愛く演じておって、それはそれはいい感じでしたけど、今回のNHKドラマは女が主役じゃん!! とシミジミしたものです。

一方の真木よう子さんは、下町のお母さん役がシクッと来てましたけど、この人はやっぱ怪しい魅力の女性が似合うような。

TBSドラマの「運命の人」の事務官役なんか、1回お願いしたくなるほどゾクゾクいたしました。

話は変わりますが、その小樽のマイカルにある喜久屋書店で、写真の本「原発ホワイトアウト」を見つけました。

なんと平積みになっておるではないの!!

倶知安のTSUTAYAでは届くまで1~2週間かかるといういうもんだから、トットと購入、TSUTAYAは昨日のうちにキャンセルいたしました。

本の帯には「現役キャリア官僚のリアル告発ノベル!!」「原発はまた爆発する!」とあるのです。

著者は東大法学部卒のエリート官僚で、どうやらエネルギー庁にいるらしく、役所内でも犯人探しをしておるそうな。

「小説仕立て」だそうだけど、いわゆる告発本とか。

きょうのおぢ、丸一日読書に徹することにいたしました。

スマンね!!


行方不明の朱建栄さんはスパイ!?

2013年10月07日 | Weblog

 

午前8時の気温はプラス15度。朝日に紅葉が映えて、今年はなんだか美しい秋の風景になってきております。

木々のてっぺんが少し揺れておる。

お近くのニセコアンヌプリは、雲がかかって見えませぬ。

のんびりした気分でござる。

というのも、仕事もきのう終わって、きょうは一段落したためでござる。

このあと、ハニーさんと小樽へ行って映画を観る予定。

カンヌ国際映画祭で高い評価を受けた「そして父になる」を観るのでござる。

お楽しみなのじゃ。

さて、

朱建栄さんという中国人で、ニッポンの大学教授が、今年7月に中国上海に渡航したきり行方不明となっております。

今週号の週刊文春によると、どうやら逮捕されておるのだそうな。

朱さんは、TVなどでも活躍しておったお方で、おぢも現役時代に一度お会いしたことがありまする。

記事によると、上海到着直後にスパイ事件を取り扱う国家安全当局に拘束され、逮捕手続きが進められておるのだそうな。

当初、朱さんを対日工作に利用したけれど、「スパイとして危ない存在だとみた国家安全局がマークし、上海に呼んで拘束した」のだそうな。

よく喋る、人の好い感じでしたけど、朱さんがスパイなら、そんなお方はあちこちに居そうな気がします。

朱さんの場合、講演会で尖閣問題について「あの島がどっちに帰属してもいいのではないか」と話したことがあるとも。

そうしないとニッポンの政治経済の有力者を引きつけられない。

そうであれば中国当局から目をつけられるのも納得じゃ。

中国共産党の関係者は「この事件は『日本側と近づきすぎるな』という在日中国人に対する警告であり、見せしめ的狙いがある」のだそうな。

朱建栄さんが、生きて再びニッポンの戻ってくることはあるのだろうか?

やっぱ怖いねぇ、中国って国は!!

 


日本語は難しい

2013年10月06日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス9度。曇り空で、木々のてっぺんがゆらゆら揺れてます。

少し風があるようです。

きのう外であれこれ作業をしていたら、我が家の前で車を止めた人が、突然声をかけてきた。

「おじさん、このあたりにネコいなかった?」

我が家に居候しておる6匹のニャンコ、たまたまデッキで寝ておって、道路際には居なかったのでおぢに尋ねたようなのです。

このところ、土日ともなれば近くを走るSLを撮影しに札幌方面からやって来る人が多い。

中には、なぜか我が家にごっちゃりニャンコがいるのを知っている人もいるらしく、写真を撮りにやって来るようなのだ。

写真など、お好きに撮っていただいてけっこうなのですが、いきなり「おじさん!!」ってねぇ。

よくよく考えて、つーか考えてみなくても、確かにじーさんなのですけど、本人としては「つい最近まで若者だった」気分なので、多少ムッとしたりもするのです。

「じーさん!!」と呼ばれないだけ、まだましか… とも思いますが、十代、二十代ならしょうがないけど三十代に「おじさん」とは呼ばれたくないおぢなのでした。

アホでスマンね!!

ところで、今週号の週刊文春「池上彰のそこからですか!?」が言葉の誤用についてあれこれ書いておる。

例えば、「取りつく島がない」が正しい日本語ですけど、「取りつく暇がない」と思っておる方は4割を超えておるそうな。

さらに「怒り心頭に発する」のが正しいそうですが、「怒り心頭に達する」と、間違って覚えておる方は7割にも及ぶとか。

おぢもさっぱり知らなかったのですが「独壇場(どくせんじょう)」と読むのが正しいとか。(どくだんじょう)の方が定着してますけどね。

さらには「声を荒らげる」(あららげる)のが正しいけど、(あらげる)と読んでる方が多い。

また「間髪を入れず」は(かん、はつをいれず)が正しいけれど、(かんぱつをいれず)という人の方が多いのです。

同じ様に「綺羅星のごとく」は(きら、ほしのごとく)が正しく(きらぼしのごとく)は間違いだそうです。

おぢも、全く知らないで誤って延々使っておったのは「噴飯もの」。これ、「おかしくてたまらないので、ご飯を噴き出してしまった」という意味だったそうな。

いい歳をして恥ずかしいこと!! 「噴飯ものだよなぁ」とか、言ってしまいそうになるから怖いです。

この歳になっても、まだほかに間違って使っている言葉、あるんだろなぁ。

まことに恥ずかしい。

ニッポン語、ほんに難しいですなぁ、、、

 


アメリカが債務不履行なら影響は超ド級

2013年10月05日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス6度。風もなく穏やかな朝でござる。

そんな朝からびろうな話で申し訳ないけれど、久々に巨大Jの字ウンチを生み落しました。

今朝のおぢ、なんか元気な感じ? ハニーさんに見せたいような美形でしたけど、今回は止めました。

腸の調子がよろしいと、心も弾んできます、ルンルン!! って少し変なじーさんでござる。

さて、

アメリカの財政が債務不履行(デフォルト)になりかねないという怪しい雰囲気がマーケットを覆っておる。

そんなことで、ニッポン市場も日経平均が14000円を割るなど、どよんとしておる。

タマゴが先か、ニワトリが先かわかりませんが、円高=ドル安にもなっておる。

日銀の黒田総裁も「不確実な状況が長引くと、金融市場の不安定化や回復している企業や家計のマインドを通じて、経済を下押しするリスクが高まる恐れはある」とか述べておる。

米財務省も、実際にデフォルトに陥れば「景気の減速や金利の急上昇、投資の減少といった深刻な問題は1世代以上続く可能性もある」と警告しておるそうな。

ひぇぇぇ~

いずれにせよ、アメリカが債務不履行になったりしたら、ニッポンや世界経済への影響は超ド級でござる。

なんとかうまく収まってほしいものです。

話は変わりますが、

きのう「原発ホワイトアウト」の在庫を地元「TSUTAYA倶知安店」に確認したら、ご当地には置いてないので取り寄せだそうな。

そうすると「届くまで1~2週間かかります」と店員は申しておりました。

ところが、TSUTAYAのホームページから注文すると「1~2日で発送」だそうで、本の受け取りは「TSUTAYA店舗」だそうな。

どういうこと???

店舗だと1~2週間かかって、ネットだと1~2日で発送って、意味が分かりません。

試しに今回は「TSUTAYA倶知安店」に注文してみました。

本が届くまで、ホントに1~2週間もかかるのか、まことに楽しみでござる。

そんなことで、今日は忙しいので、すっかりいい加減なところでお終いじゃ。

スマンね!!


ヨーロッパの原発はメルトダウンしない仕組み

2013年10月04日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス6度。青空の見える良い天気ですが、雲がずいぶん早く流れておりまする。

ではありますが、清々しい朝でもあります。

昨夜は、最近すっかり親しくさせていただいているおそば屋さんご夫妻とひらふ地区の人気居酒屋「阿武茶」で会食いたしました。

ハニーさんは呑みませんので、3人で焼酎「吉四六」を1本半空けたのです。

おぢはたいした呑んでませんから、たぶんあちらのご夫婦がふたりで1本以上飲んだと思います。

恐るべき体力!!なのでござる。

今朝のおぢ、そこそこスッキリしております。やっぱ焼酎がよいのでしょう。

ワインなんぞという、呑み慣れないものは、翌朝は具合が悪くなると、この夏すっかり悟りました。

呑むなら、焼酎か日本酒ってことのようです。

昔はウイスキーの水割りばかり飲んでおって、日本酒なんて旨いとも思いませんでしたけど、ニッポンの男は、落ち着くところに落ち着くのですなぁ。

などとしみじみする朝でござる。

さて、

もう来るところまで来ております、福島第一原発は!!

今度は1リットル当たり20万ベクレルの汚染水がタンクから漏れておったとか。

整地してタンクを設置すべきところ、パイプで繋がったタンクはずらりと傾斜地に建っておって、その一番海側から汚染水が漏れたそうな。

なにもかも、どれもこれも、アッパラパーのデタラメ工事でござる。

こういう状態、世間では「アン エーブル ツ- コントロール」(制御不能)と申します。

安倍総理が「アンダー コントロール」(制御下にある)申した状態とは対極ですな。

そういえば、我が北海道の「泊原発はほかの原発に比べ、新しいから安全だ」という方がおりました。

ところが今週号の週刊現代「現役キャリア官僚が告発 原発汚染水は海に流すしかない」によると、そんなことは大ウソだと判ります。

なんでもニッポンの最新型の原発でも、ヨーロッパ製のものより安全性がかなり劣るのだというから驚きです。

ヨーロッパの加圧水型炉には、二重の原子炉格納容器の底に、融けた核燃料棒を受け止める「コアキャッチャー」が組み込まれ、万が一メルトダウンを起こした際には核燃料がコアキャッチャーを通して冷却プールへと導かれるようになっているとか。

つまりヨーロッパの新型原子炉は、核燃料が地球の裏側まで突き抜けるメルトダウンってものはしないのだ!!

一方、ニッポンの原発には、そんな仕組みはまるきり無いのだそうな。

しかも、IAEA(国際原子力機関)が策定している「国際的な安全基準」自体が、日本から出向している職員によって骨抜きにされておるのだそうな。

これが紛れもない事実だと、現役キャリア官僚が申しておる。

この官僚が書いた本が「原発ホワイトアウト 原発はまた必ず爆発する」だそうな。

この本、きょう買って参ります。

電力業界が政治家を籠絡する場面も生々しく描かれておるとか。

ニッポンの原発、まさに神話で成り立っておったのです。

そのためには世界基準までも都合よく書き換えておったとは!!

ひでーなぁー

 


消費増税で見えること

2013年10月03日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス12度。文字通りの秋晴れではありますが、雲が猛スピードで流れておりまする。

風も強く、色づいた枯葉がはらはらと落ちて、なんだか寂しいです。

先日引いた風邪はまだ少し残っておって、体調も今一つでござる。

さて、消費増税でござる。

今週号の週刊現代「キャリア官僚匿名座談会」読みました?

読んでない方のために座談会の一部を以下に転載いたします。

呆れるぞぉ!!

「国交 うん、消費税に関しては財務省の『洗脳』が大成功したね。国民を洗脳する前に、まずは大新聞とテレビを洗脳して。

財務 元事務次官の丹後(泰健)さんが2010年に読売新聞の監査役に天下ったのが大きかったな。ナベツネ(渡邊恒雄会長)さえ洗脳すれば、あそこはそれこそ役所みたいな組織だから、社内の隅々まで『消費税賛成』が簡単に浸透した。」

いやはや、新聞も舐められたものでござる。っていうか、調子こいてトラの尾を踏んだか?

いずれにせよ、新聞、テレビというマスコミさえなんとかすれば、「国民なんてちょろいもん」と官僚さまは申しておるわけだ。

本来、国民のために働くべきはずの官僚、なにを考えておるのか、まことに腹立たしい。

ついでながら、東大経済学部卒で元キャリア官僚にしてオタクでもある森永卓郎さんは、今回の消費増税についてこう書いておる。

「私は来年4月から日本経済が失速し、マイナス成長になる可能性が極めて高いと考えています。そして、“アベノミクス一巻の終わり”になるでしょう。」

強烈な左のストレート、ありゃりゃなことでござる。

今回の増税で、安倍総理は経済対策を表明しておりますが、その中身が酷いと森永さんは批判しておる。

曰く「5兆円規模の経済対策を明言していますが、中身がめちゃくちゃです。短期の補正予算を組むと財務省がきちんと査定できないため、いつもシロアリが集まるみたいに分捕り合戦になり、意味のない公共事業が増えます。それでは、そのもの自体にしか効果がなく、周囲に経済効果は生まれません。」だそうな。

さらに、「為替相場は、短期的には投機で決まりますが、中期的には資金供給の比率で決まります。日本は今でさえ、2012年末から2014年末までで資金供給量を約2倍に増やそうとしているにもかかわらず、日銀はさらにそれを上回るペースで円を増やすと言っているのです。」

ということで、おぢと同じ様に、さらなる円安に向かうとみておる。

そんなことで、森永さんは「米国債」がお勧めだとしております。

おぢはというと、アメリカという国をまるきり信用しておりませんので、豪ドルまたはカナダドルの「資源国通貨」がよろしいかと思います。

それはそれとして、目先ニッポン株も連日暴落じゃ。

アベノミクス、森永さんご指摘の通り、さっぱりでござる。

2020年に東京五輪があるのは、ニッポン経済にとっては大変よろしいことだと思いますけど、なんだか雲行きが怪しいことになるのではないかと危惧しておりますけど、どうよこの先???


ハエ混入で見えること

2013年10月02日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス15度。

気象庁の予報によると、10月前半は気温も高く、日照時間も比較的長いのだとか。

ようはこの10月、ポカポカ陽気となりそうな気配なのでござる。

ところで、岐阜県可児市の学校給食でクロワッサン100個にハエが混入した問題でござる。

2点でおおいに呆れましたです。

ひとつは、学校の対応でござる。

クラスの中で、パン一つにハエが入っておった程度なら、先生が子供のものと取り換えてあげれば、とりあえず、よいでしょう。

これが、クラスで3つも4つものパンなら、担任教師は「食べるのを止めなさい」というべきでしょう。

こんなもん、「クラス担任レベルの判断」で食べるのを止めていい。

昼ごはん一食ぐらい、パンなどなくてもいい。ほかにおかずだってあるのです。

生徒はパン1個なくても、飢えて死ぬことはありません。

それが今回は、担任から給食の主任、学校長、給食センターに話が行って、そこで「ハエの付いたところを取って食べるように」指導されて、現場の教室に戻ってきたというから、まずこの対応に呆れます。

この学校「思考停止」状態でござる。

同市のマニュアルには「健康に影響がない場合は食べる」とあったそうです。

そりゃハエだって、そこらの虫だって、パンになっておる状態ならたぶん健康には害がないでしょうけど、これが計100にもなったら、食べるのは中止するのが当たり前田のクラッカー。

「製造工程に衛生上の問題あり」と思うのが世間常識です。

こんなことも、現場の教師レベルで判断できないようなシステムにも問題がある。

もう1点の問題は、もっと深刻だ。

よくもまぁ、ごっちゃりハエの入ったとんでもないパンを作ったもんだね、このパン工場は。

TV番組でどなたかも言っておりましたけど、「こんなパンを売っていたら、その店は潰れます」。

食品に誤って虫が混入することはあるでしょう。だけど、そんなことがあったなら、製造会社はお客に誠心誠意の対応をしないと、客離れを起こしかねません。

今回は、誰も買わないような不潔なパンを製造し、あろうことかそれを子どもたちに平気で食べさせようとした、というから呆れます。

っていうか、ハエの入ったパンを平気で売っておっては、民間企業はあっという間に倒産じゃ。

パン工場の窓には大量のハエが付着しておったそうですけど、ハエが工場内に入ってきたなら、それを駆除してからパンの製造に当たるのが食品を扱う会社の常識ってもんだろう。

小さなハエなら、業務用の掃除機で吸い取ることだって可能だろう。

家庭用の掃除機を何台か持ち寄れば、あっという間でござる。

加えてハエ取り紙だってまだ売っておる。天井から10でも20でも吊るしておけばよい。

こんな作業に半日もかかるかね? 

この程度の衛生管理、瞬く間に終わる。

それを放置したわけで、呆れたパン屋ですなぁ、、、

そんなことで、おぢはダブルでおおいに呆れたのでござる。

まずはこのパン屋、学校に出向いて、全校生徒にお詫びするのが筋ってもんだ。

その上で、閉店するのが正しいね。お客が食べるものにあまりに鈍感、こんな企業体質ではどもこもならん。

北海道苫小牧市で牛肉偽装しておった、なんちゃらいう「食肉加工業者」と似たりゴンベでござる。

困った学校、困ったパン屋だなぁ


「増税」で税収減へ

2013年10月01日 | Weblog

 

午前8時の気温はプラス15度。小雨のぱらつく朝でござる。

おぢはすっかり風邪っ引きでござる。いつものように起床できず、8時前にようやく床を出たのです。

喉が痛いなぁ、、、頭もボーッとしてます。頭がボーッとしているのは、いつものことですけどね…

さて、

きのう円高=ドル安に泣いておったおぢの豪ドル預金ですが、一夜にして再び豪ドル高=円安に。

おかげんさんで、含み損はほぼ解消しております。

基本的に、この先も「ドル高=円安」傾向は続くでしょうから、外貨預金はメリットが大きい。

ただし、きょう発表される消費増税と円安のダブルパンチは、おぢたち高齢者の生活を直撃じゃ。

消費増税の先送りをおぢが散々述べておるのには、元財務官僚の高橋洋一さんと同様、ちゃんと理由がある。

竹下内閣が3%の消費税を初めて導入したのは1989年のこと。バブル崩壊が伴ったこともあり、所得税も法人税も翌年から減少じゃ。

次は97年の橋本内閣、3%から5%への値上げでござる。そこからまたまた税収は減っていく。

結果として、一般会計の税収は90年度の約60兆円をピークに、年々減り続け、2010年度には約41兆円にまで落ち込んでおる。

消費税を導入してからというもの、税収は減りっぱなしなのでござる。

もっとも、この間、インフレからデフレに移行し、その後はデフレスパイラルから抜け出せなかったという事情もあるけどね。

そこで、ようやくデフレを脱却し、インフレ傾向になろうというこのタイミングで消費増税するのはいかがなものかね。

財務省に踊らされ増税を決めた野田のアンポンタン、それに乗っかる安倍総理。

ほくそ笑むのは財務官僚だけらしい。

5%から8%への移行は、相当なインパクトだと思う。

せっかく上向きかけた「景気の腰折れ」が危惧されます。

杞憂に終わってくれるとよいけどねぇ、、、