おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

農協は農家の味方か?

2013年10月18日 | Weblog

 

午前6時の気温は零度。晴れの良い天気でござる。

この秋一番の冷え込みですかね。

いまニャンコにご飯を食べさせてまいりましたけど、ぶるぶる震える寒さでした。

体がまだ、寒さに慣れてませんのです。

ニャンコの方はというと、こんな中、おぢが出てくるのを延々デッキで待っておりました。

でもって、おぢが手をパチパチ叩くと、玄関下にぞろぞろ降りていくのです。

そう、手を叩くと「ご飯ですよ!」の合図なのです。

これが我が家のニャンコ唯一のしつけとなっておる。

池の鯉と似たりゴンベなのじゃ。

「アタマ悪いよなぁ、ニャンコは」。

…というと、ハニーさんに叱られます。

ニャンコは「癒し」なのだそうな。

6匹分のうんちとおしっこを毎日、毎日片付けるおぢには、よくわかりません。

ところで、大規模土石流で大勢の死者を出した大島町。

今朝のニュースで町の人がこう申しておった。

「あの雨の音では避難情報を出していても聞こえなかった」

これは想像ですが、たぶん大島町では役場の屋上なんかにあるスピーカーから「避難してください」とか流すのでしょう。

そのスピーカーの音さえ、聞こえない猛烈な雨だというのだから、そもそも避難情報の提供方法に問題ありってことだ。

ご当地倶知安町でも、役場の屋上にはスピーカーなんかついてますけど、役場周辺ではがけ崩れなどさっぱり考えにくい。

がけ崩れなどあるとすれば、役場から7~8キロも離れておる、我が家周辺でしょう。

ここは、お隣ニセコ町との境界にあるのです。

そんなことで、いざというときに備え、ニセコ町の「ラジオニセコ」に近隣町村も資本参加し、広域で災害情報を提供するかたちがよろしいかと思います。

大島町のような深夜の土砂崩れに、ご当地の役場が対応するってのは到底ムリ。

仮に役場の車がスピーカーで避難を呼びかけたとしても、激しい雨音で聞こえない可能性もある。

そんなことで、緊急時に勝手にスイッチが入って、避難を呼びかけることのできるラジオ、いんでないの?

倶知安町役場、ちょいと検討してほしいですけど…

さて、

今週号の週刊現代、古賀茂明さんの「官々諤々」は「TPPと農協改革」だ。

この中で、無農薬、有機農法で高級トマトをつくる十勝の士幌町のカリスマ農家の話を取り上げておる。

なんでも、農協の融資も受けられず苦労してブランドを築いたそうな。

農協へ卸すトマトはキロ500円だそうだけど、このカリスマ農家のトマトはキロ2500円、他の農家の5倍の値段で卸されるそうな。

こうしたガンバル農家の足を引っ張るのが農協だとか。

おととい、おぢとハニーさんは、お世話になっておる札幌の皆さんにジャガイモをお届けしました。

このジャガイモ、いわゆるハネモノでござる。

値段は「農協に卸す価格」と聞いてますが、そのお値段はここでは書けないほど。

それはそれはお安いのでござる。

中にはお返しってことで、高級ビールや高級魚介が届いたりするのですが、実態は「海老で鯛を釣る」感じでまことに申し訳ないのでござる。

つまり農家は、丹精して育てた農作物を、農協に買い叩かれておるのです。

上記のトマト農家は、販路を自分たちで切り開き、補助金なし、高収益の農業に転換してきた。

その足を引っ張っておるのが農協というわけ。

記事によると、和歌山県にある老舗の醤油醸造家も、希少品種の大豆「秋田大豆」という高級品を求めて、上士幌町の農家と直接契約しようとしたけれど、農協に気を遣う農家は直接取引を断ったのだそうだ。

「農家の上に君臨する」農協、ここを改革することこそ急務なのでしょう。

ガンバル農家が、しっかり儲かるようにしないと、ニッポン農業はいよいよヤバイと思いますです、ハイ!!