おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

トルコに売るような立派なものか?

2013年10月29日 | Weblog

 

午前7時の気温はとうとうマイナス1度でござる。

車の屋根もデッキの上も白く霜が降りておって、外もしっかり寒いです。

なのに6匹のニャンコのうち、4匹が玄関前でご飯を待っておったです。

ふあふあした毛をまとっておるから寒くはないと思うけど、ご苦労なことなのでござる。

もっとも、ご飯を食べたあとは日差しが温かくなるまで、寝床で過ごすのです。

飼い主がいうのもなんですが、幸せなニャンコたちでござる。

ところで、作詞家の岩谷時子さんが亡くなりましたです。

おぢがいまでも車内でかけるザ・ピーナッツの数々の曲は、岩谷さん作詞でござる。

「恋のバカンス」「ウナセラディ東京」「ふりむかないで」…

新聞記事を見るとピンキーとキラーズの「恋の季節」、相良直美さんの「いいじゃないの幸せならば」などなど、心に残る曲ばかり。

あれも、これも、青春の楽しい思い出や、苦い思い出と重なるわけで、とても寂しい気分なのでござる。

秋がズンズン深まるこんな季節に、こういう方が亡くなると寂しさがいっそう募る。

それでも、人生を全うした97歳ゆえ、せん無いことだとも思います。

合掌でござる。

さて、

安倍総理がトルコに外遊だそうな。

原発を売り込む算段だそうだけど、フクシマはさっぱり片付く気配がないというのに、そんなことしていいのかね?

過日も書きましたけど、ヨーロッパの最新型の原発は、メルトダウンに備えて底が二重になっておるそうな。

しかも、二重の底の下にはさらに「コアキャッチャー」が設置され、融けた燃料を受け止めて、プールに運ぶシステムだそうな。

地球の裏側まで溶け落ちる可能性のあるいまのフクシマの原子炉とはまるで違います。

安倍総理は、一体全体ニッポンのどんな原発を売り込むのか。まことに心配なことでござる。

しかも、いま原発にとっての危機は、地震や津波だけではござりません。

全電源を喪失させれば、原発は簡単にメルトダウンするということを、世界中のテロリストが知ってしまったのです。

トルコに売り込む日本製は、飛行機が突っ込んでも安全なように、格納容器が二重になっておるのかね?

数少ない「親日国」に売りつける原発は、どうなんだ? と心配にもなりまする。

心配になるといえば、東京新聞のネット版が伝えておりますが「東電 除染費負担を全面拒否」だそうで、これまたなんじゃらほい?

東京新聞によると「東京電力が、数兆円に上ると想定される福島第一原発事故による放射能汚染の除染費用を全面的に返済しない方針を政府に伝えていることが分かった。

費用は政府が復興予算から立て替え払いし、東電が後に返済することが法律で定められている。しかし、東電は『家や土地に対する損害賠償に加え、除染費用まで払えない』などと主張。このまま返済が滞れば、復興予算に穴があく事態もあり得る。」のだそうな。

そして「東電は政府が四回にわたって請求した除染費用四百三億円のうち六十七億円しか払っていない。」とか。

なんだかなぁ。

やっぱもうムリなんだから、東電はちゃんと「破たん処理」してはどうかね。

株主と銀行には責任を取ってもらって、借金を大幅カット、東電が所有する資産を売却。

そうして国民負担を極力減らしてから、税金投入という、資本主義なら至極当然の対応をするべきと思うけど、現状はわけがわかりません。

「総括原価方式」によって作り出された「合法的な裏金」が、あっちにもこっちにもばら撒かれ、「原発を取り巻く政治」はドンドコ歪んでいく。

まことに危険な原発を、地震が頻発する国で動かすより、お安いアメリカやカナダのシェールガスによる発電や、ロシアからの天然ガスで発電する方が、よっぽどコストも安く安全だと思うけどねぇ。

お安い燃料では、「原子力ムラ」が成り立たないってことか。

困った国だなぁ、、、