午前6時の気温はきのうと同じプラス14度。
つい先ほどから雨が降ってきましたです。
昨夜からの雨が止んだと思っておったのに、残念な3連休なのでござる。
ところで、過日のテレビ番組で観たのですが、「Umami」(旨み)という言葉がすっかりヨーロッパなどで、料理人だけでなく一般人にも浸透してきておって驚いた。
昆布の出汁やカツオ出汁が、ヨーロッパでも認知されてきておるのだ。
と思ったら、今週号の週刊文春、町山智浩の言霊USAによると、「Umami」はアメリカでも使われておるとかで、これまた驚いた。
しかも、アラバマ大学のなんちゃらいう教授が「ウニ牧場」を研究中だそうな。
で、これまた全く知りませんでしたけど、ニッポンで売られておるウニの半分はアメリカ産なのだそうな。
そして、元々ウニを食べる習慣は、日本と韓国、イタリア、スペインぐらいしかなかったそうな。
ところが、いまはアメリカ産ウニの65%が、なんと国内消費だそうな。
ついこの間まで、「生魚を食う野蛮人」みたいにニッポン人を見ておったのに寿司は食うわ、ウニは食うわのアメリカ人、なんじゃらほい?
現在では「生で良し、焼いても、蒸しても、パスタに混ぜても、トーストに塗っても旨いウニは『海のフォアグラ』と呼ばれ、スーパーにも並ぶようになった」のだそうな。
ひぇぇぇ~、これじゃぁこの先、米国産ウニなんか、入ってこないんじゃないかと思ったりも。
ってことは北海道産の値段が上がるってことでござる。
いよいよヤバイです。
そういえば、ウニの産地として知られる積丹半島の周辺でさえ、バフンウニはすっかり高級品でござる。
昔はあまり好まれなかった「ノナ」と呼ばれるムラサキウニばっかが、ウニの主流でござる。
お安い寿司屋ではなかなかバフンウニなんか食べられません。っていうか回転寿司はアメリカ産なのでしょうね。
もう20年以上前のことで、以前も書きましたけど、礼文島で食べたウニの中割り丼(ウニが表面と真ん中にある二段重ね)は忘れられません。
どんぶりのご飯と混ぜてると、全体が黄色い卵かけご飯みたいになった記憶がありまする。
採れたてのウニ中割り丼はもちろんバフンウニでした。
アメリカ人も食いだして、ウニはこの先ヤバいことになるんでないの?
あいつらに美味いもんなんか、教えてはいけませんってば!!