おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ウニまで喰いだしたアメリカ人

2013年10月12日 | Weblog

 

午前6時の気温はきのうと同じプラス14度。

つい先ほどから雨が降ってきましたです。

昨夜からの雨が止んだと思っておったのに、残念な3連休なのでござる。

ところで、過日のテレビ番組で観たのですが、「Umami」(旨み)という言葉がすっかりヨーロッパなどで、料理人だけでなく一般人にも浸透してきておって驚いた。

昆布の出汁やカツオ出汁が、ヨーロッパでも認知されてきておるのだ。

と思ったら、今週号の週刊文春、町山智浩の言霊USAによると、「Umami」はアメリカでも使われておるとかで、これまた驚いた。

しかも、アラバマ大学のなんちゃらいう教授が「ウニ牧場」を研究中だそうな。

で、これまた全く知りませんでしたけど、ニッポンで売られておるウニの半分はアメリカ産なのだそうな。

そして、元々ウニを食べる習慣は、日本と韓国、イタリア、スペインぐらいしかなかったそうな。

ところが、いまはアメリカ産ウニの65%が、なんと国内消費だそうな。

ついこの間まで、「生魚を食う野蛮人」みたいにニッポン人を見ておったのに寿司は食うわ、ウニは食うわのアメリカ人、なんじゃらほい?

現在では「生で良し、焼いても、蒸しても、パスタに混ぜても、トーストに塗っても旨いウニは『海のフォアグラ』と呼ばれ、スーパーにも並ぶようになった」のだそうな。

ひぇぇぇ~、これじゃぁこの先、米国産ウニなんか、入ってこないんじゃないかと思ったりも。

ってことは北海道産の値段が上がるってことでござる。

いよいよヤバイです。

そういえば、ウニの産地として知られる積丹半島の周辺でさえ、バフンウニはすっかり高級品でござる。

昔はあまり好まれなかった「ノナ」と呼ばれるムラサキウニばっかが、ウニの主流でござる。

お安い寿司屋ではなかなかバフンウニなんか食べられません。っていうか回転寿司はアメリカ産なのでしょうね。

もう20年以上前のことで、以前も書きましたけど、礼文島で食べたウニの中割り丼(ウニが表面と真ん中にある二段重ね)は忘れられません。

どんぶりのご飯と混ぜてると、全体が黄色い卵かけご飯みたいになった記憶がありまする。

採れたてのウニ中割り丼はもちろんバフンウニでした。

アメリカ人も食いだして、ウニはこの先ヤバいことになるんでないの?

あいつらに美味いもんなんか、教えてはいけませんってば!!