おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ハエ混入で見えること

2013年10月02日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス15度。

気象庁の予報によると、10月前半は気温も高く、日照時間も比較的長いのだとか。

ようはこの10月、ポカポカ陽気となりそうな気配なのでござる。

ところで、岐阜県可児市の学校給食でクロワッサン100個にハエが混入した問題でござる。

2点でおおいに呆れましたです。

ひとつは、学校の対応でござる。

クラスの中で、パン一つにハエが入っておった程度なら、先生が子供のものと取り換えてあげれば、とりあえず、よいでしょう。

これが、クラスで3つも4つものパンなら、担任教師は「食べるのを止めなさい」というべきでしょう。

こんなもん、「クラス担任レベルの判断」で食べるのを止めていい。

昼ごはん一食ぐらい、パンなどなくてもいい。ほかにおかずだってあるのです。

生徒はパン1個なくても、飢えて死ぬことはありません。

それが今回は、担任から給食の主任、学校長、給食センターに話が行って、そこで「ハエの付いたところを取って食べるように」指導されて、現場の教室に戻ってきたというから、まずこの対応に呆れます。

この学校「思考停止」状態でござる。

同市のマニュアルには「健康に影響がない場合は食べる」とあったそうです。

そりゃハエだって、そこらの虫だって、パンになっておる状態ならたぶん健康には害がないでしょうけど、これが計100にもなったら、食べるのは中止するのが当たり前田のクラッカー。

「製造工程に衛生上の問題あり」と思うのが世間常識です。

こんなことも、現場の教師レベルで判断できないようなシステムにも問題がある。

もう1点の問題は、もっと深刻だ。

よくもまぁ、ごっちゃりハエの入ったとんでもないパンを作ったもんだね、このパン工場は。

TV番組でどなたかも言っておりましたけど、「こんなパンを売っていたら、その店は潰れます」。

食品に誤って虫が混入することはあるでしょう。だけど、そんなことがあったなら、製造会社はお客に誠心誠意の対応をしないと、客離れを起こしかねません。

今回は、誰も買わないような不潔なパンを製造し、あろうことかそれを子どもたちに平気で食べさせようとした、というから呆れます。

っていうか、ハエの入ったパンを平気で売っておっては、民間企業はあっという間に倒産じゃ。

パン工場の窓には大量のハエが付着しておったそうですけど、ハエが工場内に入ってきたなら、それを駆除してからパンの製造に当たるのが食品を扱う会社の常識ってもんだろう。

小さなハエなら、業務用の掃除機で吸い取ることだって可能だろう。

家庭用の掃除機を何台か持ち寄れば、あっという間でござる。

加えてハエ取り紙だってまだ売っておる。天井から10でも20でも吊るしておけばよい。

こんな作業に半日もかかるかね? 

この程度の衛生管理、瞬く間に終わる。

それを放置したわけで、呆れたパン屋ですなぁ、、、

そんなことで、おぢはダブルでおおいに呆れたのでござる。

まずはこのパン屋、学校に出向いて、全校生徒にお詫びするのが筋ってもんだ。

その上で、閉店するのが正しいね。お客が食べるものにあまりに鈍感、こんな企業体質ではどもこもならん。

北海道苫小牧市で牛肉偽装しておった、なんちゃらいう「食肉加工業者」と似たりゴンベでござる。

困った学校、困ったパン屋だなぁ