おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

消費増税で見えること

2013年10月03日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス12度。文字通りの秋晴れではありますが、雲が猛スピードで流れておりまする。

風も強く、色づいた枯葉がはらはらと落ちて、なんだか寂しいです。

先日引いた風邪はまだ少し残っておって、体調も今一つでござる。

さて、消費増税でござる。

今週号の週刊現代「キャリア官僚匿名座談会」読みました?

読んでない方のために座談会の一部を以下に転載いたします。

呆れるぞぉ!!

「国交 うん、消費税に関しては財務省の『洗脳』が大成功したね。国民を洗脳する前に、まずは大新聞とテレビを洗脳して。

財務 元事務次官の丹後(泰健)さんが2010年に読売新聞の監査役に天下ったのが大きかったな。ナベツネ(渡邊恒雄会長)さえ洗脳すれば、あそこはそれこそ役所みたいな組織だから、社内の隅々まで『消費税賛成』が簡単に浸透した。」

いやはや、新聞も舐められたものでござる。っていうか、調子こいてトラの尾を踏んだか?

いずれにせよ、新聞、テレビというマスコミさえなんとかすれば、「国民なんてちょろいもん」と官僚さまは申しておるわけだ。

本来、国民のために働くべきはずの官僚、なにを考えておるのか、まことに腹立たしい。

ついでながら、東大経済学部卒で元キャリア官僚にしてオタクでもある森永卓郎さんは、今回の消費増税についてこう書いておる。

「私は来年4月から日本経済が失速し、マイナス成長になる可能性が極めて高いと考えています。そして、“アベノミクス一巻の終わり”になるでしょう。」

強烈な左のストレート、ありゃりゃなことでござる。

今回の増税で、安倍総理は経済対策を表明しておりますが、その中身が酷いと森永さんは批判しておる。

曰く「5兆円規模の経済対策を明言していますが、中身がめちゃくちゃです。短期の補正予算を組むと財務省がきちんと査定できないため、いつもシロアリが集まるみたいに分捕り合戦になり、意味のない公共事業が増えます。それでは、そのもの自体にしか効果がなく、周囲に経済効果は生まれません。」だそうな。

さらに、「為替相場は、短期的には投機で決まりますが、中期的には資金供給の比率で決まります。日本は今でさえ、2012年末から2014年末までで資金供給量を約2倍に増やそうとしているにもかかわらず、日銀はさらにそれを上回るペースで円を増やすと言っているのです。」

ということで、おぢと同じ様に、さらなる円安に向かうとみておる。

そんなことで、森永さんは「米国債」がお勧めだとしております。

おぢはというと、アメリカという国をまるきり信用しておりませんので、豪ドルまたはカナダドルの「資源国通貨」がよろしいかと思います。

それはそれとして、目先ニッポン株も連日暴落じゃ。

アベノミクス、森永さんご指摘の通り、さっぱりでござる。

2020年に東京五輪があるのは、ニッポン経済にとっては大変よろしいことだと思いますけど、なんだか雲行きが怪しいことになるのではないかと危惧しておりますけど、どうよこの先???