心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

心の発酵菌

2009年04月14日 | 雑感・愚見

神戸・花時計にて

まだ、寒さが残る2月初めの頃に神戸・花時計に行って来た時の写真です。
カウンセリング・ルームの名称を花時計とする限りは、
一度位は訪問しておいた方が好いかなと思っていた所に、
高校以来の友人が来てくれたので、
愚図る友人を強引に誘い訪問してきました。

この時、花時計の在る場所を、確かJR三ノ宮に在ったはずで、
分からなければ、人に聞けば良いかなという感じで出発し、
JR三ノ宮駅に到着。

改札を出て、何となくこの方向ぐらいではないかと、
全てそんな調子で私が勝手にスタスタとと歩くものですから、
友人はさぞかし不安だったと思いますが、結果はドンピシャで花時計に。

私は、昔から方向感覚は良い方ではないのですが、
この時ばかりは、俺ってスゲェ!と
気分は、トップ・オブ・ザ・ワールド。

私が花時計を訪問したのは、過去に一度だけ、
幼稚園児の頃か小学生低学年の頃に、
両親に連れられいった有馬温泉へのミニ旅行の道中に立ち寄っただけです。
左手は父親の手と、右手は母親と手をつなぎ、
3人で、花時計の正面に立ち眺めていました。

花時計を前に立った時、そんな昔の記憶が思い出され、
子供の頃と同じ位置であろう花時計の正面に立ち、その頃の感懐にふけり、
いつしか子供の頃の自分に心の中で話しかけていました。
もちろん、何を話しかけたのかは秘密なのですが、
そのような記憶は、今の今まで思い出した事は全くなく、
花時計が、昔の記憶を浮き上がらせる触発剤になったようです。

今、振り返ればその当時の私は楽しさよりも、
右も左も分からない場所にいて、不安感の方が強かったという記憶があります。
しかし、数十年分の流れた時間がその記憶を熟成させ、
いつしか、楽しく素敵な思い出へと変えてくれました。

そこで、ひと言。
好いと思える出来事も、そうではないと思える出来事も、
記憶整理カプセルに、あれはこうであると決めて押し込めずに、
そのまま、ありのままに心の中に漂わせておけば、
時が流れていくと共に、全ての思い出を熟成し
良いものへと変えてくれる発酵菌を、全ての人が心の中に持っている。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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