心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

痛み

2010年07月19日 | 心理カウンセリング





心因性の痛みは頭痛だけに限らず、

身体の他の部分、肩、腰、膝、お腹等でも起きることがあります。



本来は、身体に炎症や損傷が起きていることを、

痛みは知らせてくれるものなのですが、

先の心因性の頭痛のように、

個人のストレスの許容範囲を超えるまでになると

身体の痛み、不快感となって現れることがあります。



それ以外に、身体の健康への過度な心配、

身体を損傷するに至った出来事に対しての強い後悔や恐れ、

特定の人、場所に対する嫌悪感や不安や恐れ等々、

原因は様々です。



それらの解消法は、原因によって違ってきますが、

医療機関での検査で身体の疾患が発見されないのに、

痛みや不快感が消えることなく長く続いているような場合には、

心因性の痛みである可能性について考える必要があります。



それらの痛みや不快感に対しては、

催眠でのアプローチが非常に有効であると考えています。

痛みや不快感は、コントロールが出来ない神経の働きで、

不随神経への働きかけは、催眠の最も得意とする所です。



もちろん、心因性の痛みや不快感については

シンプルにその痛みや不快感にアプローチすることもありますが、

大抵は、前回のブログに紹介したように、

その原因について解明し、それを解決する取り組みを行います。



しかし、心因性ではない場合には、

その痛みや不快感に直接アプローチしても解消、軽減が可能です。



以前、多汗症でカウンセリングを行っていた方が、

2度目の施療の時に、何やら歩き方がおかしかったので尋ねてみると、

ギックリ腰をやってしまったとのこと。



痛みが酷そうでしたので、多汗症について行う前に、

その痛みを解消してしまいましょうと提案をし、

催眠でその痛みを解消しました。



結果、その日の帰りはもちろんのこと、

それ以降、痛みを感じることなく楽に過ごせたようです。



人間には、こんなすごい力も持っていると言うことですね。



欧米では、もっと凄いようで、

麻酔が効かない人や、

外科手術の時の麻酔の量が少なければ少ないほど、

術後の経過が良いとのことで、

外科手術の時に麻酔の量を減らし、

その代わりに催眠を使用することが試されているようです。



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